振り返る2013。
今日は振り返ります。
まだ天皇杯があるけど、
シーズンのことを。
長くなるかもねー。(笑)
今年はセレッソ4年目。
タイトルを取れるようなチームにしたい。
それが2010年に僕を呼んでくれた、
梶野さんとの共通の認識でした。
岡野社長ともクラブのことをたくさん話し合い、いろいろな体制が整った今年は、何かタイトルを取れる予感があった。
レヴィーが帰ってきて、
サテライトで鍛えられたホタルやタカ、マル、康太、シャケが力をつけ。
曜一郎が精神的に成長し、
拓実が入ってきた。
優勝経験豊富なイバも来た。
モニも健在。
特にイバとはガンバの同期で、
お互い離れてもいつもいろいろ話し合ってきた。
今でもサッカーの話を始めたら、
朝になっちゃうくらい白熱する。
全ての意見が同じじゃないけど、
切磋琢磨し合える親友。
セレッソでの唯一の心残りは、
健勇を更に成長させれなかったこと。
あいつのポテンシャルはハンパないし、
将来的には代表のレギュラーになれる選手。
そんな選手達に囲まれて、
幸せな時間やったけど、
俺は選手。
やっぱり試合に出ないといけない。
試合に出て、自分の存在を証明しないといけない。
ベンチ外が続き、
自分がサッカー選手なのかもわからない日が続いたし、そんな時でもチームのことを考える自分がいて、
選手としてこれでいいのかという葛藤の日々が続いた。
セレッソでタイトルを取るために来たのに、このまま途中で抜けていいのか、チームより自分のエゴを取ってもいいのかを考えた。
昔なら自分のことしか考えてなかったやろうけど、俺も少し大人になったからね。(笑)
シーズン途中で、
ある海外の話があり、
それに魅力を感じた。
昔から海外でサッカーをするのが夢やったし、もちろんヨーロッパが一番やけど、今の自分の年齢や状況を考えたら、
その話は現実的やし、魅力的に映った。
日本では、セレッソ以外は考えられなかったから。
ただ、海外。
順調に話が進まない中、
試合に出れない日々が続いた。
普通の練習の日はいいけど、
試合の前日から、メンバー外になると、
メンバーとは離れての練習になる。
グレや大地やタケルと。
もちろん楽しかったし、
若手の成長も感じた。
ただ、このままではいけないという気持ちしかなくなってしまった。
そんな時、
鳥栖から話が来た。
どんなチームか、
誰がいるのか、
あまり情報はなかったけど、
直ぐに行こうという気持ちになった。
残ってセレッソのタイトルの為にという気持ちもあったけど、
選手として、行かないと終わってしまうと感じた。
いかなければならないって。
それから直ぐに代理人に伝え、
移籍が成立した。
梶野さんは本当に感謝してくれ、
泣いて抱き合ってお別れをした。
最後のマンチェスターユナイテッド戦。
無理を聞いてくれた、
全てのみなさんに感謝の気持ちを込め、
挨拶をした。
YouTubeに出てるみたい。(笑)
鳥栖移籍が決まり、
鳥栖ファンから熱烈な歓迎を受けた。
ブログから来るメッセージはポジティブなものだらけで、
残留争いをしているチームの力になって欲しいというものが多かった。
そのミッションをクリアする為に、
全身全霊をかけて戦うと心に決めた。
初めてのシーズン途中の移籍。
やっぱりなかなか簡単じゃなかった。
住む場所、食べるもの、人。
慣れたプライベートを離れ、
全く新しい環境に慣れるのは、
やっぱり3ヶ月以上かかるね。
サッカーにしても、
選手、監督、トレーニング、メディカルが変わるのは簡単じゃない。
でも、残留という目標があったので、
何も考えずに走れた。
関西に10年以上いて、
今の生活には正直物足りなさを感じることもあるけど、関西にはなかった安らぎを感じることもある。
とにかく人が優しい。
それには心癒される。
サッカーにしても、
経験は不足してるけど、
みんな真面目で、
自分もフレッシュな気持ちになる。
クラブもこれからで、
無限の可能性を感じる。
ただ、まだまだ足りないところも多い。
このまま地方のクラブで終わるならそれでいいけど、
優勝やACLに行けるようなクラブになるポテンシャルはあると思う。
鳥栖のホームで初出場した、
8月17日。
素晴らしい雰囲気で、
大歓声に迎えられた。
ホンマに感動した。
結局、Jリーグではゴール出来なかったし、怪我もした。
モチベーションと理想を高く持って鳥栖に来たけど、全てを叶えることは出来なかった。
残留という最低限の仕事はしたけど、
個人的には…やったね。
個人。
来年はそこを重要視したい。
こうやって振り返って思ったけど、
チームや後輩のことを考え過ぎてる。(笑)
引退した選手じゃないんやから!
来年は強い身体を先ずは作りたい。
今の自分に、
若かった頃みたいに、
自分のことだけ考えろっていうのは正直難しいと思う。
それだけいろいろな所が成長してるから。
ただ、個人のウェイトをもっと大きくしよう。
じゃないと身体も心も引退の方に追い込まれてしまう。(笑)
先ずは天皇杯。
決勝ゴールのイメージはある。
足もだいぶん良くなってきた。
本当にいろいろな事があった一年やったけど、振り返って書くと、いろいろ勉強出来たし、成長出来た一年やった。
ちょっと長くなったけど、
これがリアルに感じたこと。
なかなかシーズン中には書けないリアルな気持ち。
やっぱり選手なら、
タキシード着て、
Jリーグアウォーズの舞台に立ちたい!
選手としてどう成長出来るか。
それを考えまた歩んでいきたい。
我ながら深く楽しいサッカー人生を送ってるわ!(笑)
これからの天皇杯、
来シーズンが楽しみやわ!
banbanban!