亀は兎に勝つ。
昨日、一昨日と、ヨーロッパではチャンピオンズリーグの試合が行われました。
チャンピオンズリーグとは、簡単に言うとヨーロッパのそれぞれの国のリーグのトップクラブが集まって、ヨーロッパトップを決める大会。
リーグによって強弱があるので、ランキング化して、出場クラブ数なんかを調整しているのですが。
今年のドイツからは、4クラブが出場。
昨季のチャンピオンズリーグ優勝と準優勝だったバイエルンとドルトムント。
そしてレバークーゼンと内田選手所属のシャルケの4つ。
そのそれぞれのクラブが試合をしましたが、全クラブが勝利を収めました。
これって数年前では考えられないことです。
本当に、バイエルン以外はそんなに期待して見ることなんて出来なかったのに。
それが今では、当たり前のように全クラブが結果を出しています。
じゃあなんで?ってなりますよね。
それは皮肉ではありますが、きっかけは近年の経済危機。
経済力にものを言わせてクラブが苦しくなり、身売りしたり、投資家に頼ったりするしかない綱渡り経営を強いられていった他国のクラブに比べて、厳しいライセンス制度を作り、健全経営を進めてきたブンデスリーガのおかげで、ドイツクラブが元気になっているんですね。
去年のドルトムントのヨーロッパレベルでの準優勝は、サプライズのように思われました部分もありましたが、それも2年目になれば、違います。
注目度も高いし、それに見合うサッカーを見せていますからね。
ここ15-20年を振り返ると、ブンデスリーガは亀のような歩みだったと思います。
一時期は圧倒的な遅れをとってしまっていましたが、今では周りのリーグに追い付き、追い越して行く勢いです。
兎と亀ではないですが、ドイツの、ブンデスリーガの歩みを見ていると、とにかくコツコツやることの大切さを感じますね。
そしてそのやり方は非常にオレには合っています。
正しい国に修行に来たなと、もうすぐ9年が経つ今、改めて感じています。
「頑張るときはいつも今」
GENGO