ドイツ・スポーツフリーランサー GENGO SETA OFFICIAL BLOG 頑張るときはいつも今

GENGO SETA [SPORTS FREELANCER in Germany]

Fortuna Düsseldorf
Birthday : 1981/1/1
Hometown : Tokyo, Japan
日記

10/27/2019

いよいよ冬時間。

今日からこちらは冬時間に切り替わりました。

携帯の時計などは自動的に切り替わりますが、家の掛け時計は夏時間のままなので、手動で合わすわけですが。

1時間戻すので、今回は気分的には1時間得した感じです。


昨日は20度オーバーという暖かい気候だったのに、今日は10度だそうで。

気候も一気に冬に向かうようですね。


ちなみにフォルトゥナは昨日、アウェーで最下位のチームに0-2の完敗。

9試合目で初めて無得点という結果になり、課題の多い試合となりました。

来週は水曜日にドイツ杯2回戦、そして日曜日にはラインダービーと言われるケルンとの大一番。

というわけで、落ち込んでいる暇はありません。

選手たち同様、我々も次に挑んでいきます!

簡単には勝てないから、勝ったときの喜びは大きいというものですからね。

そう思って新しい気持ちで来週を迎えたいと思います。


そんな日曜日、今日は色々な意味で、切り替えの日にしていきます。

それでは。

「頑張るときはいつも今」

09/01/2019

教え子と再会。

今日は8月最後の日ですが、気温は31度を超えるということで。

これは今年最後の夏日に違いない、ということで外出して遊んで来ましたが。


それはさておき、実は今日は昔(2006-2012)日本人の子供達のコーチをしていたときの教え子との再会を果たしました。

当時は小学2年生だった彼も、すっかり大学生となり、この夏休みを利用して海外まで来てインターンを経験中とのこと。

やはり幼少期に住んだドイツの記憶が今も色濃く残っているそうで、大学ではドイツ語を選択しているんだそう。

それを聞くだけでもとても嬉しいのですが、こうやって実際にドイツまで来て、そして会いに来てくれたことは、以上に光栄なことでした。

当時のボクが彼らにどういう思いで接していたのかを知ってもらえて、大人になった彼にもとても伝わったのではないかと思います。

すっかり大人になった姿を見て、こちらは彼にどう映っているんだろう、なんてことを少し思ったりしましたが。

「フットブレインとかに出演しているのも見てました」

と言ってくれてたのは嬉しかったですね。

きっと彼らにとっても、少しは誇らしかったんじゃないかな(笑)


いずれにしても、こういう再会は励みになります。

彼らの成長に負けないよう、おじさんもしっかり成長していこうと思います。

Wakki



明日はフォルトゥナのマッチデー。

アウェーで長谷部選手・鎌田選手擁するフランクフルトと対戦です。

いい試合になることを期待しつつ、9月を迎えようと思います。


それでは。

「頑張るときはいつも今」

08/15/2019

三菱養和がドイツへ。

フォルトゥナU23チームに所属するアペルカンプ真大(18歳)。

今シーズンで所属5年目を迎える日独ハーフは、15歳のときにお父さんの仕事の関係でドイツに戻ってきました。

それまでは日本の三菱養和JYでプレーをしていたのですが、ボクにとっては少なからず関係のあるクラブでして。

実は中学校1年生のころ、練習コースのトライアルに行ったことがあり、また高校時代には、地区が一緒だったこともあり、地区の選抜では三菱養和の選手たちと一緒にプレーしていました。

