河原 真 OFFICIAL BLOG [Simplicity & Fortitude]

Shin Kawahara [musician]

Bassist
Birthday : 1981/4/1
Hometown : Hiroshima Japan
2011年11月

2011/11/30

17番目の街へ

京都→神戸→仙台→盛岡→金沢→新潟→鹿児島→熊本→徳島→松山→岡山→札幌→広島→福岡→東京→名古屋


2ndアルバム「Bohemia」のリリースツアー、その名も「ボヘミアニズム」


2ヶ月かけて、16ヶ所でライヴを繰り広げてきました。そして、17ヶ所目の街は”大阪”


各地に思い出が沢山あります。


そして、ミュージシャンとして、バンドマンとして、ベーシストとして、人間として、大きく自分を成長させてくれた旅でした。


自分の中でも、これまでで一番長いツアーです。しかも全てワンマン。


先輩アーティストや、後輩のバンドたちも、これより全然長くてハードなツアーをやってる人たちは沢山いて、自分ももっと体力つけなきゃいかんなと思う今日この頃です。


そんなわけで、明日はついに大阪へ向け出発。本当にワクワクします。


2日のツアーファイナルと、3日のスペシャルライヴ。今日もみっちりリハーサルやってきました。


5人そろってスタジオで音を出すことはもうしばらくないわけだけど、そんなことはいつの間にか忘れていました。


ただ純粋に音を出して、演奏をして、いいパフォーマンスをするために話し合って、打ち合わせして。


中学生の頃に音楽をはじめてからずっと、何度も何度も繰り返していること。そしてそれをライヴで披露する。こんなに楽しいことは他にありません。”楽しいばかりじゃないから楽しい” これに尽きます。

何が言いたいのかよくわからなくなってきました。

17ヶ所目の街、大阪。

明日向かいます。


関西のみなさんはもちろん、他の地域から来られる方も、最高の2日間にしましょう。


どうやら、遠くから一人で来てくれる人も沢山いるみたいで。どうか気を付けて。


そして、来れない方も気持ちは大阪”なんばHatch”へ是非。


それでは。


SHIN


2011/11/28

あれから数日

こんにちは。こないだの発表から6日が経ちました。その間に、25日に東京、昨日は名古屋でライヴがありました。どちらのライヴでもみなさんが温かく迎えてくれて本当に感激しました。ありがとうございます。体に何かが乗り移ったかのようなエネルギーを自分に感じました。不思議な感じでした。


活動休止をオフィシャルサイトで発表したのが11月22日、休止前の最後のライヴが12月3日。いくらなんでも急すぎますよね。受け入れてもらうことなんてそう出来ないと思います。僕らメンバーにしてみれば、前回のブログにも書いたようにツアー前からの2ヶ月間、何度も話し合いを重ね、全員でも個々でも考えに考え抜いてきたわけだから、いくら辛いとはいえ少しずつ受け入れていくことは出来ましたが、ファンの皆さんにとってはいきなり全ての結果をある日突然、一方的に知らされたわけですからね。しかも発表から実際に休止するまでの期間は10日あまり、さらにはアルバムのリリースツアーの真っ只中。受け入れてくれというのがまず無理な話ですよね。


自分たちのしている事がいかに身勝手で残酷なことか、痛いほど感じます。


昨日の名古屋ライヴのMCでも言いましたが、僕は広島カープのファンで、いつもチームや選手たちを応援することで、パワーをもらっていて、応援すること自体が生き甲斐みたいなところがあります。だから、多少の違いはあるにせよ、「ファン心理」というものが少しはわかるつもりです。例えば「今シーズンいっぱいでカープはもう試合をしません」とか「カープは広島を離れます」とか「他の球団に吸収合併されます」とか、ある日突然いきなり聞かされた日には怒り狂うだろうし、まず信じたり受け入れたりなんか絶対できないし、残念で悲しくて言葉を失うと思います。今、ロッカトレンチのファンの皆さんがそれに近い状態なんだと思うとめちゃくちゃ胸が痛みます。


