次のプラスアルファー。
フォルトゥナがホームで1.FCニュルンベルクに2-1の逆転勝利を収めました。
これ、とってもとっても大事な勝利です。
ニュルンベルクは昨年のブンデスリーガ2部2位のクラブ。
つまり、フォルトゥナと一緒に1部に昇格したクラブなんです。
今シーズンはなかなか勝てない試合が続いており、現在最下位に沈んでいますが。
前回彼らが勝利した相手は、第6節で対戦したフォルトゥナ戦ということでした。
試合は予想しない展開でした。
開始3分で相手に退場者が出てしまう中、前半終了間際には先制点を奪われてしまいまして。
それでも数的優位を活かし、終始攻め続けたフォルトゥナが、後半の終盤に逆転に成功し、貴重な勝ち点3点を獲得することに成功しました。
これでフォルトゥナは12位をキープしただけでなく、入れ替え戦に挑むことになる16位のシュツットガルトまでも、勝ち点差を12点に広げることになりました。
今シーズンは残り11試合ですが、勝ち点12点というのは4勝分ですからね。
このアドバンテージは本当に本当に大きいです。
昇格1年目のフォルトゥナにとって、目標は残留のみ。
それ以外は今シーズンは多くは望みません。
1部リーグに定着していくことがフォルトゥナの中長期的な目標ですので、そのためにも今季残留という短期目標の達成が全てです。
フォルトゥナに在籍して12年目(1年目はサテライトチームの選手として)ですが、まだ1部リーグ残留という景色は見たことがありません。
ブンデスリーガはヨーロッパのトップ3のリーグです。このヨーロッパ最高峰のリーグで戦っていくことができるということは、本当に名誉なことですからね。
そんな中で最近メキメキと芽生えてきている感情としては、もっともっと、もっともっともっと、このクラブのマネジメントを把握しなくては、ということ。
ボクはクラブの中では特別なポジションである“日本デスク”の担当ですが、それでも最近は営業部署の一部に組み込まれています。
新規営業はもちろん、現在の日系企業パートナーの担当者として、細かいことに対応する日々です。
しかし日本デスクとしては、日本語マガジンの発行や日本語HP、日本語ツイッターの更新など、広報的な活動もしています。
そしてまた、デュッセルドルフにある日本社会との橋渡しを果たすために、定期的にCSR的な活動も行っていますが、それで手いっぱいになっている自分に気づいていまして。
これらの業務は、正直ここ数年でしっかりとしたものに確立し、何をすればいいかは十分に把握し、そしてその中でしっかりと対応できていると思います。
もちろん今年が1部リーグ所属ということで、明らかに注目度も高いですし、これまでと同様の業務でも、ボリューム感は増していることを感じています。
それでも、現状に甘えていないか、という自問自答。
甘えているというより、もっとできるよね、という自問自答。
実は昨年は、フォルトゥナでの業務と並行して、また1本中央大学の方で、論文を書かせていただきました。
年明けにすべての校正が終わり、無事に提出となったので、もう少しで学術論文誌に掲載されることになるかと思います。
無論、ボクのような大して学のない人間が書いている論文ですので、多くの素晴らしい研究者の方々の論文とは比較にもならない内容とボリュームではありますが。
それでも、今ドイツプロサッカークラブのフロントで働いているからこそわかること、書けることを表現したつもりです。
実は去年の3月提出予定を半年送らせていただいて提出させていただいたのですが、正直忙しい日々の中で多くのプラスアルファーの時間を費やしながら、机に向かいました。
お世話になっている中央大学の渡辺教授にご迷惑を掛けないためにも、とにかく執筆に精を出したつもりです。
でね、何が言いたいかというと、論文を書いたことがすごいとか、内容がどうとか、そういうことではないんです。
ボクは常に現状維持が苦手なタイプというか、100%だと不安・不満・不足に思ってしまうタイプなんです。
もっとできる、もっとやるべきだ、もっとやれるはず、と。
そしてはっきりと見えてきているんです、次にプラスアルファーにやっていかなくちゃいけないことってのが。
それが、クラブのマネジメントってことです。
じゃあわかっていないのかっていうと、おそらくかなり知識はすでにあると思います。
でも、すべてを自分の言葉で自信を持って表現できるかというと、まだまだなんです。
例えば語学と一緒。
聞いていれば、言っていることは大体理解できる。
でも、自分でそれを言葉にして人に伝えられるかって言うと、うまくできない、みたいな。
きっとそのために必要なことは、まとめる、ということなんだと思っています。
論文を書く、っても一つですが、それよりももう少しシンプルに、プレゼン資料にまとめていく、ということです。
そういった作業をすることで、きっと自分の頭の中もクリアになるし、人にも伝えることができるようになるはずだな、と。
ちなみにテーマはそれ以外にもあと2-3つすでにイメージできていますので。
それらも含めて、プレゼン資料作りを自分の100%以上の部分でやっていきたいと思っています。
それがいつどこで活かされるか、って?
それももちろんイメージしている部分は十二分にありますが、きっとこういった準備が、今後のいろいろなところで活きてくるはずですからね。
いずれにしても6月の後半には2週間ほど日本出張を入れる予定です。
そのタイミングまでには、面白いコンテンツ(プレゼン資料)を作っておきたいですね。
そしてきっとそのときには、フォルトゥナも1部残留という、大きな結果を出してくれているはず。
それを信じて、ボクも100%、いやいや150%を目標に、続けていきたいと思います。
ということで、、、
「頑張るときはいつも今」