映画 レッドファミリー
大好きな韓国の監督
キム・ギドクの最新作は
なんと北朝鮮のスパイのお話
10/4から新宿武蔵野館他全国順次ロードショーです！！
「仲むつまじくて、いつも幸せそう。うらやましいわ」と隣人に言われる
家族
威厳のある祖父
優しい夫、おしとやかで貞淑な妻
彼らを敬う娘が1人
まさに理想の韓国家族に見えますが、、、
しかーーーし！
家に入りドアを閉めると妻は
鬼のような形相で祖父の足を蹴りあげ
怒鳴りつけるんです
そう彼らの本当の顔は
家族を演じる北朝鮮のスパイ「ツツジ班」
昼間の楽しそうな家族ドライブは
実は軍事地域を撮影する任務で
妻役のベク班長は
祖父役のミョンシクと夫役のジェホンの些細な失敗を
責め立てるのです
隣のお家は
お金が無いと言いながら
なんたかんだ贅沢をしている家族
嘆いてばかりの祖母
自己中心的な夫に
料理一つ出来ない浪費家の妻
そんな両親に敬意の欠片もない息子と
どうしようもないダメ家族だったのですが、、、
偽りのない感情をぶつけ合う隣の家族への憧れが
スパイ家族の封印していた人間らしい感情を目覚めさせ
なんと
4人は互いを思いやるようになっていくのです
そんな中、スパイ家族の父親を演じているジェホンの妻が
脱北に失敗したと聞いた班長は
大手柄を立てて彼女を釈放させようと考え
“転向した反逆者”である北朝鮮の元将校を独断で暗殺するのですが
彼は北に機密を送る
実は重要な二重スパイだったのです
ということで、、、
大失態を犯した一家には
自殺命令が下され
さらに母国の家族の命を救いたければ
堕落の原因である
例の隣の家族を皆殺しにしろと命令されるのです
そこで究極の選択を突き付けられた4人は
どうしたのかって話なんですが
最後の10分？15分はもう号泣ですよ
キムギドク監督は残虐でありながら
愛を描くことで知られています
それが今回の作品では
残虐どころか
人間らしさを大いに描いた作品になっています
10/4から
新宿武蔵野館他全国順次ロードショーです
是非ご覧になってください
