ドイツ・スポーツフリーランサー GENGO SETA OFFICIAL BLOG 頑張るときはいつも今

GENGO SETA [SPORTS FREELANCER in Germany]

Fortuna Düsseldorf
Birthday : 1981/1/1
Hometown : Tokyo, Japan
April 2019

04/28/2019

平成ももう終わり。

日本では平成が終わり、いよいよ令和の時代がスタートするということで、大きな話題になっていますね。

正直ドイツにいるとそれはほぼ感じることがないのですが、それでも日本のニュースにアンテナを張っていれば、当然入って来ます。


ボクが暮らすドイツで考えると、平成元年は西暦で言うと1989年ですが、そのドイツは1989年に東西ドイツ統合があった年となるんです。

元号を用いる国は世界で日本だけだそうなので、当然ドイツでは何も意識することはないんですが、なんだか縁を感じちゃいますよね。

ドイツもこの平成と呼ばれる約30年間でいろいろなことがあったと思います。

日本とドイツを生きる者として、意識していかなくちゃいけないことはたくさんありそうです。


いずれにしてもボクのドイツでの平成はフォルトゥナ と共にありました。

3部リーグから1部リーグまで、そして2部リーグへ戻り、3部リーグ降格の危機から再び1部リーグへ。

そして1部リーグに残留するという今を迎えています。

ボクのドイツでの令和がどうなっていくかはまだわかりませんが、これまでの経験がすべての糧になっていくことは間違いありません。

こういうことを振り返る機会を大事にするボクにとって、この時代(元号)の変化はまた、意識を強める機会になりそうです。


ちなみに日本はGWですね。

ドイツにはそれはありませんが(苦笑)

皆さん良い春の休日をお過ごしください。

それでは。

「頑張るときはいつも今」

04/08/2019

2019年・ルーヴェン高崎U15ドイツオランダ遠征

今年で3回目となるルーヴェン高崎U15のドイツ遠征が無事に終了しました。

今回は5泊6日という少々短い遠征でしたが、その中でドイツとオランダの街クラブと試合をしただけでなく、ブンデスリーガ2試合を観戦するなど、ギュッと内容の詰まったものとなりました。

チームを引率するのは服部浩紀さん、ボクの大学の大先輩に当たる方で、何かとお世話になっている方でもあります。

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今回はまずはドイツの街クラブ、1.FCクレーヴェと対戦しました。

トップチームはドイツの4部、5部を行き来するクラブですが、それでもしっかりと地域に根付いたいいクラブです。

試合は拮抗する展開も、時差ボケをもろともせず、ルーヴェンが4-2で勝利しました。

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翌日には国境を越え、オランダの街クラブとの対戦。

クイック・ナイメーヘンというクラブでしたが、街クラブとは思えないくらいの施設で。

メインスタンド側には立派なスタンドがあり、クラブハウスも充実。

日本ではなかなかこんな環境でプレーすることはありませんが、この試合でも4-0で勝利を収めました。

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この試合の際にはたまたま来ていたテレビクルーからの取材を受け、なんと予期せぬメディアデビューも。

これも選手たちにとっては貴重な経験になったはずです。

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本人たちの国際マッチ経験の後は、世界のトップレベルのサッカーを堪能するために、ブンデスリーガ観戦へ。

まずはフォルトゥナ・デュッセルドルフvs.ボルシア・メンヒェングラートバッハ。

宇佐美選手は残念ながら出場しませんでしたが、52500人超満員の試合で3-1でフォルトゥナが勝利し、最高の雰囲気を堪能しました。

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そして続いてはフランクフルトvs.シュツットガルトの試合へ。

こちらは長谷部選手がフル出場し、試合も3-0で勝利。

この試合も超満員になっただけでなく、フランクフルトはいよいよCL出場ができる4位へランクインするなど、ドイツのトップクラブの試合を見ることができました。

その中で活躍する長谷部選手には、きっと少なからず刺激を受けたのではないでしょうか。

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自分たちでプレーを経験し、そして世界トップレベルのサッカーも見て。

あとは観光をして帰国するだけですが。

その前に、ボクの職場でもあり、試合観戦にも来たフォルトゥナのスタジアムの見学に。

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満員のスタジアムのスタンドから観戦した場所なだけに、実際に下に降りてみて、ロッカールームなどを見てみると、やはり想像は膨らむものですよね。

ここでプレーしたいと思った子も1人や2人ではなかったはずです。

そして最後は歴史的建造物を見ておかないとですからね。

お決まりではありますが、ケルン大聖堂を見にケルンへ行き、お土産も忘れずに購入。

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駆け足のように過ぎ去っていった日々ではありましたが、こうしてすべて無事に行程が終了し、日本への帰国の途に就きました。


最後に総括として。

最近の子たちはどうしてもWIFIを探してしまう傾向にあることは少し残念ではあります。

これはどのチーム、どんな年代でもそんなに大差はなく、逆に言うとフォルトゥナのユースチームを日本に連れて行ったときも同様の現象が起きていました。

ただ、決して安くないお金を払ってきている遠征ですし、手を広げれば、自分の意識を少し変えれば、そこは日常とは全く違う世界が広がっているわけですから。

外国で経験する1週間は、やはり自国で過ごす1週間とは大きく違うものなのです。

その辺はもっと意識してほしいなと思いますし、オーガナイズする際にも意識してあげなくちゃとは思います。


でも事実として外国に来て経験したことは彼らの人生の一部になりますし、きっとそれはいつか振り返ったときに思い出してくれるものなはずです。

いずれにしても、今年も大きな問題もなくすべてが終わってよかったです。

またいつか彼らと再会し、この時間を振り返すことができれば幸せです。

最後にこれらの遠征に関わり、サポートいただいた皆様に、この場を借りて御礼申し上げます。


人生一度きり、経験に勝る人生はない、それを忘れずにいきたいと思います。

「頑張るときはいつも今」