スタイリング
僕はスタイリストではなく、テイラーなんですが、
衣装を任して頂いているアーティストやタレント、アスリートなどのお方々の
撮影やTVの現場に時折訪れることがあります。
やはり色々な現場や媒体により見え方がかなり違うので、非常に勉強になります。
野外とスタジオでは色の見え方が違うし、
スタジオでもライトやセットの影響で全然違ってくることにいつも驚かされます。
だから色んなことを想定しながら衣装を製作するようになりました。
そういう中で、衣装を褒めて貰えることはとても嬉しい訳でありまして、
本当に感謝感激なんです。
またそういうことも様々な人々のおかげになり立つということも思い知らされます。
先日もあるTV番組の特別ゲストの方の衣装の立会いで、
楽屋に待機していたところ、他の出演者を担当するスタイリストさんが、
衣装の色をチェックされにこられました。
それは特別ゲストを引き立てるような我々に協力的な目線でした。
(確かにライバル関係の出演者同志ならそうはいかないでしょうが、)
製作の苦しみや大変さもさることながら、
現場での輝きや見え方も本当に重要であり、
色々な人々のおかげだということを感じるのです。