その中で、1つ学年が上だった当時の三菱養和ユースの大槻キャプテンからは、養和においでと、何度も誘っていただいたという縁があります。


その大槻さんは、現在はこの養和でコーチをされていまして。

そしてこの夏、ドイツ・オランダ遠征のためにヨーロッパにやってきました。


ということで、これは挨拶に行かなくてはということで、シンタと一緒にキャンプ中のデュイスブルクまで行ってきました。

大槻さんとは懐かしい昔話に花を咲かせつつ、シンタも自分の所属していたときの話などで盛り上がりまして。

その後は今回遠征に来ている選手たちの前で、いろいろな話をさせていただきました。


Jリーグ所属クラブではないとはいえ、三菱養和は日本では有名なクラブの1つ。

プロ選手を何人も輩出していますし、そこに所属している選手たちもタレントたちに違いありません。

だからこそ、この遠征で多くのことを感じ取って帰ってほしいですし、願わくは声が掛かるくらいのプレーをしてほしいなとも思います。

とにかくいい経験をして帰ってください。

Yowa


「頑張るときはいつも今」

久々の更新。

ブログを書き続けてきて、1ヶ月以上更新をしなかったことはないのですが。

書くことがないわけではないのですが、なかなかゆっくりと毎日の自分と向き合う時間が取れないのは事実です。

一つは結婚して子供ができたこと。

独身の頃は、仕事を終えて帰宅しても、食事をしたら家で仕事ができたり、自分と向き合う時間がありましたからね。

そういう中で自分を律し、奮い立たせ、目標に向けて進んできました。

でも今は帰宅したら家族と過ごす時間があり、これは全く違った生活リズムになりました。


ブログを更新することは決してマストにすることではなく、自分の中で書きたいと思った流れで書くものと思って続けてきました。

また、外国での少し特別な経験をしてきた自分の最新ニュースや、その中での感情を包み隠さず記録していくことに意味を感じていましたが。

自分の家族のことをここに記していこうとは思わないし、でも家族との時間が増えていることも事実でして。


ブログという存在自体も、時代の流れの中で徐々に需要が減ってきている存在であることも、少なからず、ボク自身がブログから徐々に離れていっている要因の一つでもあります。

まあ、その辺はあんまりカッチリ考える必要はないのかもしれませんがね。

ちなみにブンデスリーガ開幕まであと1週間を切りました。

開幕戦はアウェーで大迫選手が所属するヴェルダー・ブレーメンとの対戦になります。

強豪相手に昇格クラブ2年目のフォルトゥナが挑戦する形となりますが、勝ち点獲得を目指して頑張ります。

それでは。

「頑張るときはいつも今」

06/29/2019

ドイツに戻りました!

さきほどドイツに戻ってきました。

あっという間の2週間でしたが、今回も充実していたなぁ。

今回は札幌と長崎に行ってきましたが、北海道から九州まで移動したので、なかなかの移動距離ですよね。

札幌ではコンサドーレさんを訪問したほか、北海道教育大学で講義を行ってきました。

また札幌技術委員会でもセミナーを実施し、現地の生の声を多く聞くことができました。

長崎でもVファーレンの試合を観戦したり、育成の環境を視察したり。

とにかくどちらも地方クラブとしての特色がたくさんあり、非常に興味深かったですね。


そして今回も中央大学で講義を行いましたが、こちらもなかなかの手応えでした。

学生に響く話をしてあげたいですし、もっともっと目線を下げて彼らのニーズに応えたいなぁとは思いますが。


それから今回はちょっと特別な機会がありました。

それは母校落合第四小学校で講師を務めたってこと。

ご縁があり、世界(ここでは海外という意味)で活躍するOBに話を聞く、というもの。

実に卒業以来26年ぶり?くらいに訪れた小学校でしたが 、とても懐かしく、そして子供達も真剣に聞いてくれて良かったと。

でももっともっと、彼らが自慢できるような先輩にならなくちゃ。

この機会で改めて甘えちゃいかんって思えましたね。


そんなこんなな日本滞在でしたが、その間にU21選手権はいよいよ決勝を残すのみ。

しかもこれがドイツvsスペインとなったので楽しみです。

ドイツの育成がどれだけ凄いのかを証明するためにも、できれば決勝でも勝利してほしいですね。

そんな感じで2019年の下半期も頑張っていきます!

「頑張るときはいつも今」

06/24/2019

ドイツが東京オリンピックへ。

また久しぶりの更新になってしまいます。

現在ボクは約2週間の日本出張中でして。

今回は北海道から九州まで、飛行機を使っての移動を楽しんでいます。

Jリーグの地方クラブへ伺い、その土地ならではの話を聞いたりして、色々な意見交換をさせてもらっています。

すごく刺激的で学びの多い時間なのですが、一方でそれぞれの場所でアウトプット作業も怠りません。

パッション溢れる方々との交流はいつも楽しいですし、声がカサカサになるまで喋り捲っています(まあいつものことですが笑)。


そんな日本出張中に最も気にしていたことは、現在イタリアで開催されているU21欧州選手権の行方。

この大会でベスト4入りすると、自動的に来年の東京オリンピック出場が決まるので。

そしてこの大会に出場中のU21ドイツ代表が、無事にベスト4進出を決めたんです。

ということで、2020東京オリンピックのサッカーに、ドイツも参戦決定です!

