RIO Live Gallery

RIO [DJ・MC・Airtist]

DJ・MC・Artist・VDJ
Birthday : 1974/5/5
Hometown : Mie Japan

2014/12/10

大友良英 「音楽と美術のあいだ」

ずっと行きたくて

タイミングを見計らっていた

大友良英さんの

「音楽と美術のあいだ」


即興音楽やノイズミュージック

映画音楽などで

お馴染みの大友さんですが

NHK連続テレビ小説「あまちゃん」の音楽で

さらに有名になられました

(ってあまちゃんのことは、私は最近知ったんですが 笑)

さぁそんな大友さんの

サウンドインスタレーション

テーマが「音楽と美術のあいだ」


異なる芸術表現である

音楽と美術

制度も作法も独自の発展をし

制作においても市場においても

異なるシステムの上で動いていますよね


しかしながら1960年代以降

音楽と美術が相互に介入した

サウンドアート、パフォーマンス、インターメディアなどと

呼ばれる表現が生まれたのです

それまであった音楽と美術の境界線を曖昧にし

芸術ジャンルの定義や解釈を拡げたのです


まさに大友さんがずっとやってきたことと言えますね


今回のメインの作品は

大きなキューブ型のスクリーンに

音を奏でる人のシルエットが

交互に映し出されていくんです


音楽というより音、芸術的な音と姿です

なんともミニマルで美しい

作品でした

そして同じフロアで開催されていた

オープンスペースでこれまた

素晴らしい国内外のアーティストの作品たちに

出会えました!

いわゆるメディアアート

テクノロジーを使ったアートなんですが

体験したりするものが多いので

アートって、、、なんていう方にも

楽しんでもらえるかもしれませんよ


固定された自転車に乗って

まるでビデオゲームみたいに

スクリーンの中の街を走れたり

映し出された自分が

千切りになって積み上げられていたり

またまた真っ暗闇で全く見えない中で

四方八方にあるスピーカーから

自分で選んだ音を聞いたり!

私は「摩擦の音」を選んだんですが

すっごい耳元でビニールをカシャカシャやられてる感じがして

気持ち悪い感じがするのが

面白かったです!


DIALOG IN THE DARK

(私のこのブログ12/6のを

見ていただくとわかります)

に続き暗闇に

しかも真っ暗闇に縁がある今日この頃



何か暗闇でやるべきことがあるような

課題が湧いてきたような

そんな気分にさえなりました


感動する作品たちを見て

たっぷり吸収して

有意義な展覧会でした