コニスポ!

Masahito Konishi [tailor]

BESPOKE TAILOR DMG,Made to
Birthday : 1969/7/29
Hometown : Osaka Japan

2010/02/27

例の制服のジャケット&パンツ その1

ちょっと前に話題になっていたコシバキ選手の件ですが、少しタイミングを外して書こうと思ってましたのと、色々な意見を聞いた上で書きたいとも思っていました。

様々な意見がありました…ので日本人が制服の着こなしについて考える要因になったと思います。


ただ何より酷かったのは、TVに出てる大概のアナウンサー、コメンテーター、芸能人の方々の意見は、殆どが無茶苦茶でした。コシバキ選手の悪態よりも酷い意見もありました。
(一番まともなことを言ってたのはオスギ&ピーコのどっちか位)

全ての方がそうではないでしょうが、国際的な社会のことを考えるよりも言論の自由や自らの虚栄心の方が強いのでしょうかね。


そういった方々こそ正装や制服について考えたり勉強した方が良いと思います。


確かに著名人であるだけでドレスコードを無視した形で、人様の儀式やパーティーに顔を出したり、出席が可能なことには理由があります。


列席者の全てがそれを許すからです。


国際社会でそのような行為が許される日本人はそうそうはいませんし、首相や大臣がドレスコードを外したなんて聞いたこともありません。


例えばこんな馬鹿げた意見に頷く人も沢山居ました。
「だからあの子は子供の時からプロで、人とは違った生き方だから、ファッションとしてあんな風になるのは必然で……」とか


日本だけで通用するようなローカルな美談チックな身の上話が国際的に通用する訳がないし、コシバキ選手を肯定してあげる方法や意味合いが間違っています。プロボクシングのあの有名な兄弟を擁護するのと同じ目線なのがまず可笑し過ぎる。


多分その人達は自分の日頃のアウトめで、自信がないドレスコードを肯定したいのでしょう。


私はコシバキ選手や間違った意見を語る著名人を批判しているのではなくて、制服や正装についての見解が、皆ずれていることを危惧しているだけです。


子供の頃から制服に支配された国であるが故の正装、制服の国際的見解の違いについて


まずは何故オリンピックで、その制服が必要でそれを着るのかを考えるべきなのです。


その1終わり
に続く