勝者のメンタリティ
新しい月曜日がスタート。
デュッセルドルフはどんより天気で、気温もひんやり。
パーカーを着ないと寒いなんて、なんだか夏じゃないみたいですが、今週はまた暖かくなるとのこと。
それにしても今は必勝時間が長いので気持ちがいいです。
朝も6時半に起きて、コーヒーを飲みながら、のんびり過ごせていますので。
そんなドイツ生活ですが、週末はドイツ代表の試合と、日本代表の試合でおなかいっぱいでした。
ドイツはスウェーデン相手にロスタイムの95分に逆転のゴールを決めて勝利。
日本はセネガル相手に2回のリードを追いつく大健闘。
どちらの試合も諦めない気持ちが生んだ結果。
スウェーデンの大健闘、日本の大健闘を見ると、身体能力の差はどうしようもないけど、戦術や戦い方である程度は対抗できるんだなって思います。
でも拮抗した試合の中では、やはり最後は気持ち、こんな言葉で片付けちゃいけないんですけど、ほんと気持ちが大事なんだと。
ドイツでは「ゲルマン魂」という言葉はありません。
これはドイツ人が「サムライ魂」、「大和魂」という言葉を、敬意を持って使ったことから、逆に日本人が「ゲルマン魂」という表現をするようになったと聞いています。
ドイツには「勝者のメンタリティ」なんて言葉がありますが、最後まで諦めない強さが、ドイツにはあるんでしょうね。
このテーマについて、先日受けたインタビューが掲載されていますので、ご興味がある方はこちらをどうぞ。
ドイツ人はそれが日本人に欠けていると言いますが、逆に日本人には「腹を決める」という表現があります。
古くは「切腹」から来るのかもしれませんが(間違っていたらすいません)、腹を切るくらいの覚悟は、なかなかできないもの。
事実として日本には「切腹」という風習があったわけで、現代の我々がそんな風習を引き継いでいるわけではないですが、それでもそういったメンタリティは、必ずどこかに持っています。
今回のW杯を見ていて思いますが、やはり重要なのはチームとして戦うということ。
途中交代で入る選手の貢献もそうですが、ピッチ外での雰囲気、スタッフを含めた一体感、そういったものがこういった大会では重要なんだと感じます。
代表チームを自分のものと思っている選手がいるなら、それが小さくて大きなほころびになるはず。
日本代表の躍進のキーワードは、チームの結束。
そんなことを、今回のフォルトゥナの昇格でも学びました。
こんなにいい雰囲気はなかったと思いますから。
もちろんそれは、勝っているときだけでなく、勝てないときも含めてです。
きっとアイスランドが強いのもそういう理由なんでしょうね。
一体感と、信じる力、そして一瞬で決める戦略。
桶狭間の戦いの信長みたいな感じでしょうか。
なんだか話が飛びまくっていますが、とにかく、日本とドイツの結果を楽しみにしながら、今週も頑張ってフォルトゥナのために仕事していこうと思います。
「頑張るときはいつも今」