清水エスパルスU18ドイツオランダ遠征8日目。
このドイツオランダ遠征最後のテストマッチは、ドイツの強豪クラブ、バイヤー04レヴァークーゼンU19。
今回は不思議なタイミングに当たり、普段トップチームしか使用することのないBayArenaで試合ができることに。
経緯としては、ブンデスリーガが今後近い将来導入するかもしれない新しいビデオテクニックを試験するため。
レヴァークーゼンの育成チーム2つがそのテスト対象に指名され、そのタイミングで試合を組んでいたため、清水エスパルスU18の選手たちも、このアリーナで試合できることになりました。
まずプロ選手さながらの導線で、バスでスタジアム入りし、ロッカールーム、選手トンネルからのピッチチェック。
さすがにレヴァークーゼンの選手たちも興奮気味。
怪我のため出場できず、ビデオ係となっている選手も、ベンチ入り気分を体験。
その後にスタジアム裏のサブグラウンドでアップし、いよいよキックオフです。
この遠征最後の試合、最高の舞台でしっかりと成長を確認する機会。
本当の試合だったら、このトンネルを抜けると超満員の大観衆ですからね。
いつかそれを経験したいなと思いつつ。
試合は開始5-10分はレヴァークーゼンがそのスピードとパワーで押し込んできました。
しかし、エスパルスもヨーロッパに来てすでに4試合目。
体格の違いやスピードにも慣れてきて、交わし方やパススピードも改善。
するとそれが機能し始めて、先制ゴールを挙げることに成功。
2日前のマインツU19に負けた試合がすごく良い教訓となり、今日は判断スピードも格段にアップ。
その後も時折危ない攻撃を受けながら、全体的にはエスパルスが試合の主導権を握る展開に。
そして一瞬の隙をついたミドルシュートが決まり、前半を2-0で折り返すことに成功しました。
後半に入り、中盤に新しい選手が投入されたレヴァークーゼンは、大きな展開が増え、エスパルスの選手たちが左右に振られ始めましたが。
それでも今日のエスパルスは集中して冷静に対応できており、危ないシーンはほとんどなし。
逆にゴールポスト直撃の惜しいシュートが飛び出るなど、互角以上のパフォーマンスを見せてくれました。
そしてその結果、前半の2点のリードをしっかりと守りきり、強豪クラブ相手にしっかりと勝利を収めることに成功しました。
監督コーチ陣も、今日の選手たちのパフォーマンスには満足だったようです。
最後はこの素晴らしいピッチの上で記念撮影し、終了。
最高のフィナーレとなりました。
これで今回の遠征の、“スパイクを履く”行程が無事終了となりました。
あとはホテルに戻り、明日の帰国に向けてパッキング。
今夜は冬時間から夏時間に切り替わるという、ちょっと変わった体験も待っているので。
明日は1時間早い行動をしないといけないので、今日は早めの終了です。
寝坊者がいないことを願いつつ...
ということで、今日もお疲れ様でした。
「頑張るときはいつも今」