日本代表は唯一無二。
今日、ヨーロッパ遠征の日本代表が発表になりました。
メンバーを見て、サプライズ選出がなかったことが少し残念。
確かにオランダ、ベルギーという強豪国とアウェーで対戦出来る貴重な機会ですからね。
新戦力を試すにはリスキーなタイミングかもしれません。
でも一戦一戦、結果を求めてやっていかないといけない段階に入っているのも確か。
W杯予選のアジアとはわけが違うのですから。
どうも違和感があるのは、今までやってきたプレースタイルを、あくまでも変えようとしない姿勢。
アジアを勝ち抜くチームと、世界で勝つためのチームは、必ずしも同じではないのに。
そして同じ戦術である必要もないのです。
世界のトップ10に入るような国でも、予選と本戦では違う戦い方、戦術を取ることだってあります。
そういう国にとって大事なのは、何よりも勝つこと。
それによって自国サッカーの誇りとアイデンティティを保っていると思います。
理想的なサッカーと、そして結果が伴っている国なんて、今はドイツ、スペイン、ブラジルくらいなものじゃないでしょうか。
そう考えると、今の日本代表は、自分たちのスタイルを貫いて散る可能性は否定できません。
悲観的になりたいわけではないけど、今年のコンフェデ3戦、ウルグアイ戦、この間のヨーロッパ遠征2試合を見れば、そう思ってもしかたないかとも思います。
じゃあここでディフェンシブなサッカーにシフトしたら、これまでと変わらないじゃないか。
そう思うかもしれませんが、これまでと決定的に違うことがあります。
それは海外でプレーしている選手の多さと、彼らの経験です。
所属クラブによってはディフェンシブなサッカーを強いられるチームもあるでしょう。
リーグでは圧倒的に強くても、CLでは逆にしっかり守ならなくてはいけない、なんてことも。
そういう経験値は、これまでの日本代表にはなかったものです。
攻撃陣の名前を見れば、ヨーロッパでももはや結構なメンバーがいる代表チームと言えるでしょう。
だからこそ、そこに誇りを持って、相手だって警戒してるんだと信じて、その上で勝てるサッカーにシフトチェンジして欲しい。
誰が監督で、誰が代表に選出され、誰がプレーしようが、我々日本人は日本代表の不変的な“サポーター”なのです。
だからこそ、一部の人間のエゴや、一部の人間の責任逃れではなく、すべての関係者が、誇りを持って応援出来る代表チームを作って欲しいです。
正直、今の代表チームの選手たちには、多くの友人が含まれています。
彼らの活躍する顔が見たい。
ピッチで喜ぶ姿が見たい。
悔しそうな表情や、メディアの批判の対象になっている様子は見たくないです。
全力で戦って結果を求めて、選手らもサポーターも、誰もが納得いくサッカーと結果を見せて欲しいです。
それがもちろんW杯優勝であれば最高ですが、来年が日本にとっての最後のW杯ではありませんから。
選手個人個人はそのつもりで全力で挑んでもらいたいですが、日本人としてサッカー界にいる人間としての願いです。
そうはいっても、オランダ、ベルギー相手に好ファイトをしないと決まったわけではありません。
日本代表に足りないのは経験値ではなく、心のコントロールだと思いますから。
日本人の背水の陣で挑んだときの団結力は、世界でも実証済みなはず。
だから、世界を驚かす可能性だって十分あるとは思ってます。
日本代表は我々日本人にとって、唯一無二の存在。
それだけは忘れないで欲しい。
あくまでも個人的な見解ですのであしからず。
「頑張るときはいつも今」
日本人GENGO