ドイツ・スポーツフリーランサー GENGO SETA OFFICIAL BLOG 頑張るときはいつも今

GENGO SETA [SPORTS FREELANCER in Germany]

Fortuna Düsseldorf
Birthday : 1981/1/1
Hometown : Tokyo, Japan
日記

03/08/2019

思いがけない話。

先日、昔のチームメートから連絡が来まして。

彼はトルコ系ドイツ人で、ボクよりも6つくらい年下なのですが、一緒にプレーしたことがある仲間の中でも非常に上手かった選手の一人。

怪我に泣かされた選手で、本来の実力を発揮することがなかなかできず、4部リーグのクラブで引退することになったのですが、彼はきっともっと上でできただろうなぁと思えた選手でした。

そんな彼が、来シーズンから7部リーグ所属のクラブで監督を任されることになった、と連絡をしてきたんです。

で、お前ウチでプレーしないか?って。苦笑

いやいや、もうボクも現役を退いてから8年経ってますし、ホビーサッカーですら息が上がっちゃうレベルのおじさんになっているんですが...

大丈夫、オレがお前のコンディションを昔に戻してやるから、って。苦笑

とりあえず7月からのシーズンだから、そこまでに身体を作っておいてくれ、って。苦笑


さすがに断りましたが、でもよく考えるととても光栄な話だなぁと思いました。

彼と一緒にプレーしたのは13年前のこと。

それなのに、今でもボクのプレーを覚えてくれているんだなぁって思うと、なんだか嬉しいですよね。


ちなみに7部リーグは、日本でいうところの県リーグ2部くらいに相当するのかな。

まあ決してレベルが高いわけではないけど、それなりにサッカーをするのは確か。

もちろんさすがに今からそこに戻っていくことはできないけど、想像もしていなかったから、実際に誘われてみると、なんだかウズウズする自分がいるのも事実。

やっぱり、サッカーしたいなぁって思いますし、一緒にボール追いかけてるだけで仲間ができますからね。


今日はそんな、思いがけない話でした。

サッカーってやっぱり、いいですね。

「頑張るときはいつも今」

03/05/2019

デュッセルドルフのカーニバル。

今から14年前、ボクがドイツに来て一番最初に衝撃を受けたイベント、それがカーニバル。

厳格だと思っていたドイツ人が仮装し、アルコールを飲みまくって大騒ぎをしていた

これ、なんだ???

となったことを今でもよく覚えています。


そもそもドイツのカーニバルって何でしょう?

それはあの有名なブラジル・リオのカーニバルとは違うものです。


それは、昔から春の到来を祝う風習としてドイツに根付いていたものだそう。

カトリック教会が復活祭(イースター)の前の46日間を断食期間と定めたことから、その前に肉や乳製品などを思いっきり味わっておこう! という食べ納めの祭りとしてカーニバルが再定義されたんだって。

毎年11月11日に始まり、灰の水曜日に終わる「第5の季節」とも呼ばれるこのカーニバルのハイライトは、最後の1週間弱。

そしてその最後の締めくくりがローゼンモンターク(薔薇の月曜日)と言われる日に行われるパレードでして。

ちなみにこの風習はライン川流域の街で行われており、ドイツではマインツ、ケルン、デュッセルドルフ、フランクフルト辺りがその中心となります。


とにかくあの厳格なドイツ人たちがめちゃくちゃハメを外すのは一見の価値があります。

こうやってメリハリがあるから、普段しっかり働けるのかなぁなんて思ったりもしますが。

ということで、今日はそのローゼンモンタークでした。

あいにくの天気予報でしたが、奇跡的にパレードの時間は雨が上がり、日も差す天気で。

ボクは正直人混みはあまり好きではないのですが、まあデュセルドルフに住む人間として、見ないわけにはいかないので、軽く見に行ってきました。

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ゆっくりゆっくりと、たくさんの山車が通過していき、上からたくさんのお菓子を投げてきます。

そして沿道にはそれを求めて多くの人たちが垣根を作っているのですが。

お、あれはフォルトゥナのスポンサーでもあるビール会社フランケンハイムの山車だ、と思ってみてみると、上に乗ってお菓子を投げているのはフォルトゥナのキャプテン、フィンキーことオリバー・フィンクじゃないか(笑)。

