ステイハングリー、ステイフーリッシュ。
シーズン残り2試合を残して1部昇格を確定してくれたフォルトゥナですが、最後にさらなるご褒美が待っていました。
2位で迎えた最終戦、1位ニュルンベルクとの勝ち点差はなく、得失点差で2位に甘んじていたフォルトゥナ。
ところがキックオフから15分で2失点。。。
でもそこからの大逆転劇でした。
しかも、宇佐美選手のゴールで反撃の狼煙をあげ、最後の逆転ゴールは後半のロスタイムに決まるという。
まさにもう、サッカーの神様がこの1年間の苦労を評価してくれたご褒美のようでした。
これによりフォルトゥナは2017/18シーズンのブンデスリーガ2部で優勝し、1部リーグ昇格を決めたことになります。
そしてこの昇格には、タカシ(宇佐美貴史選手)、ゲンキ(原口元気選手)が本当の意味で大きく貢献してくれました。
これは日本人としての贔屓目ではなく、ドイツ人サポーターも認めるところ。
それが誇らしく、そしてとても嬉しかったです。
そしてその翌日には、デュッセルドルフ市庁舎前の広場で優勝&昇格報告イベントが開催されまして。
広場には1万5千人を超えるフォルトゥナファンが大集結。
快晴にも恵まれ、本当に素晴らしいパーティーとなりました。
ジャスティン(金城ジャスティン俊樹選手)も含め、今年はこの日本人選手3人と、本当に色々な時間を共にしながら、一緒に戦ってきたので、こんな素晴らしいフィナーレとなり、ほんと、最高の1年でした。
フォルトゥナのフロントに入り、10年目の出来事。
確かに6年前にも一度1部昇格を経験していますが、でもあの時は正直、"そこにいた"だけ。
昇格するクラブにいさせてもらってただけでした。
でも今回は支援してくれる日本企業様たちとともに、日本人選手たちをしっかりと裏で支え、それぞれのジャパンパワーが昇格に貢献してくれたわけですから。
そういう意味ではボクもようやくこのフォルトゥナの1部昇格に、(少しですが)貢献できたと思える機会になりました。
これでフロント入りするときに自分の中で掲げた目標の1つを達成したことになります。
しかし、それはまだ1つに過ぎません。
まだこのクラブでやらなくちゃいけない、やれる、やりたいと思うことがあります。
そのために準備してきたこともありますし、これからももっとディテールにこだわってやっていかなくちゃいけないこともありますので。
達成感はありますが、満足感はありません。
常にハングリーでいることは己を成長させるために非常な重要なことですし、そして目標に向かって進むための原動力になりますので。
そう、ステイハングリーです。
「フォルトゥナと1部を目指す?何を寝ぼけたこと言ってるんだ。あのクラブはカーニバルクラブ(お祭りクラブ)だから、そんなことは有り得ないよ」
と、仲間に笑われながら、強い信念を持ってこのクラブのフロントに入ったことは、もはや20年前くらいのことのように思えますが。
そう、ステイフーリッシュです。
ボクが考えているこの先の目標も、今はフーリッシュと思われるかもしれませんが、テレポーテーションしたいとか、タイムマシーンで過去に行きたい、などという類に比べれば、なんともなんとも現実的なものですから。
そんな思いを胸に、これからも頑張っていきます。
でもやはり今は、、、
この素晴らしいシーズンの結果を噛み締めたいですね。
ここまでが本当に苦しかった分、やはり喜びも大きいものですから。
最後にフォルトゥナをご支援してくださった企業の皆様、そして応援してくださった皆様、改めてこの場をお借りして御礼申し上げます。
本当に有難うございました。
そして今後とも何卒よろしくお願い致します。
写真:フォルトゥナHPより
これからも、ボクは自分ブログを通じてフォルトゥナの裏側を少しずつご紹介していきますので、是非楽しみにしていただければ幸いです。
「頑張るときはいつも今」