RIO Live Gallery

RIO [DJ・MC・Airtist]

DJ・MC・Artist・VDJ
Birthday : 1974/5/5
Hometown : Mie Japan

2017/04/24

戸嶋靖昌

作品のほとんどを売らず、発表せず

30年ほどスペイン・グラナダで

清貧な生活の中、芸術を追求し続け

無名のまま72歳でこの世を去った

孤高の画家 戸嶋靖昌

なんとなく名前を聞いたことが

あるような気がしていて

作品を初めてテレビで見たのにも関わらず

その作品たちが素晴らしすぎて

ボロボロと泣いてしまい

これは絶対に生で対面せねば!


と収録終わりで駆けつけた

麹町のバイオテックという会社の中にある

「戸嶋靖昌記念館」

もう言葉では表現できないほど

衝撃で感動で素晴らしくて

そんなに点数が多くないのに

1時間半も見入ってしまいました、、、


戸嶋さんはそのひとの内面や生きてきた軌跡を

描き表していたと言われていますが

もっとこうなんてゆうか

逆に外側を確実に描くことで

いろんなことを写し出していたような

そんな気がします

そして

戸嶋さんは絵を描くことが自身にとっての

使命だということをハッキリとわかっていて

この世に対する

存在意義みたいなものだったんじゃないだろうかと

思います


本当にこんなに作品を見て

衝撃を受けたり

心から感動したのは久しぶりで

私自身も作家として

本当に描きたいものは何なのか

問われたような大切な時間になりました

戸嶋さま、また会いに行きます


戸嶋靖昌記念館
千代田区麹町1-10バイオテック株式会社 内
03-3511-8162
電話で要予約


↓↓↓の写真は戸嶋さんのポストカード

私は小3から巨匠たちの作品の

ポストカードを集めていて

また大切なポストカードがコレクションに加わりました

帰ってきてからずっと眺めてます

そして

仕事とかプロフェッショナルって何かということを

ちょっと考えてしまいました


よく「お金をもらったらプロフェッショナルで

もらわなかったらアマチュア」と安易に

言う人がいますが

戸嶋さんは妻の仕送りのみで

清貧な暮らしをしていた訳で

絵ではお金を得ていません

でも確実にプロフェッショナルで

とても崇高だと私は思います


そして仕事とは

仕える事と書きますが

誰かに仕えたり

お金を得て生活をするために

何かに仕えることなのでしょうか?



私にとっての仕事は

ラジオで喋ったり

ナレーションや司会をすることであり

絵を描くことを仕事という風には

自分で言ったことがありません


私は絵を3歳の頃から

ずーーーーっと描いているので

もはや急に仕事と呼ぶことに

違和感があるというのが理由の1つかと思います


そして絵を描いていることは

もちろん仕事になっているのですが

私にとって芸術とは、絵を描くことは

仕事以上のものであり

それを追い求めることが出来る自分は

幸せだなとここにきて感じています