映画 嘆きのピエタ
(C)2012 KIM Ki-duk Film All Rights Reserved.
ずっと待っていました
キムギドク監督の劇映画を
三年間山籠り生活をしていた
アリランというセルフドキュメンタリーを
世に放ちそこからあまり間をあけずに
撮影されたのでしょう
嘆きのピエタ
(C)2012 KIM Ki-duk Film All Rights Reserved.
親の顔を知らず30年天涯孤独で生きてきた
イ ガンド
今は荒々しい借金の取り立てをするんですが
債務者が「返せない」と言うと
極悪非道なやり方で重症を追わせ
その保険金で高い利子と借金の返済に充てるという、、、
なんとも無茶苦茶で
債務者に怨まれる日々
そんな中
ガンドの前に急に現れた一人の女
不思議な雰囲気をもつ彼女チャンミソンは
自分が30年前にガンドを捨てた母親だという、、、
(C)2012 KIM Ki-duk Film All Rights Reserved.
最初突き放して
罵倒していたガンドだったのですが
酷い仕打ちにも耐え続けるミソンをみて
段々母親への愛が芽生え始めるんです、、、
韓国の国民性もあるのかな?
オモニ(母親)をすごく大切にし
敬い、想う感じ
きっとキムギドク監督もそうなんでしょうね
荒々しくて優しくて
そのストーリーにも胸打たれましたし
突然ホームムービーみたいな撮り方になる
キムギドクの世界がまたグッときます
やっぱり彼の作品は好きですね
血みどろだったり必要以上に暴力的だったりしないのに
キョーレツに刺さり痛みを感じる
素晴らしい作品でした