集大成の年。
静かーな週末です。
でも夜はW杯の熱戦があったのでモーマンタイ。
ドイツ、ブラジルに続いてベスト4に進出したのは、アルゼンチンとオランダでしたね。
しかしここまで来ると、選手たちも満身創痍。
ブラジルはエースのネイマール離脱、アルゼンチンもディマリアがアウト。
ドイツもオランダも激戦続きで、選手たちの疲労はピークでしょう。
それでもどのチームもあと2試合です。
2勝か、1勝1敗か、2敗か。
泣いても笑っても4年間の集大成の2試合です。
今大会を見ていて改めて思いますが、W杯というものは総力戦なんだなと。
11人が良いメンバーでは勝てないんです。
交代で出て来る選手が、スタメン同等、またはアクセントという意味では武器があったりする必要があるんだなと。
チームとして誰かに依存したチーム作りは諸刃の剣だということも感じました。
ブラジルはネイマールを、アルゼンチンはディマリアを欠いての2試合になります。
果たしてこの2チームは、それら中心選手がいない場合の想定をしたチームも用意してこの4年間で試してきているのか。
例えばドイツは、正直なところ誰が抜けても、穴埋めをしてある程度のチームを構成することが出来る。
もちろん中心選手はいます。
ミュラーが抜ければ前線はきつい。
シュバインシュタイガーやケディラがいないと中盤きつい。
エジルやクロースがいないと攻撃が単調になる。
ラームやフンメルスが抜ければディフェンス面が心配。
でもそれでも十分補うサブ選手たちがいて、そのバージョンもしっかりこの4年間でトライしてきてるんです。
ドイツは1人2人の離脱には対応出来るチームを作ってきていると思います。
結果論かもしれませんが、それもひょっとしたらレーブ監督は想定してたんじゃないかな。
なんせ、2006年、2010年をドイツ代表コーチ/監督として経験してきてるんですから。
そしてこれをラーム、シュバインシュタイガー、ポドルスキーらと共闘してきているというのも強みです。
2002年2位、2006年3位、2010年3位。
過去3大会すべて、ベスト4で1勝1敗。
そして史上初の4大会連続ベスト4進出の今回。
もはや2勝しかないでしょう。
総力戦でもぎ取ると信じています。
2001年からドイツサッカー界が改革に着手し、今回がその成果の集大成の年。
その象徴的な存在であるレーブ監督のサッカーの集大成でもあります。
ドイツが強豪国の中で、どこよりも早く苦渋を舐め、苦しんできた分、そのすべてを乗り越え、その苦労が評価される時が来たんです。
過酷なスケジュールと条件下の中で、ベスト4進出ですから、もはやどの国もリスペクト。
そして誰もが優勝したいからこそ、ここからの2つ、ドイツを全力で応援します。
そして証明して欲しい。
努力は報われるんだということを。
そんなことを思いながら、ライン川沿いでカフェ。
「頑張るときはいつも今」
GENGO