毎年恒例のアリーナ見学会。
2008年に始めた、デュッセルドルフ日本人学校の小学2年生を対象としたアリーナ見学会。
今年で10回目を数えましたが、今年も大成功のイベントとなりました。
事前に「フォルトゥナ授業」と題して、事前授業をさせてもらってから行っているので、子供たちも知識を少し持ってくれていて、そしてワクワクをいっぱい持ってきてくれるんです。
今年は天気にも恵まれ、練習前の選手たちと触れ合うことができるなど、とても喜んでもらえました。
もちろん本物の宇佐美選手にも会えて、大興奮してくれてました。
ちなみに年々子供達の着てくれているフォルトゥナのユニフォームの量が増えているのですが、今年は宇佐美選手の加入もあり、一段と増えた印象。
集合写真を撮った時にはほとんど全員がフォルトゥナのユニフォームを着てくれていて、一緒に担当していたドイツ人スタッフが、
「え、この子たちにユニフォーム配ったのか??」
と勘違いするほど。
これを見れば納得ですよね。
サッカースタジアムの見学会は、いろいろなところでやっていると思いますが、大事なことは事前学習、そして特別な経験、だとボクは思っています。
選手たちに会えた経験はもちろんですが、試合の時はお金を払っても入れないんだっていうエリアに入る特別感をしっかり子供たちに感じてもらって。
そして最後は選手たちが使うロッカールームでピクニックですからね。
中にはお母さん渾身の作品も。
こんなの見たら、めっちゃくちゃ嬉しくなっちゃいますよね。
本人もみんなにすごーい!と褒められて、とても嬉しそうでした。
詳しくはフォルトゥナ日本語HPを見てください。
ボクはこのイベントをやっている中で、一番気をつけていること、それはもともとサッカーに興味なんてなかったような子たちを虜にすること、なんです。
サッカーが好きな子たちは、楽しんでくれて当たり前なんです、だって大好きなサッカーのスタジアムですから。
でもね、事前授業でいろいろな子たちと話をしていて気づいたのですが、ドルトムントもバイエルンも知らない女の子が結構いるんです。
日本代表の選手も知らなかったりするのも、結構あることなんです。
だからこそ、そういう子たちをいかにフォルトゥナのファンにできるか、そこが重要なんだと思っているんです。
なんでフォルトゥナを応援するか、なぜなら自分がデュッセルドルフに住んでいるから、というこんな簡単な理由を、みんな以外と素直に納得してくれるんです。
そして実際に選手に触れ合い、スタジアムを見学し、ロッカールームでピクニックをして。
なんだかあっという間に忘れられない楽しい思い出になっていくんですよね。
嬉しいことに、そういう子たちは見学会の終わりに、
「瀬田さんもこのまま一緒に学校に来てくれればいいのに」
って言ってくれたりして。中には、
「瀬田さんのサインが欲しい!」
って言ってくれる子も一人や二人ではなくて。
紙切れになら喜んでしてあげるんですが、ユニフォームにしてって子も結構いて。
それは選手たちがサインするものだから、って説明しても、
「私は瀬田さんのサインが欲しいの!」
って。
瀬田さんね、もう涙出そうになりますよ。
ユニフォームを買ってくれたお父さんお母さんにごめんなさいって思いながら、子供たちが喜んでくれるならと、サインさせていただきました...涙
ボクはこういう触れ合いが本当にいつも楽しいですし、フォルトゥナを応援してくれる人が増えていくことを感じられる気がして、このイベントは特にとても好きなんです。
彼らとフォルトゥナの試合会場で会うことができたら、これまためっちゃ嬉しいんで。
そんな光景がもっともっと増えていくよう、しっかり続けていかなくちゃですね。
ということで、フォルトゥナは日曜日にアウェーでインゴルシュタットと対戦です。
皆さま、応援よろしくお願いします!
「頑張るときはいつも今」