ドイツ・スポーツフリーランサー GENGO SETA OFFICIAL BLOG 頑張るときはいつも今

GENGO SETA [SPORTS FREELANCER in Germany]

Fortuna Düsseldorf
Birthday : 1981/1/1
Hometown : Tokyo, Japan
November 2017

11/23/2017

ベルギーvs日本に思ふ。

お誘いを受け、ベルギー代表vs日本代表の試合を見に、ベルギーのブリュージュという街まで行って来ました。

ブリュージュはベルギーの中でも北のベネチアと言われるほど、運河の多い綺麗な街なんですが。

残念ながら、ボクは試合だけを見てすぐに帰ることになりましたが。


試合はご存知の通り、1-0でベルギーが勝利しました。

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この前に行われたブラジル戦の結果も踏まえて、日本代表への評価はいろいろあることと思います。

選手たち自身が感じたこと、監督スタッフ陣が感じたこと、TVの前で見ている方々が感じたこと、それらは必ずしも一緒だったとは限りません。


ただ、現地観戦した者として正直言えることは、やはりベルギーは“親善試合”の空気だった、ということです。

具体的には、ベルギーの選手たちは単体では本当にすごい選手たちですし、それぞれがヨーロッパのすごいクラブでとてつもないパフォーマンスを見せています。

例えば、プレミアリーグのチェルシーで、マンチェスターCで、マンチェスターUで、ド中心でプレーしている選手たちだったりするわけですから、本当にすごい選手たちなのですが。

でも、今回の試合では、その力は1+1+1が3でしかない感じ、というか。

これだけすごい選手たちなら、1+1+1が5にも7にも10にもなっていい気がしますが、そのハーモニーはそんなに感じなかったです。

とはいえ、W杯予選は無敗で勝ち抜けているわけで、やはり公式戦になったときのベルギーはとてつもなく強いのです。


残念ながら日本代表はいつもそんな感じな気がします。

今回はビッグ3(本田、香川、岡崎)がいなかったわけですが、それでもインテル、サウサンプトン、ケルン、フランクフルト、マルセイユ...というヨーロッパの錚々たるクラブのスタメンが並んでいるのに、チームとしてのパフォーマンスへ、そこまでの良さが反映されていない気がします。

というか、同胞でプレーできているのに、ときに意思の疎通ができない部分を感じることもある、というか。


それに対してブラジル代表は、やはり世界のスーパースターたちは世界中のすごいクラブでプレーしているわけですが、代表チームとして集まったら、その所属クラブ同様、またはそれ以上のパフォーマンスというか、いろいろな化学反応を見せているような気がしました。

その原因がどこにあるかはボクにもわかりませんが、それが今回の2つの代表戦から感じたボクの感想です。


とはいえ、本番まであと8ヶ月ですからね。

今更何かを大きく変えることはできないでしょうし、ここから細かい部分にいかにこだわっていけるかだと思います。


あとは、1つの大会を戦うマネージメントをできるかどうか、でしょうね。

前回のW杯は、1点のビハインドで最後はどうしようもなくて、長身のDFを前線に上げてロングボールを蹴るという作戦に出ましたが、そんな練習はしたことなかったそうで。

ではなぜ、そういうケースを想定して、長身のFWをメンバーに加えておかなかったのか、ということになります。

後からならなんでも言えますが、だからこそ、大会前にそこまで想定する必要があるわけですもんね。


とにかくロシアW杯のときは、ベストコンディションの選手たちで挑んでもらいたいです。

怪我を抱えている選手は、逆算してコンディションを整えていって欲しいですし、チャンスに恵まれていない選手は、出場機会をしっかりと確保して欲しい。

そして代表チームは我々日本人のオールスターなのだから、堂々と思いっきり戦ってきて欲しいですね。


なんか、滅多に書かないサッカー論をツラツラと書いてしまいましたが、やっぱりボクも日本人ですし、日本代表が強くなることを常に考えてドイツで仕事をしているので。

ハリルホジッチ監督には、誰もが納得する采配を見せて欲しいと思うばかりです。


そんな夜中の独り言でした。

風邪っぴきなので、おとなしく寝ることにします。

それでは、おやすみなさい。

「頑張るときはいつも今」

11/18/2017

毎年恒例のアリーナ見学会。

2008年に始めた、デュッセルドルフ日本人学校の小学2年生を対象としたアリーナ見学会。

今年で10回目を数えましたが、今年も大成功のイベントとなりました。

事前に「フォルトゥナ授業」と題して、事前授業をさせてもらってから行っているので、子供たちも知識を少し持ってくれていて、そしてワクワクをいっぱい持ってきてくれるんです。

