意思をつなぐ。
ちょうど1年前、“日本サッカーの父”と言われるディトマール・クラマーさんの通訳をさせていただきく機会がありました。
学生時代より、恩師から行く聞かされていた「クラマー」さんにお会いし、生でいろいろなお話を伺うことができた事は、ボクの人生にとっても非常に貴重な経験でした。
そして昨日はそれに続く、またとても大切で貴重な方とお食事に行く機会を持ちました。
それは成田十次郎さん(82歳)。
成田さんは、クラマーさんをドイツから日本に招聘した方なのです。
戦後の日本サッカー復興は、この2人の存在なくして語ることはできません。
1950年代にドイツに渡り、ボクも一時期在籍したことのあるケルン体育大学で勉強された、正真正銘第一号の日本人でもあります。
インターネットも携帯もない時代に、異国ドイツでご奮闘されたお話には圧倒されました。
また、いろいろと共感させていただくことや、創造とは全く違う当時の様子を伺うことが出来て、とても楽しいひとときでした。
成田さんはご自分を、ドイツと日本の関係において、戦後の国際人としての「第一の世代」とおっしゃっていました。
そして時代の移り変わり、ボクのことは「第四の世代」であるともおっしゃいました。
新しい世代が、新しい架け橋となっていっていることを喜んでくださっていました。
刻一刻と移り変わるサッカー界の中で、ドイツが進めることや情報は非常に興味のあることであり、今後もまたいろいろ話しましょうとも。
本当にとても光栄なことです。
成田さんについての記述は、探せばインターネット上にもたくさんあるはず。
でも、立場は違えど、日本とドイツを繋ぐ言う意味では、ボクたちにしかない視点や感覚というものが必ずあります。
昨日の食事の中でも、そういったものをたくさん感じることができましたし、全く想像できない話もありました。
こういった話は、是非とも改めて発信していきたいことでもあります。
なので可能性を模索しなければいけませんね。
いずれにしても1年前のクラマーさんとの出会い、そして今年の成田さんとの出会い。
たった10年ですが、また1つ貴重なピースを見つけることが出来た気がします。
常に謙虚に、常に野心を持って、そして常に周りの方への感謝を忘れず、継続していきます。
それがまた、新しいピースへと、ボクをいざなってくれることでしょう。
これからがまた、楽しみです。
目白にて、成田さん、鈴木勇作先生(高校恩師)、ボク。
また気合いが入りました。
今年もいきましょう!
「頑張るときはいつも今!」