誇りに思う日。
3月11日。
それは日本人にとって、決して忘れてはいけない日。
日本中で特番などが組まれて、いろいろな報道がされていたと聞きました。
しかし、それは実際に災害があった日本での話。
ドイツにいるオレは、自分で意識しないと、なんの情報も得られません。
もちろん数日前からこの日を意識するようになっていましたし、ネットのニュースを読むようにしていたので、いろいろな記事を目にしましたが、残念ながらドイツでは話題には上がらないのが現実です。
それでもあるTV番組でこのテーマを放送していたそうですが、やはり遠い日本での、”2年前の震災”というイメージはしょうがないことです。
それだけ世界ではすでに過去の出来事、つまり”歴史のひとつ”になってしまっているのかもしれません。
それでも少なくとも我々日本人は、この日を常に心に刻み込んでおく必要があるのです。
いろいろな人がブログやツイッターでも「この日を忘れちゃいけない」「自分に出来ることを続けよう」と書いていました。
何をすることが正しいのかなんてわかりません。
何をしても亡くなった方は戻ってこないし、起こった未曾有の災害は多くの人の心に傷を付けましたし、それは簡単に癒えるものではありません。
それでも何かをすることが、今生きている我々の使命だとも思います。
具体的に何か出来る人は何かをすればいい。
募金活動やボランティア、メッセージを発信する、実際に当地で何かをするetc
オレは、ドイツでは全く意識されない今日を、「今日はね・・・」と伝え続けました。
会話の始めには出来るだけこの話題を出して、2年前の災害を思い出してもらい、そして今の日本を伝えるということをしました。
人それぞれ出来ることは違いますから、それはそれでいいと思います。
でもとにかく全員に出来ること、それは今日を忘れないこと、そして今もなお苦しんでいる人がいるということを認識することです。
オレは日本が大好きです。
二度と祖国であんな大災害が起こらないで欲しいと願うばかりです。
とにかく祖国の皆さんの健康と幸せを心から願うと共に、この災害で不幸に遭われた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げたいと思います。
日本人であることを誇りに思う日、3月11日。
「頑張るときはいつも今」
GENGO