くろーす。
フライデーナイト。
今週はあっという間に過ぎた気がします。
まもなくフォルトゥナ通信の最新号制作に取り掛かるので、PCと向き合う時間が増えそうですが。
その前に、今週末はいよいよ、いよいよW杯のファイナルです。
まずは明日が3位決定戦のブラジルvsオランダ。
日程的にも意味合い的にもやらなくていいんじゃないか、なんてオランダ関係者がぼやいていますが、3位になることも栄光ですから。
2006年のドイツは、3位決定戦でしっかりと勝利して、国民が次の代表へ期待を持てるようになっていきました。
意味がないわけないですから。
いい試合が見たいと、願うばかりです。
そしてそして日曜日がついに決勝戦。
いろいろな記事や予想が飛び交っていますが、確かに客観的に見るとドイツが有利のように見えます。
でも決勝戦は全く別物。
7-1なんてスコアが異常だっただけで、そんなことは有り得ないってことはドイツの選手たちは心得てますからね。
隙も油断も全くないはず。
ちなみに今回のブラジルW杯大会では、開幕前には3人のスーパースターが注目されていたと思います。
ご存知の通り、ブラジルのネイマール、ポルトガルのクリスティアーノ・ロナウド、そしてアルゼンチンのメッシです。
ドイツ代表は、グループリーグでポルトガルを、準決勝でブラジルを倒してきています。
残念ながらネイマールは準決勝の舞台には立てませんでしたが、それでも今回の主役たちの国を破ってここまで勝ち上がってきているのです。
そしてその最後が、メッシ率いるアルゼンチン。
もちろん他の選手たちのクオリティも非常に高いと思います。
準決勝オランダ戦を見れば、PK戦での決着だったとはいえ、アルゼンチンが決勝に相応しかったと思いますから。
レーブ監督率いるドイツ代表の集大成となるこの大会。
現在の世界のサッカー界で名を轟かしているスーパースターたちをすべて倒してこそ、王国ドイツの完全復活をコンプリート出来るはず。
もちろんドイツにもそれぞれに何かに秀でたスーパースターはたくさんいます。
得点感覚に優れたクローゼやミュラー。
天才的攻撃センスの塊であるゲッツェやエジル、そしてシュールレ。
攻守のバランスがずば抜けたレベルで安定しているシュバインシュタイガーやケディラ。
小さいながら、このタレント集団をまとめ上げ、尚且つ複数ポジションをこなすユーティリティさも兼ね備えるラーム。
新生ドイツの絶対的リベロに成長したフンメルス。
そして、GK大国にして、最高傑作の呼び声高いノイヤー。
そんな中でも更に異質な才能を放っている男、トニー・クロース。
いつか出演したFOOTxBRAINという番組でも紹介したが、このゲームメーカーがとてつもないです。
プレッシャーをどれだけ受けても、自分が思ったところへ針の穴を通すようなパスを通すことが出来てしまう選手。
よく走るし、隙あらばミドルシュートも放てるし、どんな状況でも焦らずにプレーして。
玄人好みのプレーが多いのが面白いところで、一見派手なプレーもないですが、思ったところに止めて、思ったところに蹴る、という能力は、ドイツ代表選手の中でも一番ではないでしょうか。
難しいことをあまりにも自然に簡単にやってしまうから、目立たないこともありますが、きっと世界中の監督がこんな選手を欲するのではないかと思います。
きっと決勝戦でもクロースが何度も決定的な仕事をしてくれると思うし、是非とも皆さんにも寄り注目して欲しいところです。
*DFBサイトより拝借。
ちなみにドイツ代表の心配どころは、やはり左サイドDF。
専門ポジションではないへーヴェデスが、少々不安定なプレーをしているときがあるので。
アルゼンチンもそれを見逃さないでしょうし、ドイツも分かっているでしょうし、果たしてそれが同勝敗に起因するか。
その辺も見所かもしれませんね。
ということで、まだまだ書きたいことはたくさんありますが、いろんなサッカーライターさん様々な記事を書いていますし、あんまり出しゃばらないようにしとこ。
今夜は試合がないので、少しのんびり。
のんびり、フォルトゥナの仕事しよ。
今週もサッカーがある週末。
「頑張るときはいつも今」
GENGO