日本代表に思ふ。
アギーレ新監督のもと、新たな日本代表が発表になりました。
驚きの選出も、がっかりな選外もありましたが、こればっかりは指揮官の好みですから。
本当に代わりのいない良い選手は、基本的には必ず呼ばれるもの。
もちろん年齢とかを考慮したときの世代交代は否めないですが。
でもそれ以外はたった一人の監督の好みによって決まっていきます。
もちろんたくさんのスタッフが関わっているとは思うけど、決定権があるから監督なわけで。
オレも日本人として、日本代表に期待しないわけにはいきません。
だからこそ注目はするし、おかしいと思うことは批判もしていきたいです。
でもその前に。
今回のW杯の結果や新監督選出に関しては、たくさんのメディアの記述を読みました。
コンディション調整の失敗、選手選考の怪、大会中の監督の采配、そして敗退後の一部選手の行動、新監督の選出...
個人的に思うことは凄くたくさんあります。
でも自分の立場も含め、メディアの書くことだけを信じて発言は出来ないというところもあり。
親しい選手らから様子を少し聞くこともありますが、別にそれを聞いてどうこう発言することが自分の役目だとも思いません。
ただ、
今回のW杯に関して特に思うことは、選手らが高い目標を掲げるのは当たり前のことなので、それを終わって批判するのはやめましょうよ。
特に海外で戦ってる選手たちは、世界トップクラスの選手たちと共に戦い、対戦して肌で感じながら過ごしてるのですから。
日本に足りないことは、選手それぞれが感じていて、その上で届くか分からない目標を設定して頑張っていたのですから。
日本サッカー協会への批判もあると思います。
結果が出なかったときは責任を問われるものですから。
だから誠意ある対応をとは思いますが、彼らこそ20-30年ずーっと日本サッカーを引っ張ってきた存在なのです。
日本サッカー協会なしで、いまの日本サッカーはないのですから。
ここで思うことはひとつ、メディアの在り方です。
とにかくメディアに望むことは「フェア」さ。
何かに注目することはいいと思います。
日本人だもん、やっぱ日本人贔屓にはなりますよ。
でも、ちゃんと客観的な評価をし、それを一般大衆に伝えることも、彼らの役目ではないかと。
大会前に散々選手の発言を取り上げ、「W杯優勝」を掲げ、惨敗してからは犯人探し。
それはフェアではないですよね。
それからコラムとニュースは違います。
最近この辺の混同をしてしまっている記事も良く見ますが、ニュースは事実を発信して欲しいです。
記者さんの主観が入った“記事”ではもう、“ニュース”ではないわけですから。
とはいえ、そういう状況は変わらないとも思っています。
それが日本人であり、それが我々の長所と短所なのですから。
まあそれでも、変わることを願っていますが。
これらをふまえて、オレに出来ることは?
それは少なくとも、ドイツからは客観的な情報を配信していくとこと。
だって、日本にいる日本サッカー関係者の誰よりも、ドイツで生の声を聞きながら生活しているのですから。
この情報には自信があるし、だからこそ耳を傾けてくれる人がいるし、そういう意味でもフェアな現地の声や評価を届けていかないとって思います。
まずは9月最初の2試合、そしてその後、また選手選考があり、入れ替えもあるでしょう。
そういう部分はいち日本人として見ていきます。
そして、自分の立場で発信すべきことは続けていかなくちゃ。
話が少し飛んだりしましたが、新生アギーレジャパンがどうなるか、楽しみです。
「我、日本代表を思ふ。ゆえに日本人なり」
GENGO