望まないからこそ、貴重な経験。
GWも終わり、日本の皆さんはお仕事再開でしょうが、五月病になっていませんか?
その先に梅雨が待っているのですから、いまは春の陽気を思いっきり楽しんでくださいね。
かく言うドイツも心地良い気候です。
ほんと、この時期が一番気持ちいいんですけどね。
ところが、ボクにとっては辛い展開。
フォルトゥナがまた負けちゃいました。
前期は一時期2位をずっとキープしていたのに。
後期だけの成績だったら18チーム中、18位。
昨日の試合はサポーターが応援をボイコットし、無言を貫きましたが、それでも勝てずに0-2で負け。
試合終了後はブーイングが鳴り響き、異様な空間でした。
激怒したサポーターが選手らに罵声を飛ばすシーンも。
ボクはクラブ関係者だから、何も言えません。
選手ではないから、ピッチで何かは出来ませんが。
でも誰かのせいにするのではなく、何をしなくちゃいけないかを考える。
というか、何が出来るかを考えるようにしています。
良いときは誰だって褒めてくれるし、誰だって寄ってくるもの。
フォルトゥナが1部に上がったときはまさにそれ。
毎試合5万人近く入り、売り切れの試合もあったり、それはもう。
でもいまは、その対局の状況。
みんなが悲観的になり、文句だかりが飛び交っていますが。
でもこんなときこそ、本当の想いが問われるもの。
ボクはこのクラブに合計で8年お世話になってます。
ドイツにいる10年ちょっとの期間の80%は、フォルトゥナにお世話になってるんです。
そりゃ、いままでには他の誘いもありましたし、魅力的なものもありましたが、フォルトゥナがボクのクラブ。
フォルトゥナがボクを要らないというまでは、ボクは愛想はつかしませんよ。
必ずこの状況は好転します。
なぜなら、みんなが今の状況を好転させようと努力しているから。
今、みんなもがいています。
でも、もがくから成長するのですから。
望んで苦境に陥る人はいないかもしれませんが、だからこそ今がまさに凄く貴重な時期なんだと思ってますよ。
離れたい人は離れればいい。
でもボクはこのクラブとともにこの状況を乗り越えます。
絶対に、また好転する。
昔から、自分の居場所を出るときは、うまくいっているとき、と決めていますから。
絶対にネガティヴなときには逃げない。
こんなときこそ、人間力。
輝いてるものが好きなのか、自らが輝きたいのか。
ボクは人に輝かせて欲しいとは思いません。
自分がそういう光を放っていきたいし、だからこそ、今はまた試練のときです。
未来を想像し、考えて思考して、逆算して、今すべきことを明確にする。
あとは簡単。
そうです、アレアレ。
「頑張るときはいつも今!」
ここがボクの戦場だ。