今年は天気にも恵まれ、練習前の選手たちと触れ合うことができるなど、とても喜んでもらえました。

もちろん本物の宇佐美選手にも会えて、大興奮してくれてました。


ちなみに年々子供達の着てくれているフォルトゥナのユニフォームの量が増えているのですが、今年は宇佐美選手の加入もあり、一段と増えた印象。

集合写真を撮った時にはほとんど全員がフォルトゥナのユニフォームを着てくれていて、一緒に担当していたドイツ人スタッフが、

「え、この子たちにユニフォーム配ったのか??」

と勘違いするほど。

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これを見れば納得ですよね。

サッカースタジアムの見学会は、いろいろなところでやっていると思いますが、大事なことは事前学習、そして特別な経験、だとボクは思っています。

選手たちに会えた経験はもちろんですが、試合の時はお金を払っても入れないんだっていうエリアに入る特別感をしっかり子供たちに感じてもらって。

そして最後は選手たちが使うロッカールームでピクニックですからね。

中にはお母さん渾身の作品も。

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こんなの見たら、めっちゃくちゃ嬉しくなっちゃいますよね。

本人もみんなにすごーい!と褒められて、とても嬉しそうでした。

詳しくはフォルトゥナ日本語HPを見てください。


ボクはこのイベントをやっている中で、一番気をつけていること、それはもともとサッカーに興味なんてなかったような子たちを虜にすること、なんです。

サッカーが好きな子たちは、楽しんでくれて当たり前なんです、だって大好きなサッカーのスタジアムですから。

でもね、事前授業でいろいろな子たちと話をしていて気づいたのですが、ドルトムントもバイエルンも知らない女の子が結構いるんです。

日本代表の選手も知らなかったりするのも、結構あることなんです。


だからこそ、そういう子たちをいかにフォルトゥナのファンにできるか、そこが重要なんだと思っているんです。

なんでフォルトゥナを応援するか、なぜなら自分がデュッセルドルフに住んでいるから、というこんな簡単な理由を、みんな以外と素直に納得してくれるんです。

そして実際に選手に触れ合い、スタジアムを見学し、ロッカールームでピクニックをして。

なんだかあっという間に忘れられない楽しい思い出になっていくんですよね。


嬉しいことに、そういう子たちは見学会の終わりに、

「瀬田さんもこのまま一緒に学校に来てくれればいいのに」

って言ってくれたりして。中には、

「瀬田さんのサインが欲しい!」

って言ってくれる子も一人や二人ではなくて。

紙切れになら喜んでしてあげるんですが、ユニフォームにしてって子も結構いて。

それは選手たちがサインするものだから、って説明しても、

「私は瀬田さんのサインが欲しいの!」

って。

瀬田さんね、もう涙出そうになりますよ。

ユニフォームを買ってくれたお父さんお母さんにごめんなさいって思いながら、子供たちが喜んでくれるならと、サインさせていただきました...涙


ボクはこういう触れ合いが本当にいつも楽しいですし、フォルトゥナを応援してくれる人が増えていくことを感じられる気がして、このイベントは特にとても好きなんです。

彼らとフォルトゥナの試合会場で会うことができたら、これまためっちゃ嬉しいんで。

そんな光景がもっともっと増えていくよう、しっかり続けていかなくちゃですね。

ということで、フォルトゥナは日曜日にアウェーでインゴルシュタットと対戦です。

皆さま、応援よろしくお願いします!

「頑張るときはいつも今」

11/12/2017

カーニバルに思ふ。

11月11日、今年もデュッセルドルフではカーニバルが始まりました。

でもカーニバルって何、って思いますよね。

リオのカーニバルは有名ですが、それとはまたちょっと違って、ドイツにもカーニバルと言われる(元々は宗教)行事があるんです。

ということで、今日はそれを少しご紹介。


カーニバルは謝肉祭とも呼ばれ、キリスト教の特にカトリックの影響が強い地域の行事です。

ドイツではライン川沿いの街、特にケルン、デュッセルドルフ、マインツが盛んと言われています。

あ、ちょうどこの3都市にあるサッカークラブに、それぞれ日本人選手が所属していますね。

どのクラブもカーニバルの時には選手たちも仮装して、一緒に行事に参加するのが習わしになっています。


カーニバルの日程はイースターの日程によって決まるのですが、そのイースターが移動祝祭日(年によって3月中旬から4月中旬で変動)であるため、自動的にカーニバルの時期も少しずつ毎年変わります。

基本的には2月初めから3月中旬になるのですが、とにかくこの行事のために、多くの人が1年かけて仮装準備をするという熱の入れようで。

最後の薔薇の月曜日と言われる、カーニバルのフィナーレでは、どの町でも盛大なパレードが行われ、仮装した人たちが大行列で練り歩き、沿道の(こちらも仮装した)人々に向かってお菓子を投げるのが風習となっています。