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フォルトゥナもフォルトゥナ号が参加して、多くの関係者がパレードを歩いてたんだけど、フィンキーは一人でスポンサーの山車に乗ってるんですよね。

ほかの選手たちはオフ。

でもフィンキーはちゃんとこういったイベントに参加。

しかも、全体から離れて、スポンサーの山車に乗ってくれてる。

もはや、説明なんて要りません。

完璧なキャプテンです。

人間として素晴らしすぎる。


人は見てるんです。

彼が36歳でもバリバリの現役で、そしてみんなに愛されてプレーできている理由は、そんなところにあるんでしょうね。

そんなことを、今年のカーニバルで密かに感じました。

そして明日からは、また通常の日々が始まります。

何事もなかったように、通常の業務を淡々とこなし始めるドイツ人たちを、なんだか誇らしく思い始めている今日この頃です。

あっという間に3月。

気合しか入りませんね、今月もガツンと行きましょう。

今月は日本から来る遠征のサポートもさせてもらうので、忙しい月になります。

どちらも今年で3回目となる清水エスパルスU18チームとルーヴェン高崎U15チーム。

リピーターになってくれているということは、満足いただけていることと理解しています。

でもそれに甘えず、毎年少しずつでも良い遠征にしていけるよう、ウチの会社のスタッフとも話しながらやっていければと思っています。


ということで、3月。

もっかいですが、気合入れていきましょう!

