映画 わたしはロランス
すっごくすっごく
素敵な映画に出会ってしまったので
もう公開してない場所もありますが
まだ2014年に上映になる場所もあるし
きっと素晴らしい作品なので
DVD&Blu-rayになると思いますので
ブログに書きます
涙が止まりませんでした、、、
今この作品のことを思い出しただけで
涙が流れます
是非見ていただきたい作品です
まず驚いたのは、、、
監督グザヴィエ・ドランが現在24歳であるということ!
6歳で子役デビューし
18歳で処女作を制作し
今まで撮った3作品が
カンヌ国際映画祭に出品され
さらにあの
ガス・ヴァン・サントが惚れ込み
全米公開のプロデューサーを務めたというのです!!
それくらい
彼の作品の独特な雰囲気、香り
美しい映像
私も虜になりました
ストーリーは、、、
カナダはモントリオール在住の小説家で
国語教師という安定した職に就いている
ロランスという男性が主人公
ロランスは
一緒にいると
お喋りばかりし
笑いの絶えないほど気の合う
美しくオシャレで情熱的な女性
フレッドと恋をし
一緒に暮らしていました
でもロランスは30歳の誕生日に
ずっと抱えていた悩みを打ち明けるのです
「僕は女になりたい
この身体は間違って産まれてきてしまったんだ」と
1990年代でカナダのモントリオールでは
まだまだゲイ文化や
トランスセクシュアル(性同一性障害)への
理解が無かった時代
フレッドはこれまで愛してきた
男性であるロランス
2人で築いてきたものが否定されたような気になり
激しくロランスを非難します、、、
が
深くロランスを愛し
失うことを恐れたフレッドは
そのままの彼を受け入れるのです
メイクを教え女性の服で堂々と歩くべきよと
ロランスの最大の理解者、支持者として
共に生きていくことを決意したフレッドでした
そう決めたものの
先ほども書いたように
トランスセクシュアル(性同一性障害)への理解がない時代
さらには田舎町であるということで
社会的排除、人々の好奇の目、非難などが
つきまとい
一緒に居るフレッドはどんどん鬱状態に、、、
そんな中
たまたまパーティーで知り合った男性と結婚するわ!と
ロランスの元を去り
その男性の子供を産み
ごく普通で幸せな生活を送っていました、、、
いえ送っているはずのフレッドでした
そしてロランスはロランスで
女性と暮らしてはいましたが
フレッドのことを深く激しく愛していて
フレッドの家の近くに住み
跡をつけていたんです、、、
そして
ある日、詩集を出版したロランスは
フレッドにその詩集を送り
それをきっかけに再会した2人
もちろん2人はまた燃え上がり
何もかも投げ出して旅に出るんですが、、、
このあとまた一悶着もふた悶着もあるんです!!!
こんなにお互いが深く愛し合っているのに
うまくいかない
こんなに求め合っているのに
ぶつかり傷つけ合う
こんなに深く誰かを愛せるというのは
素晴らしいことではありますが
当人は2度と味わいたくない想いですよ
私もありますよ
辛くて苦しくて
惹かれあうから一緒に居るけど
離れなきゃダメになるという現実
離れては戻り
戻っては離れ求め合うのですが
やはり最後という時が、、、
つまりある日突然2人の関係は終わり!
というポイントがやってくるんですよね
これが映画の中にも出てくるところが
本当にリアル!
監督のグザヴィエ・ドランが
スタッフの本当の話からインスピレーションを
受け書き上げたそうですが、、、
24歳にしておそるべし
普通のラブストーリーでは物足りない方
最近グッとくる映画見てないな〜なんて方
素晴らしい作品です
是非ご覧になってみてください
元町映画館にて上映中
3月8日(土)より京都みなみ会館にて公開