八千代高校サッカー部ドイツオランダ遠征3日目。
この遠征で5連戦に挑む八千代高校サッカー部ですが、その初戦の相手はRWオーバーハウゼンU19。
2000年前後にはブンデスリーガ2部に定着していたクラブで、2019/10シーズンに3部リーグに降格するまで2部リーグにいました。
素晴らしいスタジアムを持っていて、育成もしっかりしているので、近い将来また2部リーグあたりに戻って来る可能性があるクラブです。
そのクラブのU19チームは、U19ブンデスリーガ・ウェスト(この年代のトップリーグ)に所属しており、現在14チーム中8位と健闘しています。
ハードワークとドイツ特有のシンプルに縦に早いサッカーを主体としており、ここまではブンデスリーガアカデミークラブを相手に、非常に良い戦いをできているということができます。
そんなオーバーハウゼンU19が、今回の最初の相手になりました。
試合は八千代が主導権を握り、テンポよくボールを回すも、なかなかアタッキングゾーンには入っていけない展開に。
190cm近い選手たちのディフェンスに弾かれ、シュートシーンが作れないでいると、逆に一瞬のカウンターから、大きくサイドを変えられると、強烈なシュートを蹴り込まれてしまうことに。
八千代の選手たちも集中して対応しているのですが、ひとつひとつの間合いが日本人とは違うため、寄せているつもりが少し足らず、交わせているつもりが引っかかり。
そうしているうちに前半はもう1失点し、ハーフタイムを迎えることに。
しかし、このサッカーを経験しに来たわけですから。
八千代もしっかりと修正し、ここから反撃を開始すると、右サイドから細かいパスをつないで抜け出してGKの頭上を抜くループシュートで1点を返すことに成功。
さらに足が止まり出したオーバーハウゼンに対し、ボールを動かしてリズムを作る八千代が、豪快なミドルシュートで同点に追いつくことに。
その後も逆転ゴールのチャンスを作り出すも、なかなか決めきれない八千代。
するとここでドイツチームの勝負強さが出ます。
一瞬のカウンターからドリブルで中央への侵入を許すと、そこから交差された選手たちのパス交換で、最後はフリーになった選手に決められてしまい、2-3。
結局これが決勝点となって、この遠征最初の試合は黒星となりました。
でも、外国人選手の間合いと、そして彼らの一瞬のスイッチの入り方、そしてカウンターに入ったときの迫力と決定力を経験することができた、いい試合だったと思います。
これを踏まえて、明日から続く4試合に活かしてもらえれば良いなと思います。
いずれにしても、マイナスの世界での試合、みんな風邪ひかないようにしっかりあったまってくださいね。
みなさん、お疲れ様でした。
SETAGSチーム