「頑張るときはいつも今」

02/25/2019

次のプラスアルファー。

フォルトゥナがホームで1.FCニュルンベルクに2-1の逆転勝利を収めました。

これ、とってもとっても大事な勝利です。


ニュルンベルクは昨年のブンデスリーガ2部2位のクラブ。

つまり、フォルトゥナと一緒に1部に昇格したクラブなんです。

今シーズンはなかなか勝てない試合が続いており、現在最下位に沈んでいますが。

前回彼らが勝利した相手は、第6節で対戦したフォルトゥナ戦ということでした。


試合は予想しない展開でした。

開始3分で相手に退場者が出てしまう中、前半終了間際には先制点を奪われてしまいまして。

それでも数的優位を活かし、終始攻め続けたフォルトゥナが、後半の終盤に逆転に成功し、貴重な勝ち点3点を獲得することに成功しました。


これでフォルトゥナは12位をキープしただけでなく、入れ替え戦に挑むことになる16位のシュツットガルトまでも、勝ち点差を12点に広げることになりました。

今シーズンは残り11試合ですが、勝ち点12点というのは4勝分ですからね。

このアドバンテージは本当に本当に大きいです。


昇格1年目のフォルトゥナにとって、目標は残留のみ。

それ以外は今シーズンは多くは望みません。

1部リーグに定着していくことがフォルトゥナの中長期的な目標ですので、そのためにも今季残留という短期目標の達成が全てです。


フォルトゥナに在籍して12年目(1年目はサテライトチームの選手として)ですが、まだ1部リーグ残留という景色は見たことがありません。

ブンデスリーガはヨーロッパのトップ3のリーグです。このヨーロッパ最高峰のリーグで戦っていくことができるということは、本当に名誉なことですからね。

そんな中で最近メキメキと芽生えてきている感情としては、もっともっと、もっともっともっと、このクラブのマネジメントを把握しなくては、ということ。

ボクはクラブの中では特別なポジションである“日本デスク”の担当ですが、それでも最近は営業部署の一部に組み込まれています。

新規営業はもちろん、現在の日系企業パートナーの担当者として、細かいことに対応する日々です。


しかし日本デスクとしては、日本語マガジンの発行や日本語HP、日本語ツイッターの更新など、広報的な活動もしています。

そしてまた、デュッセルドルフにある日本社会との橋渡しを果たすために、定期的にCSR的な活動も行っていますが、それで手いっぱいになっている自分に気づいていまして。

これらの業務は、正直ここ数年でしっかりとしたものに確立し、何をすればいいかは十分に把握し、そしてその中でしっかりと対応できていると思います。

もちろん今年が1部リーグ所属ということで、明らかに注目度も高いですし、これまでと同様の業務でも、ボリューム感は増していることを感じています。


それでも、現状に甘えていないか、という自問自答。

甘えているというより、もっとできるよね、という自問自答。


実は昨年は、フォルトゥナでの業務と並行して、また1本中央大学の方で、論文を書かせていただきました。

年明けにすべての校正が終わり、無事に提出となったので、もう少しで学術論文誌に掲載されることになるかと思います。

無論、ボクのような大して学のない人間が書いている論文ですので、多くの素晴らしい研究者の方々の論文とは比較にもならない内容とボリュームではありますが。

それでも、今ドイツプロサッカークラブのフロントで働いているからこそわかること、書けることを表現したつもりです。

実は去年の3月提出予定を半年送らせていただいて提出させていただいたのですが、正直忙しい日々の中で多くのプラスアルファーの時間を費やしながら、机に向かいました。

お世話になっている中央大学の渡辺教授にご迷惑を掛けないためにも、とにかく執筆に精を出したつもりです。


でね、何が言いたいかというと、論文を書いたことがすごいとか、内容がどうとか、そういうことではないんです。

ボクは常に現状維持が苦手なタイプというか、100%だと不安・不満・不足に思ってしまうタイプなんです。

もっとできる、もっとやるべきだ、もっとやれるはず、と。

そしてはっきりと見えてきているんです、次にプラスアルファーにやっていかなくちゃいけないことってのが。

それが、クラブのマネジメントってことです。


じゃあわかっていないのかっていうと、おそらくかなり知識はすでにあると思います。

でも、すべてを自分の言葉で自信を持って表現できるかというと、まだまだなんです。


例えば語学と一緒。

聞いていれば、言っていることは大体理解できる。

でも、自分でそれを言葉にして人に伝えられるかって言うと、うまくできない、みたいな。


きっとそのために必要なことは、まとめる、ということなんだと思っています。

論文を書く、っても一つですが、それよりももう少しシンプルに、プレゼン資料にまとめていく、ということです。

そういった作業をすることで、きっと自分の頭の中もクリアになるし、人にも伝えることができるようになるはずだな、と。


ちなみにテーマはそれ以外にもあと2-3つすでにイメージできていますので。

それらも含めて、プレゼン資料作りを自分の100%以上の部分でやっていきたいと思っています。

それがいつどこで活かされるか、って?

それももちろんイメージしている部分は十二分にありますが、きっとこういった準備が、今後のいろいろなところで活きてくるはずですからね。

いずれにしても6月の後半には2週間ほど日本出張を入れる予定です。

そのタイミングまでには、面白いコンテンツ(プレゼン資料)を作っておきたいですね。


そしてきっとそのときには、フォルトゥナも1部残留という、大きな結果を出してくれているはず。

それを信じて、ボクも100%、いやいや150%を目標に、続けていきたいと思います。


ということで、、、

「頑張るときはいつも今」

02/19/2019

春の予感。

最近のドイツは快晴が続いています。

気温も10度を超え、17度まで上がったりすることも。

日の出も早くなってきましたし、どんどん春の足音が聞こえてきています。

ひょっとしたら日本よりも少し早いかな?

