巻誠一郎。
熊本や大分の地震がなかなか収まらないのがすごく心配です。
そんな熊本で獅子奮迅の働きを見せている仲間がいます。
巻誠一郎、元日本代表で、現在ロアッソ熊本所属のサッカー選手。
同じ釜の飯を食った仲ではありませんが、同じ年で同じ時代を生きてきたサッカーファミリーの1人です。
ボクは筑波で試合に出れない選手、巻は駒沢のエースで、大学界のスターでしたが、ひょんなとこから繋がって。
ボクが群馬でプレーしていたころ、巻はジェフ市原の選手でした。
ありがたいことによく練習試合をしていたので、そんなところから会話するようになり、そして今でも時々連絡を取り合う仲でして。
そんな巻と、4月の初めにメールのやり取りをしてたんです。
そして、是非熊本にもサッカースクールしに来てくれって話になって。
じゃあ6月に向けてちょっと考えていこうって相談してたとこだったんです。
同じ年の仲間と、サッカーを通じて仕事が一緒にできたら嬉しいねって。
是非、ゆくゆくは熊本とドイツを繋げれたらいいねって話してた、そんな矢先の地震でした。
そっからの巻の行動力は本当に凄いです。
その獅子奮迅の働きは、新聞にも取り上げられてます。
もちろん偽善で行動してるわけじゃないです。
故郷のために、自分が出来ることを精一杯やってる、それだけです。
がむしゃらに走り、W杯の舞台にも立った、あの巻誠一郎そのものです。
ドイツにいるボクには、現地に駆けつけることも出来ないし、ネットニュースしか読めないので、正しい情報を得てるかすら分からない状態。
母国が大変なときに、何も出来ない。
それって本当すごく悔しいしもどかしいですが、だからこそ、信じれる仲間の頑張りに、少しでも協力してあげたいな、と。
巻は、素晴らしい行動力で、支援物資を福岡経由で被災地に届ける手配をしたとのこと。
↓こちらが本人からのコメントです。
ボクもこうやって、自分のSNSを使って、少しでも多くの方に発信できたらいいなと思います。
こういうときこそ、ちょっとずつ元気を分け合えるってことが大事だと思いますので、是非皆さんも協力してあげてください。
2011年の震災のあと、本当に多くの人たちに、日本人の振る舞いに敬意を評されました。
残念ながら犯罪がなかったわけではないと思います。
それでも被災した方々が助け合う姿や、困っている人たちのところへボランティアで行動する人たちが後をたたなかったというニュースは、世界に日本人の倫理観を示す機会となりました。
海外に出て改めて知れた、日本人の道徳心。
それは我々が誇れる大切なものでした。
残念ながら、誰も被災者を代わってあげることは出来ません。
でも手を差し伸べ、肩を貸し、何かを分け合うことは出来るはずです。
誰もが少しずつ行動することで、色々なことが補われるはずですから。
何でもいいと思います。
とにかく行動しましょう。
皆さま、よろしくお願い致します。
巻、
現地に駆けつけて手伝ってあげれなくてすまん。
でもドイツから、毎日気にしてるからな。
熊本が落ち着いたら、必ずサッカースクールやりに行くからな。
お前はこのブログは見る余裕もないかもしれないが、俺はここにしっかり記しておくからな。
「頑張るときはいつもいつもいつも今」