憂う。
年末に向け、
今日はゆっくりした日を過ごしました。
忘年会が多い時期ですが、
サッカー界はもう少し早めの時期です。
この季節は、
契約関係で、
いろいろな選手がバタバタしてます。
ニュースで見る人達も、
何が何で、
誰が何処で、
更新なのか、
満了なのか、
訳が分からなくなっていると思います。
これは日本独自のシステムというか、
ヨーロッパでは無いですね。
ヨーロッパは、
もっと早く選手と話をし、
基本契約が切れるということは、
他に移籍していいよ。
っていう感じです。
日本の場合は、
シーズンが終わってから、
一斉に話を始めるので、
こういう状況が起きます。
俺も何年もこの状況を経験してるけど、
少し異様です。
だから、
俺は出来るだけ早めに話し、
出来るだけ早めに更新を発表しました。
決まらないで年を越すのは、
選手にとっては地獄です。
でも、
これが日本の現状なので、
選手が我慢をしないといけない状況です。
もっと早く、選手が安心できるシステムになればいいと思います。
もっといろいろな事が変わり、
魅力的な日本サッカーになって欲しいです。
俺が小さい頃にJリーグに持ってた、
ワクワク感やキラキラ感を、
今の小さい子供達が持っているのか?
そんなことが気になります。
俺はそんな選手になりたいし、
なろうと思うけど、
選手だけの力じゃ限界がある。
クラブやメディア、
スポンサー、サポーター。
全てのサッカーに関わる人達が、
もっとサッカーの未来を考えないと。
リオオリンピックや、
ロシアワールドカップ。
出て当たり前と思ってるけど、
オリンピックに初めて出たのが、
1995年のアトランタで、
ワールドカップは、
フランスの1998年。
U-20ワールドカップは、
2007年以来、
4大会連続で出てないし、
1998年の俺らの代も含め、
U-19のアジアの大会では、
優勝は未だにしていない。
リオのオリンピックの世代は、
世界で厳しい戦いをしていない。
俺らは、
ナイジェリアで1ヶ月戦い、
事前合宿のブルキナファソでは、
今迄、普通に生活していたこと全ての感覚を、
ひっくり返されたような場所で過ごした。
それを多感な19歳で経験した。
最近、
群馬のチャリティマッチで感じたのは、
ヒデさんやフクさん、ツネ、
ヤナギさん戸田くん、キタジ、
俺らの年代、
大輔やコマ、モニ。
みんなホンマに強かった。
現役を辞めてる選手もいるし、
現役でもオフの選手ばっかり。
でも、
試合ではキツイ時に戦ってた。
身体は動いてなかったけど、
心は折れていなかった。
こういう気持ちがないと、
アジアや世界では戦っていけない。
最近のJリーグでは感じることの出来ない凄みを感じた。
この人達は凄いっていうのを感じた。
今の若い世代には、
正直感じない。
でも、
そいつらが悪いとかじゃないと思う。
そういう指導や訓練を受けてないからやと思う。
もちろんやり過ぎは良くないけど、
甘えさせた結果が今やと思う。
技術はあり、
うまい選手は多いけど、
強い選手、怖い選手は少ない。
群馬のチャリティマッチに出た人は、
みんなそれがあった。
それをいま凄く感じる。
気持ち。
気持ち。
というけど、
やっぱり気持ちが大事って思った。
根本やし基本。
ヒデさんや満男は、
気持ちの上に技術がある。
だから凄い。
ヤットにしても、
話してたら気持ちの話ばっかり。
やっぱりそこやね。
日本サッカーは。
鍛えれば強くなるし、
それが普通になるから。
車の中で書き始めたブログ。
日本サッカーを憂うような内容になってしまったけど、
みんなで考えて欲しい。
1月から始まるリオへの挑戦。
これは全力で、
みんなで応援せなあかん!
俺はちょっとゆっくりします。(笑)
年末年始は、
スイッチオフです。
ゆっくり終わり、
ゆっくり始めます。
ban末