Jリーグ村井満チェアマン。
カー二バルが終わったドイツ。
すっかり静寂が戻っております。
そんな中、とても嬉しい話です。
先日、Jリーグのチェアマンである村井満さんが、ドイツ視察に訪れ、フォルトゥナにも足を運んでくださいました。
ありがたいことに、そのときの様子も含めて、村井さんがボクのことをブログで紹介してくれましたので、是非皆さんもチェックしていただけると嬉しいです。
Jリーグチェアマン 村井満の“アディショナルタイム”#30「ドイツの瀬田さん」
今日は、そんな村井さんとの思い出話を少々。
ドイツで細々と、しかし目標を持って活動してきたボクは、2012年あたりから、日本での情報発信を始めました。
理由は色々ありますが、大きいものとしては、どうすれば自分の経験や知識を日本サッカー界の発展へ貢献させることが出来るのか、ということで。
目まぐるしく成長と変化を続けるドイツサッカー界の中で、それを指導者などとは違う立場で、クラブのフロントスタッフとして肌で日々感じているボクにとって、そういったものを少しでも早く、生の声で日本へ伝えていきたい、いかねば、と思っていました。
そんなことが思いがきっかけで、FOOTxBRAINさんへの出演の機会をいただいたり、サッカーセミナーを開催するようになり、そこから講演やブンデスリーガの試合の解説などの機会もいただけるようになっていきました。
そんなとき、友人を介し連絡を下さったのが、当時のリクルート香港支社の社長であり、Jリーグの外部理事をされていた村井さん。
ボクがセミナー用に作成した資料を見て、直接ご連絡をくださり、お話を聞かせてくださいと。
一時帰国したときに初めてお会いしたのだけど、そのときの印象は、なんと勉強熱心な方だろう、という。
ボクのような若造を相手でも丁寧なご対応をしてくださり、2時間強のミーティングでしたが、終始メモを取り、とにかく熱心にいろいろなことを聞いてくださいました。
そして、そんな村井さんから、是非一度、自分たちの立ち上げたNPO「Jリーグの理念を実現する市民の会」に登壇して欲しいというお話をいただきまして。
喜んで日本出張中に合わせて浦和に伺い、村井さんと共にパネルディスカッション形式で浦和の皆さんとの時間を過ごす機会をいただきました。
その後も打ち上げということで、浦和の皆さんの行きつけのお店に行き、その日にたまたま放送となった、ボクが出演することになっていたJSPORTSのFoot!という番組を皆さんが特大スクリーンで視聴してくださるという、、、笑
とてもありがたい歓迎をしていただきました。
↓そのときの写真。(中央後方が村井さん)
これは村井さんの人柄を表わすお話ですが、この出張中、実は別のマネージメント系の専門学校で講師の仕事があったのですが。
村井さんは、浦和での講演会のときのイメージを掴みたいからと、わざわざこの専門学校での講義にご参加されていたんです。
平日の夜に行なわれた講義でしたが、学生らの一番後ろで、いつもと変わらず、熱心にメモを取っていらっしゃる村井さんの姿を見たとき、こういった方が日本のサッカー界を変えてくれるのではと本気で思ったものです。
その村井さんが、2014年よりJリーグのチェアマンに就任されたときは、驚いたとともに、本当に素晴らしい方が後任になられたと嬉しくなりました。
と同時に、やはり日本サッカー界の中で、こういった人材が必要とされているのだということを痛感しました。
そんな村井さんがこの度、ご自分の休暇を利用し、ドイツへ視察にいらっしゃるとのご連絡をいただきまして。
普段、お忙しい方が、自分のプライベートの時間を使って、ドイツへ現場を見に来れられるという。
その行動がまた、村井さんらしい。
日本でもフォルトゥナについてはお話することはありましたが、実際にご自分の目で見ていただくことが出来るのは本当に貴重なこと。
まさに「百聞は一見にしかず」です。
終始ボクの話にも耳を傾けてくださり、しっかりとドイツのサッカー環境を見ていってくださいました。
フォルトゥナはドイツでもトップクラブではないし、2部所属のこれからのクラブ。
バイエルンやシャルケ、ドルトムントなどのすでに確立したトップクラブではありません。
しかしだからこそ、日本のクラブにとっては、リアルな参考になるクラブだと思っています。
ドイツの今の傾向にしっかりと添う形で、成長していこうというクラブでもあり。
15年ぶりの1部昇格から、2部降格を経て、再び1部を目指す今。
まさに、日本のクラブの参考になることがいっぱいだと思うのです。
村井さんは1.FCケルンとドルトムントの視察もされたようですが、それらとはまた違う立ち位置にいるフォルトゥナを、実際にご自分で見ていただくことが出来てよかったです。
今回のドイツ視察で関わられた、海外で人知れず頑張る日本人(大門さん、田口さん、ボク)を、ご自分の立場を理解した上で、こうやってオフィシャルの場でご紹介してくださることは、我々にとっては願ってもない素晴らしいプレゼントです。
Jリーグのチェアマンでありながら、我々への敬意を忘れない素晴らしい文章。
本当に感謝しかありません。
もう一度リンクを貼っておきますが、ここまで読んでいただいた上で、もう一度村井さんの文章を読んでいただきたい。
Jリーグチェアマン 村井満の“アディショナルタイム”#30「ドイツの瀬田さん」
ボクは村井チェアマンが、これからの日本サッカーを大きく変えていってくれるものと信じています。
そして、ボク自身、そんな村井さんのような方々にもっともっと必要とされる人材になっていかなくてはと強く思う機会となりました。
人生、一期一会。
素晴らしい出会いに感謝です。
今日は長い文章でしたが、読んでくれてありがとうございました。
「頑張るときはいつも今」