はじまりはあっ、ハーデイズナイト その1
昔、確か小学校2年か3年位の子供の頃に見たビートルズの映像で、
一番不思議と記憶に残っていて、その曲が好きだったのがハーデイズナイト。
わりと短い曲でノリが良くて解りやすい感じだから子供なりに、デタラメ英語で
「粋に歯~でてぇ~ナイ」
とか歌ったり、ギターのあの有名なリフまで歌ったりして好きだったなぁ。
まあ所謂ビートルズを聞くという洒落た感覚ではなく、
はじめ人間ギャートルズや天才バカボンの
最初のテーマソングを歌うのとかと同じ感覚で単に騒いでいたに違いない。
まぁ小学生だからレットイットビーや音楽の教科書に載っていて授業でも歌った
イエスタディの良さなどは全くわかるはずもなく、
その辺りの楽曲の良さを知ったのは大学に入る頃だったような気がします。
でその子供当時、まぁビートルズはとっくに解散していた訳で、
1978年頃というと国内では、探偵物語や太陽にほえろ、などが流行っていて、
スーツを着た男が出てるTVをよく見ていたので、
子供なりにスーツを着た大人を格好良く思っていたようだ。
しかし色々比べてみても当時の僕はハーデイズナイトのビートルズと
そのスーツは格段にカッコイイ気がしていた。
何か少し違うとゆう感覚、その何かはすぐには分からなかったが、
その疑問は記憶の中にいつも存在した。
今は既に廃業しているのですが、うちの母親はその頃、
オーダーメイドブティックを大阪の茨木市で開業していたので、
「ビートルズのおいちゃんみたいなスーツを作ってさ、
人気な有名人に着てもらったら凄いいいんじゃない?」
とか、子供なりに母親を困らせるようなことを言ってたらしい。
家には通いや住み込みの職人さんが何人も居たので、色々聞いてみても、、
外人さんは体型が良いから…ビートルズは世界一のバンドだから…
みたいに皆に聞いても子供な僕にもピンとくる答えは返って来なかった。
その2へつづく