ニクの日に思ふ。
今日でドイツに来て13年と6ヶ月。
普通に考えたら中学2年生も半分過ぎたところですね。
いやー、長い月日が経ってるなと思いますが。
そんな長い年月、このドイツのデュッセルドルフにいるのに、行こうと思っていて行っていたなかった場所がありまして。
今週末は思い切ってそこに行って来ました。
どこかというと、「ネアンデルタール博物館」です。
ボクは実はNHKスペシャルという番組が好きで、いろんな深掘りされた話をよく見てるのですが。
中でも地球の歴史や人類の進化はすごく興味があって。
グレートジャーニーと言われる人間の広がりも、果たしてどうやってなされていったのだろうなんて考えたら、知りたいことだらけになちゃうんですけどね。
人間の祖先がアウストラロピテクスからホモ・サピエンスへと進化、枝分かれしていく話も見たばかりですが。
その過程のホモ・サピエンスとネアンデルタール人の関係性の最近の研究結果は、本当に興味深かかったですね。
まあ細かい話は割愛ですが、デュッセルドルフからすぐのところに、そんなネアンデルタール人の骨が見つかった場所があるんです。
正確には、そこがネアンデルタールという場所だからその名前が付いたのですが。
ネアンデルの谷(タール)だからネアンデルタール、なんです。
行けばわかりますが、小さな小川が流れる谷間にあるマニアックな場所。
こんな場所の名前が、世界的に知れ渡っているネアンデルタールなのかと思うと、なんだかすごく不思議な気分になりましたが。
博物館にはいろんな当時の暮らしを想像させるものがあり、とても面白い場所でした。
そのあとはすぐ脇を流れる小川の横を歩いたりもしてみて、数万年前にはここを、絶滅してしまったと言われているネアンデルタール人が歩いていたんだろうな、なんて想像してみました。
生い茂る木々は当時とは違うでしょうが、山の形や川の流れはそんなに違いないはずです。
もちろん、その上に見える太陽も、数万年前と今は全く一緒なわけですし。
そう考えると、なんだかゾクゾクワクワクしてしまいましたね。
かつてヨーロッパに暮らしていたというネアンデルタール人。
このドイツのデュッセルドルフにいるからこそ、そんな不思議な空間に行くことができました。
感じ方は人それぞれだと思いますが、歴史的な場所を見て回るのが好きなのは、歴史家の親父さんの影響だろうなと思っています。
親父の専門は日本史ですが、是非また機会があったら話をしてみたいですね。
ということで今日はそんな、タイムスリップな話題でした。
それでは、13年半と1日目が、スタート。
「頑張るときはいつも今」