2008年にバラクオバマの歴史的快挙に
全米が沸いたとき
ワシントンポストに掲載された
「オバマ当選を支えた、ある黒人執事」という
タイトルの記事
1950年代から1980年代にかけて
なんと8期の大統領のもとに仕えていた
ユージンアレンという実在する人物
実話をベースに描かれた
アメリカの歴史とその時代を生きた家族の
感動のストーリーです
(C)2013,Butler Films,LLC.All Rights Reserved.
黒人差別が日常的に行われていた時代の
アメリカ南部
綿花畑の小作農として生まれたセシル・ゲインズ
両親とともに奴隷として働いていたのですが
悲しい事件をきっかけに親を失い
青年になったセシルは農場を出て
ハウスニガー(家の中で働く黒人奴隷)
として雇われます
もともと働き者で努力家
良く気がつくセシルは
次第にステップアップしてゆき
高級ホテルのボーイとしてバリバリ仕事をこなしていました
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そしてその仕事ぶりが認められ
遂にはホワイトハウスの執事として雇われるのです!
アメリカが大きく揺れ動いていた時代
キューバ危機、ケネディ暗殺
ベトナム戦争など、、、
気づけば世界の中心である
ホワイトハウスで歴史の動く瞬間を最前で見続けながら
黒人として身につけた執事としての誇りを胸に
忠実に働き続けたセシル
彼のすごいところは
執事として黒人として
大統領から質問などもされることがあるのですが
求められた回答をし
重要な会議などこ時には
存在を消して配膳をすることも、、、
とにかく気がつく、気が利く
ホスピタリティの最たるものといえるかもしれません
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「世の中をよくするために、父さんは白人に仕えている」
と夫の仕事に理解を示していた
妻のグロリア
しかし真面目で仕事に没頭する夫へ不満がつのり
お酒に溺れてゆきます
そして長男は白人に仕える
父の仕事を恥じ
反政府運動に身を投じ幾度となく逮捕され
父親とぶつかり続けるのです
そんな兄とは逆に
国のために戦う事を選ぶ次男は戦地へ行くと言って聞かない、、、
ホワイトハウスに仕える
素晴らしい執事として
夫として
父親として1人の
(C)2013,Butler Films,LLC.All Rights Reserved.
アメリカの歴史の流れ
長く苦しかった黒人の奴隷制度
この時代を生きたアメリカ人、、、
セシルとその家族を通して
感じ取ることが出来ました
そして
突然登場した
マライヤキャリーやレニークラヴィッツに
おおおっ!と驚き
50年代から80年代にかけての
音楽も流れるので
音楽ファンも楽しめる作品ですよ
最後には夫婦の絆
父と子の愛に涙が止まりませんでした
2月15日(土)より
大阪ステーションシティシネマほか
全国ロードショー