ありがとう福岡
どこから書いたらいいのか分からない‥
自分のこの思いを今書いても書き切れない。
ただただ今思う事は自分が福岡で過ごして来た一瞬一瞬の時間を思い返すだけ‥
この度2014年6月30日をもってライジング福岡のユニフォームを脱ぐ事になりました。
そして新天地岩手に移籍する事が決まりました。
2007年の夏に東京から移籍して来た慣れない土地。
始めはホームシックで休みの度に東京に帰ってたっけ。
でも気づけばどんどん福岡を好きになっていく自分がいて、博多弁も喋るし、いつの間にか福岡が自分の町になっていきました。
まだまだ生意気でやんちゃな自分を人情溢れるこの町は数々の事を教えてくれ、成長させてくれました!!
人と人の繋がり、そして常に感謝の気持ちを持つ事の大切さ。
当たり前の事かもしれないけど、福岡でプロアスリートとして皆さんから教えて頂いた事は本当に沢山あります。
合計6シーズンを過ごしたライジング福岡には本当に色んな思いがあります。
移籍してきてすぐに膝の大怪我‥
復帰してすぐに大阪へトレード‥
そしてまた福岡に復帰。
ここ3シーズンはキャプテンとしてチームのリーダー役をやらせて頂きました。
今でも心残りなのはやはりライジングで優勝出来なかった事‥
あと一歩の所までいきましたが駄目でした。
このチームで勝ちたかった‥
もう一年このチームでやらせてもらいたかった‥
すみません、これが本音です‥
これだけは言わせてください、自分は福岡で骨を埋める覚悟でやっていましたし、移籍するチョイスは自分の中にはみじんも無かったです。
プロの世界だからしょうがない。
皆そう言いますし、僕達選手も百も承知です。
でも本当にそれが全てなんでしょうか?
本当に結果だけ見て評価される環境なんでしょうか?
ちょっと違うような気もします。
まだまだ発展途中のバスケットボールというスポーツ。
福岡という町はバスケットボールの可能性で溢れている。
自分が在籍している間も本当に認知度は変わっていきました。
ライジング福岡の名前は本当に知れ渡っているし、人気も出てきている。
自分も最大限に福岡という街にバスケットボールが根付くようにやってきました。
だからこそ気持ちの部分が大事になってくるんじゃあないでしょうか。
こんな事言ってたらプロ失格かもしれません。
色々な意見があると思いますがこれが現状だと僕は思います。
最後に今まで自分を支えてくれたブースターの皆さん、スポンサー様、スタッフ、ボランティアの皆さん、チーム関係者、友人、家族に感謝したいと思います!
そして今まで一緒に戦ってくれた最高のチームメート達!
チームメートの域を超えて皆家族だよ!!
皆が居なかったら今の自分はいないよ‥
皆さん福岡での沢山の思い出ありがとうございました!!
本当に本当にありがとうございました!
これからも福岡は自分の心と一緒に歩んでいきます。
これからのライジング福岡の発展を心から応援しています!
そして今日からは岩手ビッグブルズの選手として日々推進していきますのでどうぞ宜しくお願いします!
恋人と別れるような気分ですが、未練はありません。
ただ次会う時は更にいい男になるだけです。
相手がこの人を好きになってよかった、この人を離さなければよかったと思わせるかは自分次第。
さあ行きましょう、ネクストステージへ!
2014年6月30日
岩手ビッグブルズ#9
仲西淳