心。
少し残念なことがあったので書きます。
ミチのこと。
昨日の試合、
ミチは誰よりも試合を楽しみにしました。
自分を育ててくれたクラブと試合が出来るからです。
そして試合が終わった後、
ガンバサポーターに挨拶に行きました。
ミチが日本に帰って来てから初めてのガンバとの試合。
挨拶に言ったアイツは偉いです。
けど、
それに対する反応は残念なものでした。
ブーイングや罵声…。
一部の人の行為というのはわかります。
ミチは気丈に振舞っていましたが、
心は泣いていました。
こんな反応はありですか?
試合前、
ブーイングは当たり前です。
けど、試合が終われば関係ないし、
何よりミチはガンバが育てた宝。
サポーターが育てた宝。
アイツは6歳からガンバジュニアで育ち、ガンバを代表して海外に飛び立って行った男です。
海外に行った後もいつもガンバのことを気にし、日本に帰るならガンバ以外は考えられないと話していました。
ただ、そういう思いと現実は違います。
お互いが求めないといけないし、タイミングもあります。
ミチはプロ一年目から活躍し、
ガンバが初めて取ったナビスコ杯では決勝ゴールも決めています。
天皇杯も取ったし、ACLも取りました。
クラブワールドカップにも出て、
ガンバというクラブを全世界にアピールするために貢献した選手です。
今回のことは、
そんな選手に対してすることとは到底思えません。
この話に限らず、
所属したクラブを嫌いな選手はいません。
あまりいい思い出がない選手もいるかもしれませんが、
サポーターに応援してもらったことを忘れる選手はいません。
最近、
ドログバがチェルシーとの試合で、
ガラタラサイの選手として、
チェルシーのホーム、
スタンフォードブリッジに帰還しました。
その時の雰囲気を見て欲しいです。
みんなが自分の息子が帰ってきたように接していました。
出て行った選手に無条件にブーイング。
それではさみしいです。
いろいろなストーリーがあります。
それを一人一人が感じ、
そのリアクションを取って欲しいです。
みんながやるからやる。
リーダーがやるからやる。
そうじゃなく、
自分がどうしたいか考えて欲しいです。
選手もクラブもまだまだ成長しないといけません。
それと同じくして、
サポートしてくれる皆さんにも成長してもらいたいです。
いろいろな問題がある今だからこそ、
余計にみんなで考え、
より良いサッカー界にしていかなければと思います。
いつも応援ありがとうございます。
これからも一緒に歩んで行きましょう。
播戸竜二