恩師・古川一馬
サッカーをやってきた方にとっては、一度は聞いたことのある名前かもしれない。特に東海地方のジュニアユースでは有名な人である。
僕の中学時代の担任である。
それでいて、ジュニアユースの日本代表の監督でもあった。
サッカーの 練習は、厳しい。
毎日八キロくらい走ってから、グランド半分で四対四。
その後、ゴールラインから一人がボールを高く蹴って、真ん中にいるボクはヘディングで返す。
監督がいなくなると、たまに手で取ったりする、と、体育教官室から放送で呼び出されて怒られる。
選抜の練習が、有るときはそれから更に練習という日々。
苦しい毎日だったが、ボクは成長したと思う。
昨日、たまたま元ガンバの松波コーチとそんな話になった。
松波さんを、引き上げたのも古川監督だったと聞いて嬉しかった。
そのほか、小野伸二選手など育てた選手は数知れず・・・。
いつもモットーは、「あたりまえだ」
あたりまえのことを、あたりまえにやれ、と。
何事も 基本をしっかりということだろう。
現在、恩師はカマタマーレ讃岐のジュニアユースの監督になっている。
振り替えれば、中学時代に何事も厳しく教えて頂いたのが今のボクを作っていると思う 。
何事も苦しいとあまり感じない。
やはり、挨拶や礼儀や仕事など、あたりまえのことを、あたりまえにできないと何事も 通用しないということは、社会に出ると良くわかった 。
因みに、古川先生のあだなは、ふるしょう。
酒は強く、たまに酔った勢いで家に来ては、 ボクの食べかけのピラフを奪った 。
なんか無茶苦茶の所もあったが、そんな先生がいた方が良いと思う。
今の時代だからではなく、いつの時代も。