2年目の難しさ
フォルトゥナがブンデスリーガ2シーズン目で苦しんでいます。
16試合終わった時点で自動降格圏内である17位(18チーム中)に落ちてしまいました。
ここ最近は、チャンピオンズリーグでベスト16進出を決めたクラブら(バイエルン、ドルトムント、ライプチヒ)との対戦が続いていたのですが、そのどの試合も大敗となってしまって。
それ以前までは調子を上げていただけでに、タイミング悪くチームの自信を奪われてしまったという感じですが。
サッカーチームのコンディションというものは、本当に繊細なものです。
ボクも長くこの業界に携わってきているので、その辺は本当に痛感しています。
去年のフォルトゥナは降格候補ナンバーワンと言われ、前評判通り勝てない時期が続きましたが、途中できっかけを掴み、そこからは右肩上がりで最後は10位でフィニッシュとなりましたが、それがまさにいい例です。
ほかの1部クラブに比べれば、圧倒的に小さなバジェットで挑んだわけで、そのフォルトゥナがたくさんの下克上を果たせたのは、やはりチームとしての一体感を掴んだからだったと思います。
今シーズンのチームも、決して悪いとは思いません。
昨シーズンの選手が多く残っていますし、監督スタッフ陣も一緒です。
でも主力数人が抜けたところに入ってきた選手の多くが外国人(ガーナ人、ポーランド人、アメリカ人、イングランド人など)で、彼らがドイツ語を理解できないという小さな問題点が、大きなほころびに繋がりつつあります。
とはいえ、上手くいっているときは問題視されないことであり、強豪クラブはそれでも結果を出していくわけで、フォルトゥナもその中で戦っていかなくてはならないのですが。
とにかく年内あと1試合。
苦しい状況ですが、勝って終わりたいところ。
相手は昇格1年目のクラブながら、好調を維持しており、現在中位に位置しているウニオン・ベルリン。
昇格クラブと侮る気持ちは毛頭ありません。
好調クラブをホームに迎え撃つんだ、というチャレンジャースピリッツで行くしかありません。
良いウィンターブレイクを過ごすためにも、ここが踏ん張りどころです。
心の中でメラメラと燃えつつ、でも冷静に。
良い報告ができますように。
あ、メリークリスマス。
「頑張るときはいつも今」