LIRIONET  »  BLOG  »  河原 真 OFFICIAL BLOG [Simplicity & Fortitude]

ロッカトレンチの対バン企画、Active Rock Vol.1にも出演してくれた

THEラブ人間

が今日遂にメジャーデビューしました。

他でも書いたことあるんですけど、僕と彼らのエピソードを紹介します。

2〜3年ほど前だったかな。僕の高校の後輩で、当時下北沢のライブハウスCAVE-BEのスタッフだった男、ツネ。東京でよく一緒に飲んだり、自分の結婚式で二次会の受付やら何やら沢山手伝ってくれたり、頼りになるかわいい後輩。
そのツネからの一本の電話。

「前のバンド辞めて、最近新しいバンド始めました。でもベースがおらんのんですよ。誰か紹介してもらえませんか。」

「あ、オッケー、わかったわかった。」

と、どんなジャンルでどんな編成なのかも聞かず、テキトーに返事をして電話を切って、「誰かおるかな〜」と考えてみた結果、とりあえず一人、紹介してみることにした。

その頃僕はエレクトリックベースを個人レッスンで教えていた。そのときの生徒で当時まだ高校を卒業したばかりの女の子。名前は"おかもとえみ"。

高校入学してすぐあたりから卒業まで3年くらい、実技や理論を教えた。自分より歳がちょうど10コ下で、なぜか当時はその歳の生徒が男も女も沢山いた。彼女は、その中でも明らかに他の子とは違っていた。なんというか、輝きを持っていた。言葉ではうまく説明できないけど。よく努力もしていたし、会う度に上達していた。理論なども貪欲に学んでいたし、おまけに歌も抜群にうまく、その歌声には独特の個性があり、人をひきつけるものがあった。

始めて彼女のステージを観たのは4年前。彼女が高校2年生のときの学園祭だった。ベースボーカルをやっていたのだけど、それを見たときは純粋に感動したのを覚えている。まだ荒削りだったけど、とてつもない輝きを放っていた。

そういえば「下北沢でライブやるのが目標」とか言ってたなと思い、そんなこんなでツネに紹介することにした。

彼女には「つまんなかったり、自分に合わないと思ったら、遠慮なく断っていいから」と伝え、あとは本人たちに任せることにした。

んで、気付いたら下北沢を中心にどんどん動員を伸ばし、あっという間に"話題のバンド"みたいになっていた。

今年の5月に対バンしたときはもう既に素晴らしいバンドになっていた。めちゃくちゃ驚いた。

聞いてみりゃ「8月にメジャーデビューします」だって。

嬉しいやら心配やらいろんな感情で、僕なんて昨晩からもうウルウルなのです。

とりあえずそんなわけで、僕にとっては、後輩と教え子がダブルで所属している、ウルトラスーパーひいきなバンドなわけです。ボーカルの金田くんを始め、他のメンバーも個性的でナイスガイたちです。これからの活躍を心から期待しています。そして応援します。

本当におめでとう！

頑張れー！頑張れー！

THEラブ人間

「これはもう青春じゃないか」

本日発売です。皆さん是非チェックしてみて下さい。

また絶対、対バンしよーぜ！

おれらも負けてられないな。

って負けるかーい！

ではまた

SHIN

同じリリオブロガーの播戸竜二選手、ハットトリックおめでとうございます！

試合終盤からの出場で、わずか10分の間に3得点！

スゴすぎます！

歳は僕より1コ上、サッカー界ではベテランの域かも知れません。本当に勇気をもらいました

また応援いこ。

おれも負けじと頑張るどー！

SHIN

8月13日、ロッカトレンチ久々の広島ライブは、maegashiraのラストライブ3DAYSの2日目のオープニングアクト。

対バンはTHE JET BILLYとBACK LASH。

maegashiraのメンバーも含めてほぼ全員僕と同級生。

チケットは完売で、会場のCAVE-BEは超満員。

かつて、広島バンドシーンを牽引してきた男たちの久々の共演に相応しい緊張感が漂っていた。

そして楽屋は完全に同窓会。会場も満員なら楽屋も満員。みんなでモニターでフロアの様子を見ながら、踊りだすやつもいて大変な盛り上がり。

本当に楽しい夜だった。

広島の自分らより若いバンドマン、音楽大好きな広島のお客さんに対して、「これからも広島を盛り上げてほしい！」という気持ちを込めて演奏した。

翌日の広島クアトロ公演を最後に解散してしまったmaegashira。メンバーの今後の活動、人生を応援していきたい。

広島バンドシーンも世代交代の時期なのかも知れない。

自分らより若い世代の広島のバンドも、同世代で頑張っている広島のバンドも、これからさらなる活躍をしてほしい！

そしてまた是非ロッカトレンチを対バンに呼んで下さい。

広島バンド万歳！

おつかれさまでした！

また11月18日、広島クアトロで会いましょう！

SHIN

今年もヒロシマ原爆の日を迎えた。

多くの消えてしまった命を悼み、平和な日本を作ってくれた先人たちに感謝をしたい。

今年は特別な思いで、この日を迎えた。

3月におきた東日本大震災、そして大規模な原発事故。

66年前に広島と長崎に原子爆弾が投下されときと同じように大量の放射能が(量がどれくらい違うのかはわからないが)この国の土地や空気を蝕んだ。

当時、広島では｢今後百年この地には草木すら生えない｣とまで言われたらしい。

それでも広島は、長崎は、日本は復活し、僕らが生まれた頃には放射能の心配など微塵もない世の中になっていた。

地震や津波で、壊滅してしまった沢山の街、亡くなってしまった人、家族や恋人や友達を失ってしまった人、原発事故による放射能漏れで汚染されてしまった土や海や植物。あの頃と同じようにまた日本はどん底にたたき落とされてしまった。

被災した地域が一日でも早く復興することを願うばかりだ。そのために僕も、今まで以上にもっと動いていきたい。広島人として、日本人として。

豊かで幸せな日本を取り戻そう。そして、世界中の人々が殺し合いなんかしなくなることを本気で願い、動く。

音楽には大きな力がある。素敵な音楽を聴いてるとき、演奏しているときは人を殺したいとか思うはずがないと本気で信じているし、たとえ微力でも自分の音楽で、演奏で世界を平和に近付ける。

最後に、一日でも早い原発事故の収束と、被災地の復興を願い、今年の僕の8月6日の言葉とします。

以上、広島原爆の日によせて。

2011年8月6日
ROCK'A'TRENCH 河原真