八千代高校ドイツオランダ遠征2日目。
ドイツ・デュイスブルクの2日目もどんより空。
午前中はトレーニングとなりましたが、天然芝グラウンドは使えず、人工芝グラウンドで。
それでも移動続きだったので、ボールが使えるだけでも嬉しくなります。
いつもの練習も、景色が違うので新鮮です。
明日からは6試合続くので、ここでしっかり体をヨーロッパタイムに合わせなくては。
体を動かした後は、脳みそを動かします。
ドイツの本場のサッカーを観戦に行かなくては、ということでブンデスリーガ2部のボーフムの試合へ。
2部とは言え、1万5千人近く入った試合は、なかなかいい雰囲気。
ドイツに来て、サッカー観戦に来たのなら、食べないわけにはいかないのがこれ。
本場を体感するには、なんでもトライです。
ドイツで食べるソーセージが、なんだか美味く感じてしまうのも、きっと勘違いではないはず。
試合は1-1の引き分けでしたが、Jリーグとはまた違う迫力を肌で感じる機会となりました。
ホテルに戻ってから、夜はボク(瀬田)の講義。
この遠征が彼らにとってどれだけ価値があり、意味があり、重要なものであるかを話しました。
良い準備がどれだけ可能性を伸ばしてくれるのか、日本に戻ってからは経験出来ないものが当たり前のようにある“今”を自覚し、いっぱいトライしてほしいと伝えました。
将来の夢を聞くと、
八千代高校で試合に出れるかどうかの瀬戸際にいる自分が将来プロになりたいなんて思って良いのかな、、、
ってどこか思っちゃう自分がいて、現実的なことを口にする選手がほとんど。
でも、プロから誘われたらどうする?
と聞いて、断るといった選手は一人もいませんでした。
誰だってプロサッカー選手にはなりたいですよね。
でも物分りが良くなってきて、そんなこと自分が言ったら馬鹿にされるんじゃないかって、思っちゃってるんでしょうね。
でも大丈夫です。
ボク(36歳のおじさん)がプロを目指すより、遥かに可能性は大きいです。
16歳、17歳がプロになりたいって言っても、全くおかしくないんですから。
その代わり生半可な気持ちや努力じゃ無理ですからね。
夢は見てるうちは叶わないです。
夢を目標にして、そこまでの過程を明確にして、一つずつ達成していく。
それが出来た人だけが、“昔見ていた”夢を叶えることができるのだ、と。
でもそれは、“やっている人”にとっては目標達成のすぎないのだ、と。
少し難しい話だったと思いますが、みんな居眠りもせず、しっかり聞いてくれていたと思います。
響いたかどうかは、これからの遠征の過ごし方や、日本に戻ってからの彼らの変化を見ないとわかりませんが。
それでも、目の色が変わった選手がいたことは間違いないと思います。
そのための貴重な経験の2日はそんな感じで終了です。
親御さんが投資してくれたこの遠征を、人生のターニングポイントにするために。
YACHIYO BOYSの戦いが明日から始まります。
そのためにも、まじは時差ボケの克服ですね。
それでは。
「頑張るときはいつも今」