日本特有の...
年末日本に帰国する前に、お決まりのように聞かれる話。
「日本ってクリスマス祝うの?」
これ意外と回答に困る質問なんです。
「日本でも欧米と一緒でクリスマスは盛り上がってるよ」
と答えますが、すぐ次の質問が来ちゃいます。
「え、じゃあキリスト教徒が多いの?」
ここです、ここ、答えるのが難しくなるのは。
日本人は神道か仏教で90%以上を占めてるんですよね。
でも風習的には双方が合間みあっちゃって、境界線はなくなっちゃってるところが大きくて。
ここにキリスト教の風習まで混じり込んできて、それをすんなり受け入れてるのが日本なんだよ、と答えることになります。
そして冗談ぽく、
「日本人はみんなが祝うものは、一緒になって祝っちゃうとこがあるんだ」
って付け加えます。そして、
「日本人は仕事熱心すぎるから、無理やりお祝いごと見つけて楽しむ機会を作ってると言えるかも」
さらに、
「ビジネスが好きだから、チャンスと思うとどんどん取り入れちゃうけど、本来祝ってる意味とか分かってないことも多々あるよ。ハローウィンなんて近年すごく盛り上がるけど、ただの仮装大会だからね。ほとんどの人がなんのためのイベントだかわかってないはず」
なんて説明すると、みんな何となく納得してくれます。
さらにさらに、
「最近はオクトーバーフェストやクリスマスマーケットも流行ってる」
って言うと驚かれますが、そこに盛り上がりチャンス、ビジネスチャンスがあると思えば、すぐに形にしちゃえる日本人の凄さに気づいたりもします。
でもそうすると、この辺で今度は自分の中での疑問が出てきます。
確かになんで今まで何も不思議に思わなかったんだろう、って。
だってクリスマスから正月なんて、もうまさに全く違う風習が大渋滞してますもん。
クリスマス用品から一気にしめ縄飾りに変わる瞬間って、よく考えたら意味不明ですもんね。
でもそれを受け入れて疑問を持たなかった日本人特有の教育というか習慣になんだか不思議な感情を持ったりしちゃいます。
これはまさに日本人特有の、良いものは取り入れるっていう、柔軟な国民性が成せる業に違いないですよね。
そんな話で言えば。
外国人にとって、日本食と言えば「お寿司」ですが。
日本人は毎日お寿司食べてるわけじゃないですよね。
むしろ1ヶ月に数回?くらいが普通だと思いますが。
それを言うと、
「え、じゃあ他に何食べるの?」
ってなっちゃいます。
そこで気付くんですが、日本には独自の料理もいっぱいありますが、それだけではなくて世界中の料理が日本風にアレンジされて混在してるんですよね。
ラーメンやチャーハン、餃子なんて、中華を日本風にアレンジしちゃってるし、カレーはインドからでしょうし、パスタだってハンバーグだって和風◯◯ってのがあって普通ですもん。
どれもこれも日本でリメイクされて美味しくなってるっていうのがすごいですよね。
そして確信するんです、日本は食に関して間違いなく世界一だって。
こんなにバリエーションに富んでいて、クオリティも高い国はないですから。
なんて不思議な国なんでしょう、NIPPON。
そんなことを一時帰国するたびに感じるんです。
それもまた、ボクが日本人だからなんでしょうね。
今日はそんな話。
あー、すごく美味しいうどんが食べたくなってきた笑
群馬県の水沢うどん...
「頑張るときはいつも今」