幸せを噛み締めること
桃栗三年、柿八年。
石の上にも三年。
こういった昔の言葉って、言い得て妙というか、実際生きてきて本当に納得することが多いです。
何事も3年は最低やらないと、一人前に語ることはできないし、結果を求めることもできないって思うんです。
ボクはこういった格言に加えて、
海外で外国人として結果を出すには人の3倍やってようやく一人前
と肝に命じてやってきました。
だから日頃から120%、150%、200%、できれば300%の力を出せるように心掛けています。
そうしてフォルトゥナで12年目のシーズンを迎えている今、思うことがたくさんあります。
もう12年もいれば、なあなあになるのが普通ですが、毎年毎年、クラブの変化や成長を感じますし、今もなお、新しい情報がバンバン入ってきます。
取り逃がさないよう、聞き逃さないよう、見逃さないよう、常にアンテナをビンビン張って生きてるってのが正直なところです。
そう考えると、ほんと幸せなことですよね。
同じ国で同じ街で、同じクラブで12シーズンも過ごしていて、まだフレッシュに成長できるんですから。
38歳という年齢でまだまだ学ぶ側かよ、と。
でもボクは2回目のハタチ、40歳という年齢をターニングポイントと意識しています。
これはずっと前から。
だからいろんなことを逆算して考えて行動できるのですが。
38歳もあと2ヶ月を切り、いよいよ40歳までのカウントダウンがもうすぐ始まるのです。
でも、今もなおガンガン新しいことをインプットする作業をしてるわけで。
こりゃいかん、もっとギアを上げなくちゃいけないってことですよね。
人の3倍じゃ間に合わないかもしれないので、もっともっと欲張ってですね。
でも本音は、今もなお、成長できる環境にいれることを嬉しく思ったりもしているんですけどね。
週末はバイエルンミュンヘン戦。
こんなクラブと当たり前のように対戦するクラブで仕事できてるんですもん。
そりゃ幸せで当然だわ。
日頃から意識してその幸せを噛みしめることもまた、大事なことなのです。
今週末は全身で色々なことを感じながら、また経験を増やしたいと思います。
それでは。
「頑張るときはいつも今」