映画「グローリー-明日への行進-」
映画「グローリー-明日への行進」は
http://glory.gaga.ne.jp/info/?p=126
今週末6月19日金曜から全国ロードショーとなります
私は15歳から5.6年間の青春時代を
アメリカで過ごし
色んな人種の人たちと机を並べ勉強したからか
黒人差別問題には強い怒りを覚えます
そして
それに纏わる映画は沢山観て学び
いつも胸を痛めています
今年2015年3月7日
オバマ大統領がミシェル夫人や国民と共に
アラバマ州を行進し
「我々の行進は終わってないが、ゴールは近い」
と演説をしました
ちょうど50年前の同じ日に
アラバマ州セルマで黒人の選挙権を求めて
平和的に訴えたデモ行進が
警察隊に暴力で弾圧されました
たった50年前なのに
法律はその権利を認めているのに
黒人は選挙権がなく
レストランでもバスでも公共の場で
人間として認められていなかったなんて想像できますか？
大統領にまで直接交渉をしながら
非暴力を貫き
アメリカ南部のセルマからモンゴメリーまで
80キロもの距離をデモ行進すると決めたキング牧師
黒人を毛嫌いする白人の政治家の弾圧や
白人の市民たちの暴力にもへこたれず
真っ直ぐ
「真の平等が生まれ育つことを信じましょう」と
世紀の大行進をし
世界を変えたのです！！
そう黒人の選挙権を得ることが出来たのです！！
まるで神のようなキング牧師ですが
そこはやっぱり人間
そして人間らしいから皆んなも彼を信じ
ついていったんでしょうね
「私は普通の人間です」と語るシーンがあったり
この運動に没頭するあまり
自分の家族に寂しい想いをさせたり
白人の政治家からの嫌がらせで
脅迫電話で妻を怯えさせてしまったりと
プライベートはなかなか上手くいかなかったりして。。。
それに印象的だったのは
キング牧師が「もう疲れてしまった、、、」と
一瞬弱音を吐いてジトっとしてしまったとき
この運動を行う幹部の1人が
聖書のマタイ伝第6章を引用して励ますんです
「空の鳥を見るがよい。まくことも、刈ることもせず、倉に取りいれることもしない。
それだのに、あなたがたの天の父は彼らを養っていて下さる。
あなたがたは彼らよりも、はるかにすぐれた者ではないか。
あなたがたのうち、だれが思いわずらったからとて、自分の寿命をわずかでも延ばすことができようか」
と、、、
素晴らしい言葉ですよね
ここからまたキング牧師はグググとパワフルになって
世紀の大行進を成し遂げるのです
この映画には大切な言葉や
誠実であることが故の結果
信念を持ち進み続けるとわかること、、、
などなど
本当に素晴らしいものを感じ取ることができました
数々のスピーチが出てきましたが
その度に涙が溢れでました
6月19日から全国ロードショーです
ぜひ皆様ご覧になってください
http://glory.gaga.ne.jp/info/?p=126