まあドイツですから、油断したらまた気温は下がっちゃうのですが。


そんな中ですがフォルトゥナの健闘は続いています。

22節終わって12位、これは相当いい成績ですよ。

もちろん34節終わってどうだったかが問われますが、ここまでの戦いは満足できるものです。


昇格クラブがどういった立ち振る舞いをし、どうやって1部残留を勝ち取るのか。

ボクもクラブのスタッフの1人ですが、客観的に見ればとても興味深い事ですからね。

こういうことを日本人として経験することは、きっと将来大きな財産になりますし、こういうことを日本サッカー界にもしっかりと還元していければいいなと思っています。


もうすぐ日本ではJリーグの新シーズンが開幕ですね。

また熱い戦いが、日本でも繰り広げられるでしょう。

ボクもまた、機会を見つけて足を運びたいですね。


とにかく日本にサッカーがもっともっと根付いていくことを願ってます。

そのためには、ボクはボクの役目をしっかりこなしていかなくちゃですね。

ということで、また書きます。

「頑張るときはいつも今」

02/03/2019

駆け込み移籍。

ヨーロッパの主要国の冬の移籍可能期間が、1/31をもってクローズしました。

フォルトゥナも最終日にイタリアのサンプドリアからポーランド代表FWをレンタルで獲得しましたが、毎年この「駆け込み移籍」は多くのドラマを呼びます。

現在フォルトゥナでプレーする宇佐美貴史選手も、1年半前の夏の移籍期間に加入しましたが、残り2日で話がまとまるという、まあまあの駆け込み移籍でした。

この駆け込み移籍は、ときには「玉突き移籍」にも左右されるため、より複雑さを増すものです。

あの選手が移籍したら獲得できます、的なことですが、自分たち次第ではないってのは、なかなかストレスなこと。

ボク自身は強化担当ではないので、直接的にやりとりに関わることはほとんどありませんが、これを担当するスタッフは本当に強い精神力が必要だなぁと思います。


ちなみに日本人としては、この冬はやはりドルトムントからトルコのベシクタシュに移籍した香川真司選手の移籍が最も大きな関心事だったのではないでしょうか。

トルコリーグは物凄く熱狂しているところであり、パフォーマンス次第では相当讃えられたり叩かれたりすると聞きます。

そんなところへ飛び込み、もう一度自分の価値を示そうという挑戦に挑むのですから、こちらも相当な精神力と、そして覚悟だったと思います。

正直、日本を代表するスーパースターでも、こうやってなりふり構わず駆け込み移籍しなくてはいけないのは、なんだか複雑なおもいではありますが。

スペインへ行きたいと公言していただけに、どこかで不本意なところはあるでしょうが、でもトルコでの活躍が約束されているわけでもありません。

やはり相当なプレッシャーと戦うことになるとは思いますが、そこで眩しいくらいの輝きを放ってくれることを楽しみにしています。


ちなみにこの冬にも、いくつかの日本人選手のヨーロッパ移籍(ヨーロッパ内での移籍)がありました。

冬はどうしてもシーズン途中から入ることになるので、決して簡単ではありません。

ましてアジアカップを戦っていたりした選手は、だいぶ遅れての加入になりますし。

それでも、どの日本人選手にも活躍してほしいです。

そうやってヨーロッパでもっともっと日本人の価値を高めてほしいですし、そうやって日本サッカーのクオリティも上げていってほしいですね。

とにかく楽しみです。


ちなみに今日のフォルトゥナは、アウェーでホッフェンハイムに1-1の引き分け。

宇佐美選手はベンチ入りも出場はしませんでした。

まあ、来週は水曜日にシャルケとドイツ杯3回戦で激突しますので、そっちの試合でチャンスがあるといいですね。

何れにしても、我々は残留目指して全力で頑張ります。

では、良い週末を。

「頑張るときはいつも今」

01/31/2019

15年目がスタート。

2019年1月29日で、ボクのドイツ生活14年がコンプリートしました。

そして1月30日から15年目がスタートしたことになります。

14年という月日を考えると、生まれた子供が中学3年生を迎えることになります。

そんなに長いこと、外国に住むことになるとは思っていませんでしたが、と毎年思っていますが(笑)、予想外の展開があるから人生は面白い。

ボクはなんでも考えることが好き(というか自動的に頭が考えている)なのですが、だからこそ、この先のこともいろいろと考えていますし、そしてそれでもまた、予想外の展開が待っているんでしょうね。


いずれにしても人生はインプットとアウトプットの連続。

それを意識しているかいないかで、内容は大きく変わりますからね。

一瞬たりも無駄にせず、いろいろなことからいろいろなことを吸収(インプット)していこうと思います。

そして、、、

あと1年でドイツでは中学生を卒業する年数が経過することになりますし、あと2年で2回目のハタチを迎えるわけですから。

これからはよりアウトプットも意識しながら、やっていこうと思います。


ドイツ15年目、スタート。

「頑張るときはいつも今」
SG (Seta Gengo)

