ヴォルフスブルクvsブレーメン(1)
たび重なる更新停滞、申し訳ないです。結局、ローマでもネット環境が不安定のままで、しかも仕事に追われて……(以下、すべて言い訳です)。気持ちを入れ替えて、更新に励みます。
では、今回の約3週間の出張を、しばらくの間、時系列で追う形式でいかせてもらいます。
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この日はブンデスリーガ最終節。当然、ヴォルフスブルクが勝つ、もしくは引き分ければ優勝が決まる、ヴォルフスブルクvsブレーメンの試合取材に向かう。今回のドイツの拠点はフランクフルトのため、電車で約4時間の道のりだ。今回の出張はこういう長い移動がやたらと多かったが、PSPのおかげでどの移動もあっという間に感じた。中でも、お世話になったのが2つ。まずは、ブルーレイで録った映像をSDカードに落として(所要時間、なんとたった2分!)そのままPSPで見られるというスグレモノ。編集部員I東くんが用意してくれたブンデスリーガ数試合の映像(SDカード)を持っていったのだが、この映像のクオリティーが驚くほど高く、ビックリ。今後も大活躍してくれそうな予感。そしてもう一つが、PSP版の『ウイニングイレブン2009』。今回、この『ウイイレ2009』に搭載している"ビカム・ア・レジェンド"モード(チームの一員としてプロサッカー選手の人生を体験できるモード)に大ハマリ。セリエAのナポリでキャリアをスタートさせた我が分身は、初年度でチームをチャンピオンズリーグ出場権獲得となる2位に導くという、マラドーナ級の活躍を披露。しかし、なぜかローマからオファーが来ず(それ以外のオファーはとりあえず断っている)、悶々とした日々を過ごしている状況。
さて、前置きがながくなったが、無事、11時すぎにヴォルフスブルクへ到着。キックオフは15時のため、まだ時間はあるのだが、我々(自分+カメラマンKさん)には非常に重要なミッションがあった。それは、プレスパスを手に入れることである。そう、今回はなぜか取材申請をはじかれてしまったのだ。しかも、ヴォルフスブルクの広報からNGの連絡が来たのは、前日である。日本からこのために来てるのに、前日にダメって言われても……という感じなのだが、グチっていても始まらない。というわけで、前日からあらゆるところに手を回し、何とか確度の高いと思われるコネクションにたどり着いた。「OKかどうかは、当日の昼すぎまで待ってくれ」ということなので、Kさんと一緒にダメモトで現地入りすることに。ちなみに、Kさんは前日夜の段階では、「行きたくないオーラ」全開だった。なぜなら、こういう場合、カメラマンのほうがよりプレスパスが出る可能性が低いからだ。しかも、記者の場合は、最悪チケットで入ることもできる。まあ、今回の場合は、そのチケットも完売しているのだが……。
駅から、プレスパスのネゴをお願いしている人に電話してみる。声のトーンで、すぐに交渉がうまくいったことがわかる。「何とか、カメラマンさんの分だけはパスが出ました!」 あれ? いや、確かに「カメラマンを最優先で!」とお願いしたのだが、ホントにカメラマンしか出ないなんてことあるの?「席がないなら立ち見でもいいです」と伝えたのに……。いやいや、カメラマンのパスが出たのは素晴らしいことだ。こうなったら、おれの分はプレス入口で直接交渉だ!
スタジアムに着いて、プレス入口が空くのを待ち、さっそく交渉。すると、こちらの名前を聞くなり、広報のえらい人っぽい女性が、すごく厳しい表情で、「オンリー、カメラマン」とだけ口にする。なんだか、ムチャクチャ怒ってる。どうやら、一度、NG連絡をした人間が、別のルートからネゴったことが気に障ったようだ。その広報と顔見知りの記者に交渉してもらっても、とりつくしまもない。
すぐに切り替えて、ダフ屋を探しに行く。チケットが完売しているにもかかわらず、ダフ屋が全然いない……。諦めかけた時、一人の少年から声をかけられる。なんと、その手には1枚のチケットが! 金額を聞くと、●●ユーロという。元々の価格が非常に安いことから考えると割高だが、それでもフランクフルトからヴォルフスブルク間の片道電車賃と変わらない金額だ。この状況なら当然即決。少年はうれしそうに走り去った。
キックオフ10分前に、スタジアム内へ。せっかくの一般席なので、ビールとプリッツェルを手に、シートへ。席は正面右よりだが、かなり見やすい。そして、周囲には熱狂的なヴォルフスブルクのサポーターたちが。聞いたところによると、ヴォルフスブルクはブンデスリーガの中でも、あまり人気がないことで知られているそうだが、さすがに初優勝がかかった試合ということで、応援にも熱が入っている。
ピッチを見ると、長谷部が予想どおり、スターティングメンバーに入っている(大久保は発熱のため、ベンチ外)。相手は2日前にUEFAカップ決勝を戦い(しかも敗戦を喫し)、間違いなく疲労の残っているブレーメン。難敵とはいえ、この状況ならば、勝利する可能性は高い。キックオフの笛が鳴り響いた。(続きは次回)