あーよかった^^


もちろん今ブラジルでコパアメリカに出場している日本代表も気にしていますが、やはり来年のオリンピック(のサッカー)にドイツが出場するかどうかは、ボクにとっては大きな関心事だったのでね。

とにかくドイツの育成年代は確実に強くなっていますので。

彼らのさらなる飛躍を楽しみにしています。

もちろん日本代表が最も重要ではありますがね。


ベスト4で終わらず、欧州チャンピオンになってくれればいいなぁ。

ドイツサッカーに関わる者として、この先も楽しみにして見て行こうと思ってます。

ということで、また!

「頑張るときはいつも今」

05/31/2019

日本デー2019

今月も5月29日を無事に迎え、これでドイツ歴は14年と4ヶ月、と言うことになりました。

毎月この記録だけは何とか続けていますが、本当に長い月日が経ったなぁと思いますね。


そんなドイツの5月ですが、デュッセルドルフでは日本デーというフェスティバルが行われました。

今年で18回目ということで、すでにこの街では恒例のお祭りですが、今年も良い天気に恵まれて、60万人とも100万人とも言うほどの人出でした。

フィナーレとしてライン川沿いで上がる花火は、すでにヨーロッパでナンバーワンの呼び声すらあるほどで、すっかりデュッセルドルフの風物詩にもなっています。

そんなデュッセルドルフの日本デーに、フォルトゥナとしてすでに10回目?となるブースを出してきました。

今年もプレミアムパートナーであるTOYO TIRESさんと、ソーシャルパートナーであるaction medeorさんらがジョイントする形でブースを出し、いろいろなモノを配ったりして、大盛況でした。

その様子を簡単に動画にまとめていますので、もしよければチェックしてみてください。


YouTube: Fortuna meets Japan 2019

ちなみにこの動画は、今月から研修生としてボクのサポートに入っている子が作ってくれています。

こういったものが作れることで、またフォルトゥナやその活動をよりリアルに、そして多くの人に伝えることができるので、本当に有難いですね。

ボクにはこういう細かい作業は絶対できませんが(笑)

またこういったものができたら、紹介させていただきます。


それでは、また。

「頑張るときはいつも今」

04/28/2019

平成ももう終わり。

日本では平成が終わり、いよいよ令和の時代がスタートするということで、大きな話題になっていますね。

正直ドイツにいるとそれはほぼ感じることがないのですが、それでも日本のニュースにアンテナを張っていれば、当然入って来ます。


ボクが暮らすドイツで考えると、平成元年は西暦で言うと1989年ですが、そのドイツは1989年に東西ドイツ統合があった年となるんです。

元号を用いる国は世界で日本だけだそうなので、当然ドイツでは何も意識することはないんですが、なんだか縁を感じちゃいますよね。

ドイツもこの平成と呼ばれる約30年間でいろいろなことがあったと思います。

日本とドイツを生きる者として、意識していかなくちゃいけないことはたくさんありそうです。


いずれにしてもボクのドイツでの平成はフォルトゥナ と共にありました。

3部リーグから1部リーグまで、そして2部リーグへ戻り、3部リーグ降格の危機から再び1部リーグへ。

そして1部リーグに残留するという今を迎えています。

ボクのドイツでの令和がどうなっていくかはまだわかりませんが、これまでの経験がすべての糧になっていくことは間違いありません。

こういうことを振り返る機会を大事にするボクにとって、この時代(元号)の変化はまた、意識を強める機会になりそうです。


ちなみに日本はGWですね。

ドイツにはそれはありませんが(苦笑)

皆さん良い春の休日をお過ごしください。

それでは。

「頑張るときはいつも今」

03/30/2019

2019年3月、ニクの日。

今年も3月がもうすぐ終わります。

3月は本当に目まぐるしく過ぎていきましたが、3月29日「ニクの日」で一度足を止めて。

清水エスパルスU18の遠征は無事に終了しましたが、現在はルーヴェン高崎U15の遠征がスタートしています。

4月1日までの短期遠征ですが、ここでもしっかりと貴重な経験を積んでもらおうと思います。

ちなみにフォルトゥナは代表ウィークを終えて、今週末はホームでボルシア・メルヒェングラッドバッハとのダービーに挑みます。

日本代表に選出されていた宇佐美貴史選手も戻ってきていますので、このダービーで活躍してくれることを期待しています。

スタジアムは52500人、すでに完売。

最高の試合を楽しみにしつつ、週末を過ごしたいと思います。

「頑張るときはいつも今」

03/18/2019

自主性の文化。

ドイツでの生活が14年を超えて、最近改めて感じたことがあります。

それは自分が親になって気づいたというか、初めて知ることになったということなのですが。


日本の教育が講義形式(先生が前に立って授業をする形式)が中心であるのに対し、ドイツはディスカッションやディベートが多いことは結構知られています。

特にこの違いは戦後の教育方針に対しての違いだったようですが。


どちらも一長一短であり、どちらが優れているということではないですが、一方で人前で自分の考えを発現したり主張したりが苦手な日本人が多いのは事実であり、それはこの教育の形が少なからず影響しているとは思います。

