スポーツの力
最近良くスポーツの持つ力に驚かされ、また感動する事が多いです。
サッカーのなでしこJAPANだったり、今行われている世界陸上での日本人選手、また義足で走るランナーだったり、一位にならなくてもそれぞれが持つストーリーに人は心を動かされます。
トップアスリートが人を影響する力というのは、そのアスリートが自分で思っているよりも遥かに大きいものがあると思います。
自分も1人のプロアスリートととして子供達にバスケットを教える機会が多くあります。
小学生や中学生を教える機会が多いのですが、教える時皆目をキラキラさせながら真剣にバスケットに取り組んでくれます。
そんな中、先日自分が所属するライジング福岡のメンバーがちょっと訳ありの子供達とバスケットをしながら交流する機会がありました。
訳ありとは補導歴のある子や少年院にいる子、また出所してきたばっかの子達です。
イベントが始まる前には警察官の方が周りに沢山いてちょっとピリピリしていて、子供達も緊張している様子で上手く交流できるか自分達も不安でした。
でも実際にバスケットを一緒にし始めると自然と子供達に笑顔が見えて、バスケットをした事のない子がほとんどでしたけど、皆シュートを決めようと必死に頑張っていました!その姿を見てこっちも嬉しくなりました!
短い間でしたけど、子供達は真剣にバスケットをやろうとしてくれたし、イベントが終わるころには皆サインや写真を求めてくれて嬉しかったです。
この子達は本当にどこにでもいる青年少女であり、他の子達と何も変わらない明るい子供達。少しだけ道を外してしまって、心に傷を負ってしまった。
全然偉そうな事は言えないけど、今回の交流イベントでプロの選手が苦労しながらも、一つの事を情熱を持って頑張る事の素晴らしさを少しでも感じとってもらって、今後の人生に役に立ててもらえば嬉しいです。
逆に自分達が教わる事の方が多かったイベントでした。
イベントが終わってから聞いた話ですが、あの後子供達を対象に行なったアンケートには将来バスケットボール選手になりたいと書いてくれた子が二人もいたそうです。
スポーツの力。
無限大ですね。
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