実際にカーニバルが盛り上がるのは、このパレードを含めた最後の1週間くらいなのですが、実は正式に“カーニバルの季節”が始まるのは、その前の年の11月11日の11時11分となっていまして。

正確にはその時間になるとデュッセルドルフ市庁舎の前で、ホッペディッツと呼ばれる道化師が目を覚まし、カーニバルシーズンが始まることを宣言するんです。


YouTube: Hoppeditzerwachen 2017 in Düsseldorf

ということで昨日の市庁舎前では、小雨が降るなかでそのホッペディッツが登場したのですが、彼がフォルトゥナのカーニバル用ユニフォームを着用しているという演出がありました(上の動画の4分37秒ごろから)。

フォルトゥナも毎年いろいろな形でこのイベントに関わってきていますが、こうやって地域のイベントに貢献していくということは本当に大事なことです。

ただ応援してください、じゃなくて、クラブ側も積極的に地域のイベントの盛り上げに参加していく。

そしてこれはただの地域貢献ではなく、地域の伝統や歴史を重んじるという意味もありますから。

ちなみにフォルトゥナは、このカーニバルとそのための新しいユニフォーム作成への思いを込めたビデオを作りました(ドイツ語ですいません)。


YouTube: Narrentrikot - Das F95-Sondertrikot 17/18

こういう思いをしっかりと公に示していくってとても大事なことだと思うんですよね。


日本でも積極的に地域のイベントに参加する取り組みをしているクラブはたくさんあると思います。

徳島ヴォルティスさんが毎年阿波踊りに参加するのなんていい例ですよね。

そういう中できっと感じると思いますが、サッカーとはまた別の様々な団体とつながりを作る素晴らしい機会だと気づくはずです。

ドイツに13年近くいて、まだまだ知らないこともたくさんありますが、それでも人生の1/3以上を過ごしているこの街とこの国で知ったこと感じたこともたくさんあります。

それでもボクは日本人ですから。

こうやって日々蓄えている知識や経験を、どうやって日本に還元していくのか。

それが外国に住む日本人が担う一つの大きな役目なんじゃないかなって、勝手ながらいつも思っていますので。


こういうことも、このブログで少しずつ伝えていければいいなと思っています。

ちなみにデュッセルドルフのカーニバルでは、挨拶に「ヘローーーウ!」と言いますので。

もし機会があった、是非使ってみてください!

「頑張るときはいつも今」

11/01/2017

首都でニクの日。

ドイツ歴12年9ヶ月が過ぎました。

ちゃんと記録し、記憶しておくためには、こうやって節目を覚えておくことが大事。

そんな今月のニク(29)の日は、ドイツの首都ベルリンで過ごしていました。

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ちょっとした仕事関係でだったのですが、ベルリンに行くのは4回目。

あまりちゃんと街を見て回ったことがなかったので、ベルリンの壁を見に行きまして。

有名な落書きは、絶好の写真スポット(インスタ映えする場所かなw)

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そして昔からどうしても行ってみたかったベルリンの壁博物館(正確にはチェックポイントチャーリーハウス)にも。

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ここには10年以上前に「Der Tunnel(トンネル)」という映画を見て以来、どうしても行きたかった場所で。

ベルリンの壁ができたころ、壁を隔てて両サイドからトンネルを掘り、生き別れてしまった人たちを救いに行くという実話をもとにした映画なのですが。

そのとき映像が残ってるというのを聞いていたので、それがすごく見たかったんです。


ちなみにこのチェックポイントチャーリーハウスがある場所は、当時の東西のベルリンを分断したゲートの一つがあり、今では有名な観光名所になってましたね。

またすぐ横にあるお土産屋さんには、壁のかけらがいっぱい売ってました。

モニュメントとしても飾られてて、なんかこの街は「ベルリンの壁」と共存してるなーって感じましたね。

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他にも色々と見て回りましたが、ドイツに12年以上いる者として、こういうドイツの歴史もしっかりと見ておく必要があると思っていたので。

なんだかいい機会になりました。


ちなみにデュッセルドルフに帰ろうとしたら、その日はドイツを大嵐が通過したせいで、夕方以降の電車が全て運休に。

サービスセンターに行っても、何もわからないから明日の朝来いとのこと。

週明けには大事なアポイントがあったのに、戻れないという、、、

大事な仕事に穴を開けてしまって、本当に申し訳なかったです...


ちなみにフォルトゥナは未だにブンデスリーガ2部の首位をキープ。

でも今シーズンは、とにかく冷静に一歩一歩ですから。

選手もスタッフも一丸となって、また11月も気合い入れてやっていきますよ。


「頑張るときはいつも今」