確かにドイツに来てからも、とにかくドイツ人だけでなく、外国人の自己主張の強さには驚かされました。

間違えていても自分の考えは主張するし、自分の考えが正しい場合は相手を納得させるまでしっかりディスカッションします。

ボクも長くこの国で戦ってきたので、すっかりそういった気質になっていますが、最初はなかなかできませんでした(言葉がしゃべれないというのも大きかったですが)。

また、こちらで子供のコーチをしていたころ、ドイツ人の子供が10歳くらいでも非常にしっかりと自分の意見を言えたり、大人に対して発言できているのを見ていて、こういうところから差が生まれているのだなぁとは思っていました。


でもね、その差はもっと早い段階から始まっていたんです。

ボクの娘も1歳半になり、幼稚園(ドイツでは早い段階からいろいろな形で幼稚園に行けます)を探していたのですが、先日ようやくその候補が見つかりまして。

早速説明を受けるために幼稚園に行き、いろいろな話を聞いたのですが、なるほど、と。

その幼稚園は4クラスあり、1クラス20人ほど。

そして1つのクラスには2歳から5歳がランダムに含まれているんだそう。

え、じゃあカリキュラムはどうなるの?って思いますよね。

それが、極端な言い方をすると、ないんだそう。

もちろんみんなで音楽をやったり、絵を描いたりという時間はあるそうですが、それはあくまでもふんわりとした枠組みであって、気が乗らなければやらなくていいし、好きなことをやりに行っていいんだそう。

園内のいろいろなところにコーナーが作られており、絵本がたくさん置いてあったり、おもちゃが置いてあったり。

さらには図工室があったり実験室があったり、お昼寝ルームがあったりと、とにかく多種多様。

で、子供が自分の判断で好きなところで好きに過ごしていいんだそう。


もはや日本人として幼稚園を経験してきたボクには想像もできないのですが。

それはドイツの教育の中で、自主性を非常に重要視しているからなんだそう。

子供には一切強制はせず、とにかく自主性を重んじるんだそうです。

そうはいっても、一応先生が話をするときは静かにするとか、お腹がすいても食事の時間までは我慢するとか、そういった教育はしてくれるんだって。

食事のときもスプーンやフォークの使い方は教えるし、トイレも教えますって。

年齢がバラバラでも、小さい子は大きい子について行っていろいろなことを学ぶし、大きい子は小さい子の面倒を見ることでまた成長するんだそうです。


まさかこんな早い段階で、すでに自己主張の文化がスタートしているとは。

どおりでドイツ人の子どもは、良い意味で言えば自己主張が強く、悪い意味で言えば協調性がなく自分勝手なんだなぁ(苦笑)


日本では幼稚園でもきちんとカリキュラムが組まれ、時間ごとにいろいろなことを、学年ごとにやっていくものだと思います(もしかしたら少しは変わってきているかもしれませんが)。

その中で食事の前には手を合わせていただきますをして、食べ終わってもご馳走様になるまでは席を立たないとか、あった気がします。

とにかく礼儀とか道徳とかの基本を習いながら、社会性も身に着けていくのが幼稚園のように思っていましたが、ドイツではまず自主性を養いつつ、いろいろなことを自分で体験・発見しながら覚えていくというものなようです。

ドイツのローカルの幼稚園や小学校に通っていた日本人の子供が、日本に帰国後、日本のスタイルに馴染めなかったなんて話も聞いたことがありますが、まさにこういうことが原因なのですね。


まあとにかく、どちらが良くてどちらが悪いということではないと思います。

むしろ、ボクは子供の自主性を尊重してくれて、のびのびとやらせてくれるドイツの幼稚園には魅力を感じていたりします。

礼儀やしつけ的な部分は、親が家庭でしっかりとやればいいことだと思いますしね。

それにしてもこれが、日本とドイツの規律の差にも繋がるんだろうなぁ。


こんなことを、親になってみて気づいた15年目です。

まだまだ知らないことばかり、日々勉強ですね。

というわけで、忙しい時期がやってきますので、風邪をひかないよう気を付けて、また新しい週も気合入れていきます。

「頑張るときはいつも今」