それでも、このブログにもTwitterにもmixiにも沢山のコメントやメッセージを下さって本当にありがとうございました。メンバーが決めたことだからと一生懸命受け入れてくれようとしてくれているのが伝わってくるし、自分や他メンバーの今後の活動も応援すると言ってくれて本当に何て言っていいかわからないくらい感謝の気持ちでいっぱいです。

もちろん、理解できない人や、ロッカトレンチが5人で活動を続けること以外には興味を持てない人もいると思います。もしかしたらそっちの方が自然なのかも知れません。


「ありがとう」と「ごめんなさい」が頭の中で何度も何度も繰り返されます。


こうなってしまった以上、もう後戻りできる状態ではないし、残りのライヴを最高のものにすることと”その後”のひとりになってからの音楽活動で今まで以上に活躍すること、もうこれしか道はありません。


”その後”のことも今じっくりと構想を練っています。実際に、めちゃくちゃワクワクするようなこともあるし、それに向け少しずつ動き始めています。ここで歩みを止めるわけにいかないし、止めるつもりもありません。

そして、12月2日のツアーファイナル、3日の追加公演、どちらも絶対いいステージになります。というかします。


ROCK'A'TRENCHの集大成、そして5人の新たな門出。


来れる方はもちろん、来れない方にも、僕らが発信する何か、エネルギーなのかメッセージなのかうまく言葉にできないけど、その何かを感じて受け取ってもらえるよう、5人の魂のサウンド、パフォーマンスをお届けしたいと思います。


それでは今日はこの辺で


河原真

(今日も思ってるままをそのまま文章にしました。読みにくいところ、意味がわからないところ、共感できないところ、いろいろあるかも知れません。)


2011/11/23

みなさんへ

ROCK'A'TRENCHのオフィシャルサイトで発表があった通り、僕らROCK'A'TRENCHは12月3日の大阪なんばHatchのライヴの終了と同時に無期限で活動を休止することになりました。


アルバムリリースツアーの最中に、ファンの皆さんはじめ、いろんな方が、このタイミングでの発表に驚き混乱してしまっていることと思います。そして僕自身もまだ心の整理が全くついていません。ファンの皆さんと同じように悲しくて寂しくて悔しくて頭がおかしくなりそうです。


ツアーの前から、そしてツアー中も、メンバー全員でも、個々と一対一でも何度も話し合いました。ホテルの部屋でも一人で何度も涙を流しました。そのたびに「もう後戻りはできない。前を向くしかない」と何度も自分に強く言い聞かせてきました。


今はまだツアーの真っ只中。込み上げてくる思いが溢れ出しそうな状態なのですが、今はこのツアーを大成功させること、自分の魂の音を鳴らして、最高の音楽、ショーを皆さんに届けることに集中したいと思っています。悲しさや寂しさなんかには絶対に負けたくない。

ツアーが全て終わって、皆さんにまた、自分の思いをこのブログで必ず届けます。

だから、残り4本のライヴ、観に来られる方は全力で思いっきり楽しんで下さい。泣いちゃう人もいるだろうし、おれだってもしかしたら泣いてしまうかも知れないけど、他の会場でやってきたように全ての想いをこの両手に集めます。観にくることが出来ない方も是非パワーを送って下さい。もちろんおれも、来れない人にも絶対届くように演奏することを約束します。


とにかく一秒でも早くステージに立ちたい。みんなに早く会いたい。本当はひとりひとりに会って直接「ありがとう」と「ごめんなさい」を言いたいくらい。


それから、自分自身の今後のことに触れておきます。僕は一人のベーシストとして再出発しようと思います。アーティストのサポートでのライヴだったりレコーディングだったり、ミュージシャン同士のセッションライヴに呼ばれたり、それを自分で企画したり、それから自分がメンバーとして活動するバンドもまたいい出会いがあれば是非やりたいと思っています。ロックもポップスもジャズもクラシックもソウルもファンクもレゲエもスカも…何でも来いや!という感じです。エレクトリックベースとウッドベース(コントラバス)を武器に日本全国で、できたら海外でも活躍したいと思ってます。新しい夢への挑戦が始まります。


