ドイツ・スポーツフリーランサー GENGO SETA OFFICIAL BLOG 頑張るときはいつも今

GENGO SETA [SPORTS FREELANCER in Germany]

Fortuna Düsseldorf
Birthday : 1981/1/1
Hometown : Tokyo, Japan

06/25/2018

勝者のメンタリティ

新しい月曜日がスタート。

デュッセルドルフはどんより天気で、気温もひんやり。

パーカーを着ないと寒いなんて、なんだか夏じゃないみたいですが、今週はまた暖かくなるとのこと。

それにしても今は必勝時間が長いので気持ちがいいです。

朝も6時半に起きて、コーヒーを飲みながら、のんびり過ごせていますので。


そんなドイツ生活ですが、週末はドイツ代表の試合と、日本代表の試合でおなかいっぱいでした。

ドイツはスウェーデン相手にロスタイムの95分に逆転のゴールを決めて勝利。

日本はセネガル相手に2回のリードを追いつく大健闘。


どちらの試合も諦めない気持ちが生んだ結果。

スウェーデンの大健闘、日本の大健闘を見ると、身体能力の差はどうしようもないけど、戦術や戦い方である程度は対抗できるんだなって思います。

でも拮抗した試合の中では、やはり最後は気持ち、こんな言葉で片付けちゃいけないんですけど、ほんと気持ちが大事なんだと。


ドイツでは「ゲルマン魂」という言葉はありません。

これはドイツ人が「サムライ魂」、「大和魂」という言葉を、敬意を持って使ったことから、逆に日本人が「ゲルマン魂」という表現をするようになったと聞いています。

ドイツには「勝者のメンタリティ」なんて言葉がありますが、最後まで諦めない強さが、ドイツにはあるんでしょうね。

このテーマについて、先日受けたインタビューが掲載されていますので、ご興味がある方はこちらをどうぞ。


ドイツ人はそれが日本人に欠けていると言いますが、逆に日本人には「腹を決める」という表現があります。

古くは「切腹」から来るのかもしれませんが(間違っていたらすいません)、腹を切るくらいの覚悟は、なかなかできないもの。

事実として日本には「切腹」という風習があったわけで、現代の我々がそんな風習を引き継いでいるわけではないですが、それでもそういったメンタリティは、必ずどこかに持っています。


今回のW杯を見ていて思いますが、やはり重要なのはチームとして戦うということ。

途中交代で入る選手の貢献もそうですが、ピッチ外での雰囲気、スタッフを含めた一体感、そういったものがこういった大会では重要なんだと感じます。

代表チームを自分のものと思っている選手がいるなら、それが小さくて大きなほころびになるはず。

日本代表の躍進のキーワードは、チームの結束。


そんなことを、今回のフォルトゥナの昇格でも学びました。

こんなにいい雰囲気はなかったと思いますから。

もちろんそれは、勝っているときだけでなく、勝てないときも含めてです。

きっとアイスランドが強いのもそういう理由なんでしょうね。


一体感と、信じる力、そして一瞬で決める戦略。

桶狭間の戦いの信長みたいな感じでしょうか。


なんだか話が飛びまくっていますが、とにかく、日本とドイツの結果を楽しみにしながら、今週も頑張ってフォルトゥナのために仕事していこうと思います。

「頑張るときはいつも今」