Sg



01/20/2019

ブレインストーミング。

先日、わざわざ日本から会いにきてくださった方々がいました。

あるベンチャー企業の方々なのですが、夏に紹介されていたボクの記事を見て興味を持っていただいたのがキッカケとのことで。

ご自身もこれまでに大きなスポーツイベントにコンサルとして参画し、クリエイティブな仕事をしてこられたそうで、逆にこちらとしても話を聞いていて面白かったです。

そんな中、ボクがこれまでの経験からこの先どのようなことを考えているかという話をしていたのですが。

彼らの会社ともできそうなことがどんどんとアイデアとして湧き出てきました。

先日日本でお会いしたライターの知人と話しているときにもいろいろなアイデアが溢れてきていたのですが、この出会いでまた、面白いことを考えつきました。

これはまた形にしたい。

思いついちゃった以上、それが今のボクの100%を超えているところでの作業になるとしても、やらない理由はないので。

まずは頭の中のバラバラなアイディアを1つの画にして、その上で各方面と話をして参画してもらおうと思います。

簡単に言うと、ボクはスポーツマネジメント界で活躍したい若者を育てる環境をよりよくしていきたいってことを考えています。

学生がスポーツクラブ(会社)側に、自分たちを高く評価させてもらえるような仕組みを作りたいってことですね。

学生のうちにどれだけ実践を積むか、そしてその時点で学生がどこまでイニシアチブを取るか。


うんうん、

面白いことになりそうです。

こうやって有能な方々とお会いして、話をすることで脳みそがフル回転する感覚を感じます。

こういうブレインストーミングって楽しくて、アドレナリンが出ていることを感じちゃいます。

ボクはこういう“画描き”が好きなんだなぁとつくづく思います。

思いついたらすぐやろう。

そのうち形になったらここでも書いていきますので、ぜひお楽しみに。

よしよし、やろう。

「頑張るときはいつも今」

01/12/2019

自分のルーツ。

ドイツでの生活がスタートしています。

時差ボケのおかげで、とにかく早寝早起き。

でもそれは毎回のことですし、健康的な生活ができるので大歓迎。

問題は、オフィスでパソコンと向き合っていると、午後に急激な睡魔に襲われる、ことくらいでしょうか笑


フォルトゥナは現在スペインでキャンプ中。

10-20度くらいの温かい気候の中で、1月19日に再開するブンデスリーガ後半戦に向けて準備を進めているところです。

まだまだ厳しい戦いが続くとは思いますが、1試合1試合、全力で戦って勝ち点を重ねていければいいですね。


ちなみに今回の日本滞在中に行ったときの写真を掲載しておこうかなと。

まずは同期とフットサル。

みんな立派なおじさんになってきていますが、大学に入学したときに知り合った仲間ですから、今年で20年になります。

そういう仲間と、こうやって緩くつながっていられるのは、非常に有難いですね。

20181229_1


そして前回も書きましたが、当時からお世話になっている「純平」で忘年会。

20181229_2


ここに来ると、一気に当時にタイムスリップする気分になります。

毎日のように仲間たちとここに通ってきて、ワイワイ言いながら食事させてもらっていました。

おじちゃんがボクらのことを覚えていてくれることもまた、原点回帰する1つの理由になります。

「ゲンゴくんはまだドイツにいるのか?頑張ってるなぁ」

おじちゃんにとっては、当時のボクとそんなに変わらないんでしょうね。

それがとても心地よく、またここに来ようと思わせてくれるんですね。

年末年始って、人間が決めた勝手な年の区切りではありますが。

でもそれがあることで、1年を振り返り、気を引き締めなおして再スタートできるわけで。

そこに、こういった自分のルーツが加わることで、また力が湧いてくるというものです。


というわけで、今年もしっかりとパワーを充電し、再スタートを切っています。

昨年は大きなターニングポイントを感じる年でしたが、今年はまたそれを上回る年にしたいですね。

常に前を向いて、努力していきます。

そうですそうです、、、

「頑張るときはいつも今」

01/07/2019

ドイツへ戻ります。

年末年始はあまり何処へも行かず、ゆっくりと過ごしました。

とは言いつつ、年末に同期との忘年会のために、つくばへ。

現役時代にお世話になったトンカツ屋さん「純平」で楽しい時間を過ごし、お店のおじちゃんとも再会を喜びました。

また学習院にも顔を出し、恩師に挨拶をしてくることができました。

加えて、地元を散歩したのですが、母校の小学校まで足を伸ばしてみたりもして。


常に原点回帰は忘れずに。

それがあるから自分の歩みを確認できるというものです。

