子供の自発を促す教育。
ボクは常に主張し続けていますが、海外で戦っていく上で、語学は必要不可欠なものです。
でも、完璧である必要はなくて、人に自分が思っていることを伝えることができることができればOKです。
逆に言えば、そのくらい喋れるということは、相手の言いたいことも理解できるレベルでしょう。
つまり、コミュニケーション力と理解力が大事。
そして、相手を納得させるためのプレゼン力、とでも言いましょうか。
そういうものが大事だと思ってます。
でもそれはなにも海外でのことだけじゃないですよね。
日本にいたって、社会では同様の能力が問われるはずです。
上司と同僚と部下と、または取引先の、営業先の、家族との、友達との、コミュニケーション力や理解力は、社会で生きる我々にとっては、やはり必要不可欠なもののはずです。
そういった力を子供のうちから養っていく教育はすごく重要だと思うし、何よりもそういうものが不可欠なんだということを理解させる指導ってものが、もっと重要なんだと思っています。
かといって、勉強は好きじゃない子が多いし、しつけられたり、押し付けられたりするのも、子供にとってはストレスなこと。
じゃあどうするの?
彼らが自発的にやりたい、必要だって感じるような環境を作っていくことではないでしょうか。
そんな思いで、ボクは3年前からフォルトゥナの移動式ドイツ語サッカースクールを行なっています。
勉強だって言われたら構えちゃうけど、大好きなサッカーをやりながらなら、子供たちはあっという間にドイツ語サッカー用語を覚えちゃいます。
それが憧れの日本代表選手たちが使っている言語だって言われたら、もっともっと彼らに近づきたいってモチベーションも上がります。
憧れの海外で成功するために、今からやっておくと、チャンスが広がるって知ったら、みんな積極的に取り組んでくれちゃいます。
そんな活動を続けているのですが、秋に静岡で小学生を対象に行ったドイツ語サッカースクールが、地元紙に掲載されました。
静岡の子達は本当サッカーが上手で、小学生なのに、リフティング1000回できますって子がたくさんいました。
でも覚えたてのドイツ語で数字を数えながらって言った瞬間、まあできなくなっちゃうもんなんです。
でもこれが、数分後にはできるようになっちゃう不思議。
手に取るように見える子供の成長は本当にワクワクします。
しかも目がキラキラ輝きますからね。
これはあくまでもきっかけにすぎません。
続けられるかどうかは本人次第。
本当は継続してこういうサービスを提供し続けられるといいのですが。
でもそうじゃなくても、これがきっかけで世界に目が向けられたら。
リアルにドイツ語に興味を持ってくれたら。
それだけでもボクの活動は大成功です。
そして願わくは。
自分にきっかけを与えてくれたフォルトゥナで、いつかプレーしたいと思ってくれたら嬉しいですね。
きっとその頃はフォルトゥナも1部の名門クラブの1つになっているはずです。
いかに先を想像し、今を生きられるか。
これもすごく大事なことだと思ってます。
そして今はやっぱり、全力で。
大事ですね、その気持ち。
ということで、皆さん良い週末を。
「頑張るときはいつも今」