イタリア映画 "おとなの事情" に見る、おとなの都合
昼間は暑く、夜は涼しすぎ
働く大人石幸一を風邪にしたろかい
という大人気ない天気に振り回されつつ
風邪になんかなるものかと
大人な映画館、京都みなみ会館へ。
今回は…
友人の家に夕食会に訪れた7人の仲間たちが、
それぞれの携帯電話にかかって来た電話や
テキストメッセージを共有し合うという
“ゲーム”によって、繰り広げられる人間模様を
描いたシチュエーション・ドラマ作品
" おとなの事情 " を鑑賞。
“個人の情報をすべて抱え込んだブラックボックス”
いまや万国共通の危険物と言っても過言ではない、スマホ。
これを気心知れたろうが、夫婦、友人間で共有しようなんて、そんな恐ろしことをしてしまう。
これはね、コメディではなく極悪なホラーです。
そんなホラー作品が
イタリアのアカデミー賞にあたる
第60回ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で
作品賞と脚本賞のW受賞を果たした訳ですよ。
つまり、、それだけ良く出来た作品なのやが
良く出来ているが故に
この映画をカップルで見にいこうものなら
その後のディナーが地獄と化すかもしれんですよ。
思慮深い大人なら、
必ず1人で見ることをオススメします。
改めてスマホには
持ち主の気まずい、嫌ぁ〜な手汗を感知したらば、すぐさまLINEなどの履歴を
記憶喪失にする機能を追加してくれ。
指紋認証よりも、
気まずい、嫌ぁ〜な手汗認証だ。
して、先日は
酸いも甘いも辛いも不味いも経た大人たちが
集い四十路会ディナーを。
大人にもなると
人には言えない大なり小なり
フリーサイズなりの秘密てのがあるものです。
仙石幸一