映画 オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ
ジム・ジャームッシュ監督の新しい作品と聞いて
美しくカッコイイ映像を想像されるのでは
ないでしょうか
この写真だけ見てもゾクっとしますよね
本当に美しい作品でした!
ちょっと息を飲むほど素敵なシーンもあって、、、
また刺激を受けました
ちなみに登場する部屋やインテリア
ファッションもアンティークで
とっても素敵です
(C)2013 Wrongway Inc., Recorded Picture Company Ltd., Pandora Film, Le Pacte &Faliro House Productions Ltd. All Rights Reserved.
吸血鬼のアダム(トム・ヒドルストン)は
古いアンティークギターをこよなく愛し
アンダーグラウンド・ミュージック・シーンで活躍している
ミュージシャン(≧∇≦)
もちろん吸血鬼だから
死にませんし
どうやら、、、
何百年も生きてるらしい!(笑)
そんなアダムは実はとっても繊細で
昨今の自己破滅的な人間たちの振る舞いに
腹立たしさを覚え1人思い悩んでいました
そんなときモロッコに住む
妻のイヴ(ティルダ・スウィントン)が
彼を心配し
アメリカはデトロイトに住む彼の元を訪れました
(C)2013 Wrongway Inc., Recorded Picture Company Ltd., Pandora Film, Le Pacte &Faliro House Productions Ltd. All Rights Reserved.
もちろんそんな妻のイヴも吸血鬼で
2人は何世紀も愛し合い
何度も結婚式を挙げ
生き続けてきたんです♡
何世紀も愛し合い
互いが居ないと生きていけない関係、、、
でも今は
別々の場所に住み
会えば付き合いたてのカップルみたいにラブラブな2人(≧∇≦)
こんな風に居れたら本当に素敵ですよね
依存し合ってるんじゃなく
本当に愛し合っている2人って
人間界にもいるのかなー?笑
(C)2013 Wrongway Inc., Recorded Picture Company Ltd., Pandora Film, Le Pacte &Faliro House Productions Ltd. All Rights Reserved.
さぁそんな久しぶりのラブリーな
再会もつかの間!!
イヴの破天荒な妹エヴァ(ミア・ワシコウスカ)
もちろん吸血鬼でもあるその妹が
LAから突然2人に会いにやってきて
2人のゆっくりした時間をハチャメチャにするんです(笑)
ほんっと!めんどくさい妹で
見てるこっちが腹が立つくらいなんですが
それをきっかけに
吸血鬼夫婦は2人でモロッコに戻り
仲間の死を目の当たりにしたり
生きていくことにまた貪欲になるという、、、
それもまた運命と思わせられるような展開
大事件というほどの事件も
キレキレのアクションもありませんが
静かに考えさせられ
心にぐっとくる作品です
ちなみに!
私が後からグッときたシーンは、、、
ある夜、停電したので
2人で地下室へ電源をチェックしに行くんですが
そこでイヴが季節外れのキノコが生えてることに
気づくんです
そしてアダムに
「ねえ、ここにこのキノコが生えてるの気づいてた?」と
そしてアダムは優しく
「気づいてたよ
キノコたちも今のこの世の
おかしな状況を
感じ取っているんだろうね
菌類は謎が多い
でも彼らがいないと人類も存在しないのに
みんな気づいていない」と、、、
いうような事を語るんです
こういう風に小さなことに気づいたイヴへ
これだけ語る男性って素敵♡ですし
大切!って思える感覚が一緒で
それをシェアできるからこそ
長く一緒に居れるのだろうなって、、、
監督がそこを表現したかったのかどうかは
わかりませんが
今の私にはグッとくるシーンでしたね
大阪ステーションシティシネマ
TOHOシネマズなんば他にて
公開中