次の動きを早く、みなさんに見せたい。ここで立ち止まるわけにはいかない。広島魂とロッカ魂を胸に、絶対にもっともっと活躍して見せます。だから、もしよかったら応援して下さい。


できたら、ツアーが終わっても年内に最低でも一回はステージに立ちたい。そうすることで、僕もファンのみなさんも来年に繋がる何かがあるのではと思います。何か決まれば、このブログやツイッターなどで、必ずお知らせしますね!


そしてまたいつの日か、ROCK'A'TRENCHが今と同じように5人でステージに立てる日が来たら、そのときは今よりももっともっと大きくなったROCK'A'TRENCHになっていられるよう、自分を磨き、他のメンバーのことも全力で応援します。


そして、ファンの皆さん、今までと同じように僕は皆さんの人生を応援します。これまでと同じように"大の仲良し"でいてもらえたら本当に嬉しいです。

こんな勝手なマネをしているくせにムシがよすぎるのはわかっています。「こんな僕らを許して下さい」なんて言える立場じゃありません。だからせめて、精一杯の真心と誠意を皆さんに届けていきたい。


本当にありがとうございました。そして、本当にごめんなさい。


また心の整理がついたら、ゆっくりと語りたいと思います。まとまらない文を最後まで読んでくれてありがとうございます。

今日のところはこれで失礼させて下さい。


(いつもそうしてますが、ブログ、mixi、Twitter経由でもらったコメントやメッセージは必ず読んでいます。全部に返事は今はできないけれど、ちゃんとみなさんの想いは届いています)

それではおやすみなさい。

ROCK'A'TRENCH ベース 河原真


2011/11/06

松山の夜

ツアーもいよいよ後半にさしかかりました。


今回は四国&岡山シリーズ。

徳島、松山公演、どちらもサイコーでした。高いテンションで、安定した演奏をすること、できそうでなかなかできないもんだけど、ここ最近はだいぶできてきている。

昨日は、松山ライブのあとすぐに会場をあとにし、市内のジャズクラブ「GRETSCH」に向かい、誰でも参加OKのジャムセッションに参加してきました。


お店のジャムセッションって、ジャズの世界では超日常的なことで、毎日のように開催しているお店もめずらしくありません。


そんなわけで、ツアー中にどこかの地方でタイミング合えば参加したいなと思っていました。それが昨日だったわけです。


誰ひとり知り合いもいない中に飛び込んでセッションするのは、ほんの少しの勇気が必要ですが、どんなミュージシャンに会えるんだろうとかそういうワクワク感の方がはるかに強いわけです。


そして、昨日は運よく4曲も演奏させてもらいました。


ビリーズバウンス、酒とバラの日々、コンファメーション、My One and Only Love。


どれも大好きな曲で、未熟ながらめちゃくちゃ楽しみました。


初めて会う人だらけの中、一緒に音を出すことで、会話すらなくてもすっかり打ち解けることができました。


そして、そこにいた人たちはほぼみんな、僕の師匠が書いたジャズスタンダードの譜面集「ジャズスタンダードバイブル」を使っていました。話を聞くと、師匠もときどきGRETSCHに訪れるんだとか。さらに、僕が「納浩一の弟子です」というだけで、会話に花が咲きました。

改めて、師匠のすごさを痛感してしまう夜でもありました。


松山のジャズミュージシャンのみなさん、マスターとママ、温かく迎えて下さって本当にありがとうございました。サイコーの思い出になりました。

あーマジで楽しかった!

その後は、ハヤトくんの地元ともだちのみんなと飲みました。こちらも爆笑の嵐。みんなありがとう!


そんなわけで、今岡山に向かってます。

今日のライブもお楽しみに!見に来れない方も応援よろしくお願いします!

SHIN