今月のニクの日。
毎月恒例、ニクの日こと29日。
今回はなんだかすごく記憶に残るタイミングになりました。
なんと言ってもドイツ代表のグループリーグ敗退。
そして日本代表のグループリーグ突破。
対照的な結果ではありますが、ドイツは戦後初めてW杯のグループリーグ敗退を経験したことになります。
ドイツ代表の選手たちのクオリティは間違いないわけで、これは誰もが認めるところですが、こういったコンペティションでは、いかにチームとしてまとまるか、そして誰もが勝利に貪欲になれるかが重要なんだと感じる結果になりました。
一方の日本代表は、6人のメンバーを入れ替え、ある意味ターンオーバーを行ったわけですが、0-1で負けている状況で、他会場の経過を踏まえて、残り10分攻めないという選択を取ったことが物議をかもしています。
結果的にその賭けに勝った西野監督が、フェアプレールールによりベスト16進出を果たしたわけですが、これについては選手や監督らも苦しい決断だったことをコメントする事態になっています。
しかしこれは、W杯のレギュレーションに乗っ取った上での判断ですし、あそこから世界ランク8位のポーランド相手に引き分けを目指すことは、結果を求めなくてはならない監督にとっては得策ではなかったと思います。
これに対しては世界中のメディアがフェアプレーで突破を果たした日本だが、最後の10分間の振る舞いが果たしてフェアなのか、という皮肉を含めて批判しています。
でもじゃあ、そんな報道をしている人たちに問いたいですが、自分の国の代表が、ランキングで50位以上上の相手に対し、同じ状況になったときに、それでも点を取りに行けと言うのでしょうか。
世界ランキング上位の国に例えて言えば、ブラジルやドイツを相手に、数的不利の状況でそれでも攻めに行けと言いますか、という話だと思います。
結果的に西野監督がこの勝負に勝ったわけですが、日本の力を考えたときに、これだけ冷静に的確な判断を出来たことを、本当にすごいと思いますし、評価するべきだと思います。
いずれにしても、今回のW杯にはオランダもイタリアも出場出来ていません。
そしてドイツやポーランドも敗退となりました。
それでもブラジル、アルゼンチン、コロンビア、ウルグアイ、フランス、スペイン、ポルトガルといった世界の強豪の中に、日本も入っているのですから。
その方が誇りに思うべきことですし、近年ずっと世界のトップ5に君臨しているベルギーと真剣勝負をする権利を得たのですからね。
これは去年の親善試合とはわけが違いますから。
世界中の人たちが見ているW杯という大舞台で、真剣勝負をすることが出来るのです。
この権利は4年に1度しかないですし、決して簡単に得られるものではないですから。
日本が世界ランクのトップに立つ力がないのは分かっていますが、それでもこういった大会で結果を求めることは出来ますし、何よりもその権利を得ていることがすごいなと。
だから、日本中の力を終結させて、彼ら日本代表へ声援を送ってほしいですね。
そして新しい歴史の1ページを作ってほしいと願っています。
ドイツの敗退を思い、日本の進出を思った、そんなニクの日でした。
それにしても、毎日がすごい試合の連続で、こんなに1週間を早いと思うことはないですね。
とにかく幸せな時期だなぁ。
「頑張るときはいつも今」