ということで、今年もしっかりリセットして、またドイツで頑張ってきます。

皆さん、今年もよろしくお願いいたします。

いってきます。

「頑張るときはいつも今」

01/04/2019

新年から学生スポーツに思ふ。

新年明けましておめでとうございます。

今年は家族と早寝して、寝たまま年越しとなりましたが、それもまたのんびりで良かったです。

正月番組はほぼ見ていませんが、それでも箱根駅伝は結構気にして見させてもらいました。

東海大学が東洋大と青山学院大を抑えての初優勝を飾りましたが、こうやって新しく歴史の1ページを書き加えた選手たちを祝福したいです。

それにしても、この駅伝の宣伝効果は凄まじいですね。

ボクはクラブで営業や広報を含めたマネジメントに関わっているからこそ、この一大学生スポーツイベントの秘めるパワーには感心してしまいました。

青春ドラマだけではない、大人の事情がいっぱい存在するわけで、やはり仕事上そういうところに目が行ってしまうものです。

ちなみに全国高校サッカー選手権大会も、すでにベスト8が出揃うところまできています。

毎年春には高校選抜がデュッセルドルフの国際大会に来るので、どうしても気にはなるのですが。

今年は2年生で活躍してる選手もチラホラいるようですね。

多くの補欠部員を生んでしまうこのマンモスイベントに関しては賛否両論もありますが、毎年思うことがあるのでここに記載しておきます。

それはヨーロッパ遠征に来る高校選抜のメンバー構成について。

毎年大会の優秀選手が中心になって構成される(数年前から全国大会に出てなくても選出は可能になった)選抜チームですが。

1月半ばには終了している大会の選抜チームが、その後に2ヶ月近く活動して、3月末から4月上旬に行われるドイツの大会に来るんです。

そのメンバーの多くはやはり3年生になるのですが、この全てが進学またはプロへ行くことが決まってるんです。

なんならプロになる選手は、正式には2月1日から契約していますから、クラブ側がノーと言えば、辞退することになるという...

大会は(毎年時期が変動する)イースターの時期に開催されるため、年によっては4月半ばになることも。

そうなると大学進学組はもう大学生になってるという...


一方でこのデュッセルドルフの国際大会は、ヨーロッパ中のスカウトやエージェントが集まる場所です。

例年、間違いなく高校選抜のメンバーにも、興味を持つ人たちが居て、問い合わせがあるんですが。

残念ながらほぼほぼ行き先が決まっているというのが現状。

唯一チャンスがあるのは、1年生・2年生で選ばれた選手たちのみ。

でもやはりこの数は少ないですから、いつも勿体無いなと思うんです。

選手側からすれば、(そうじゃない選手もいますが)海外にアピールするチャンスであり、海外クラブに挑戦することができるかもしれないチャンスがあるのに、と思うはずです。


日本サッカー界からタレントが流出する、なんて意見も耳にしたことがありますが。

海外で揉まれることで成長することは、ひいては日本サッカーの強化ですし、トップタレントが海外へ行けば、国内では次の選手にチャンスが来るんですから、決して悪いことではないはずです。


つまり何が言いたいかというと、今後は高校選抜は2年生以下で構成するべきだと思うのです。

もちろん大会優秀選手は選んで評価してあげればいいと思います。

でも日本のサッカーの底上げ、選手たちの将来の可能性を考えると、それが良いと思いますし、そうするべきです。

2年生以下で海外経験を積むことで、視野も思考も大きく変わりますし、そしてまだもう1年、2年、高校生として切磋琢磨することができるのですから。

もちろん1・2年生を選抜に抜かれると、所属高校側からするとチーム編成に影響が出てくるなんていうこともありますが。

選手側が国際経験を積み、その後に自分の高校チームの戻ってそれらを還元することの方がはるかに価値は大きいはず。


ちなみにこの大会はU19の大会(日本で言う高校3年生以下)ですが、選抜チームで出ているのは日本だけ。

他はどこもクラブ単位ですし、事実として17歳(日本の高2相当)や16歳(日本の高1相当)もたくさん出場してきます。

だから日本が高校2年生以下(春でいうと新高校3年生以下)でチーム編してきても全く問題はありません。


長く書きましたが、こういうことは早く変えるべき。

ここには伝統なんて関係ありませんから。

こういうことを決断し行動できるようになってほしいなと思います。


ということで今日は、日本のサッカー文化を、そして強いてはスポーツ文化を考えての問題提起でした。

正月三が日も終わり、いよいよ本格始動ですね。

ボクももう少しでドイツに戻ります。

2019年も謙虚に貪欲に、前進していきますので、よろしくお願いします。

SETAGS UG /フォルトゥナ 日本デスク
瀬田元吾