報告。
先週末の試合をもって、2012/13シーズンのブンデスリーガは終了しました。
フォルトナの最終順位は17位となり、来季は2部リーグに降格することが決まりました。
1年前は15年ぶりの1部昇格にわきましたが、今回は非常に厳しい現実を突きつけられたことになります。
フォルトナのフロントに入ってから早5年、その間にもいろいろありましたが、それでも基本的にはクラブは右肩上がりの成長をしてきたと思います。
事実、2回の昇格を果たして1部に戻って来たのですから。
ですから今回の降格はオレにとっても、初めてと言っていい、ネガティブな結果かもしれません。
しかし、後期は本当に勝てない試合が続きましたし、残留出来なくても納得の結果だったのも事実です。
さすがに週末は現実を受け入れるのにちょっと時間がかかりました。
珍しくブログを書く手が進まず、タイプしては消して、もう少し自分の中で消化してからにしようと思ってたくらいです。
でも起こってしまったことをとやかく言ってもしょうがありません。
どんなときだって、ポジティブに思える要素は探せば、見つかるもんですから。
1年後に1部に昇格するためのカウントダウンはもうスタートしたのです。
今季2部で優勝し、再び1部に復帰するヘルタ・ベルリンのように、フォルトナもここで意地を見せなくては。
確かに1年で再び1部に戻ることがどれだけ大変なことかは分かっています。
気楽に「来年また1部に戻りますー♪」なんて言えないくらい大変ですよ。
でもね、ある方が言ってました。
「でも1部で優勝するより、2部で2位以内になる方が可能性はあるよね」
と。
なんともごもっともな意見ですよ。
そうです、バイエルンやドルトムントとは戦えませんが、逆にいえば、2部にはあんなバケモノ級の強さのクラブはいないのですから。
確かに再昇格だって実現可能に違いないですよ。
今回の経験は、新しい試練です。
今だけを抽出すれば、大きな挫折だったり、壁だとも言えるのかもしれません。
が、それはここだけを見たり、ここで辞めたりするからそう思うだけで、続ければ、すべてが過程の一つになるはずです。
だから信じて続けることですよね。
ブンデスリーガにもJリーグにも昇降格は存在しますし、必ずどこかはこのクジを引くわけです。
ドイツで昇格を経験した選手は細貝選手(当時アウグスブルク)だけですよね。
逆に降格を経験した選手は鄭大世選手(当時ケルン)だけです。
まだまだ選手らもそんなに多く経験出来ていない、この昇降格を、オレはフォルトナと共に両方経験することが出来ているのです。
もちろん、誰だって降格は嫌ですし、すすんで降格したい人はいませんが、それでも経験出来る以上、全身でしっかりと感じて、これをまた将来に向けての財産にしていこうと思います。
ということで長々と書きましたが、とにかく1年間応援ありがとうございました。
そして来季も今年同様の、それ以上の応援をよろしくお願い致します。
ブンデスリーガ日本人フロントの挑戦は、これからも続きますので、引き続きよろしくお願いします。
さあ、前向いて頑張るぞ!!
2013年5月@ESPRIT ARENA
「頑張るときはいつも今」
GENGO