播戸竜二 OFFICIAL BLOG

Ryuji Bando [soccer player]

FC Ryukyu / FW /11
Birthday : 1979/8/2
Hometown : Hyogo Japan

2018/11/17

ひと段落。


優勝から2週間過ぎました。

この間にいろいろな人がお祝いしてくれ、毎日幸せな日を過ごしています。

幸せな日は大事やけど、
このままではいけないという気持ちが少しずつ湧いてきています。

1年間戦い続けて、
その対価として優勝し、
お祝いが続く。

と同時に、
もう次へのスタートは始まっている。

来年はJ2。

そんなに簡単じゃない。

資本が大きく、
経験も多いクラブ、
選手がわんさかいるリーグ。

自分自身の今後は未定。

プロ選手は契約で、
来年の事は常にわからない。

自分で決められる仕事ではない。

あくまで評価され、
必要だと思われた時に契約される。

と同時に、
必要とされたとしても、
自分の心が動かないと契約をしない。

そんなところで21年間働いてきた。

こういうスタイルがどうなのか?

よく厳しい世界で働いていると言われるが、これ以外に経験した事がないので、
よくわからない。

でも、
わかりやすくはある。


良ければ契約。

悪ければさよなら。



先週のセレッソU23戦。

結果的には0-6。

優勝したのに、
何をやってる?

って怒られるような結果。


けど、
難しさがある事も書いておきたい。

優勝を目標にやってきて、
それを果たした後のゲーム、
これはなかなかハードです。

しかも新しい選手達がたくさん出て、
相手もJ1の金の卵。
優勝したチームに一泡吹かせてやろう!

って言うのが重なり合い、
こんな大敗をしてしまった。

ただ、
厳しく言わないといけない点もある。

優勝、人が違う、相手がどう、
というのはいろいろあるけど、

その試合に自分の全てを出す。

自分が生き残る為に、
目の前の敵を殺すくらいの覚悟でやっていたか?

それが重要だと思う。

そして、
それはやっていた本人達が1番わかっている事だと思う。



今週は試合がなく、
来週にはホーム最終戦がある。

偉大なキーパー、
川口能活のラストゲームの1つ前。

FC琉球として、
川口能活さんをどう送るのか、
これはクラブとして考えてもいいと思う。

能活さんとは、
代表に入り仲良くなり、
一緒に自主トレしたり、
一緒に同じ治療院に通ったりする仲。

最初仲良くなった時は、
あの川口能活が仲良くしてくれてる!
ってちょっと興奮したくらい。(笑)

今年もいろいろ話していた。

なんせ、あれくらいの経験の人が、
試合出場を目指してJ3に行くというのは、当時としては衝撃的やったし、自分がFC琉球で挑戦することを決めた時も、能活さんもやっているっていうのが、
心のどこかにあったと思う。

だから、
あの記者会見を見て、
あれだけの人が集まり、
俺は本当に感動した。

選手としての今じゃなく、
川口能活としてあれだけの人が集まり、
話を聞きたいと思ったというのは、
本当に素晴らしいと思うし、
日本サッカーが少しずつ成長している証だと思う。


引退を発表した後、
少し能活さんと話したけど、

『このJ3の3年間は、
プロとしてサッカーをやってきた中で、
1番多くを学んだ時間だった。』

これこそが川口能活で、
この言葉を言える川口能活を俺は好きやと思った。

この言葉は、
この1年の俺にも当てはまるし、
それを3年間やり続けた川口能活は、
やっぱり本当に大きい男で、
そりゃ誰からも愛されるわって思った。


これからの能活さんが本当に楽しみやし、また新しい道を、俺ら後輩に見せて欲しい。



こんな時にいつも思うのは、
キングカズ。
やっぱ半端ないなぁー!

バッジォに後押しされ、
まだまだやめへんやん!(笑)

しかもJ1上がりそうやん!
って事。


そして、そこには南 雄太がいて、
満男とソガがアジアで勝って、
ヤットも試合出まくってて、
結局、コイツらに負けたくないっていう気持ちになり、もっと上手くなりたい。
もっといろいろやらな!って気持ちになる。

そんな仲間がいる事を幸せに思い、
今日も練習頑張ります!


今日は読谷村。
ちょっと遠いね。(汗)

58号線に沖縄を感じながら、
半袖半パンサンダルの、
ウチナンチュスタイルでいきますか!


banビーノ