ドイツ・スポーツフリーランサー GENGO SETA OFFICIAL BLOG 頑張るときはいつも今

GENGO SETA [SPORTS FREELANCER in Germany]

Fortuna Düsseldorf
Birthday : 1981/1/1
Hometown : Tokyo, Japan

07/30/2018

ニクの日に思ふ。

今日でドイツに来て13年と6ヶ月。

普通に考えたら中学2年生も半分過ぎたところですね。

いやー、長い月日が経ってるなと思いますが。


そんな長い年月、このドイツのデュッセルドルフにいるのに、行こうと思っていて行っていたなかった場所がありまして。

今週末は思い切ってそこに行って来ました。


どこかというと、「ネアンデルタール博物館」です。

ボクは実はNHKスペシャルという番組が好きで、いろんな深掘りされた話をよく見てるのですが。

中でも地球の歴史や人類の進化はすごく興味があって。

グレートジャーニーと言われる人間の広がりも、果たしてどうやってなされていったのだろうなんて考えたら、知りたいことだらけになちゃうんですけどね。

人間の祖先がアウストラロピテクスからホモ・サピエンスへと進化、枝分かれしていく話も見たばかりですが。

その過程のホモ・サピエンスとネアンデルタール人の関係性の最近の研究結果は、本当に興味深かかったですね。

まあ細かい話は割愛ですが、デュッセルドルフからすぐのところに、そんなネアンデルタール人の骨が見つかった場所があるんです。

正確には、そこがネアンデルタールという場所だからその名前が付いたのですが。

ネアンデルの谷(タール)だからネアンデルタール、なんです。


行けばわかりますが、小さな小川が流れる谷間にあるマニアックな場所。

こんな場所の名前が、世界的に知れ渡っているネアンデルタールなのかと思うと、なんだかすごく不思議な気分になりましたが。

博物館にはいろんな当時の暮らしを想像させるものがあり、とても面白い場所でした。

そのあとはすぐ脇を流れる小川の横を歩いたりもしてみて、数万年前にはここを、絶滅してしまったと言われているネアンデルタール人が歩いていたんだろうな、なんて想像してみました。


生い茂る木々は当時とは違うでしょうが、山の形や川の流れはそんなに違いないはずです。

もちろん、その上に見える太陽も、数万年前と今は全く一緒なわけですし。

そう考えると、なんだかゾクゾクワクワクしてしまいましたね。


かつてヨーロッパに暮らしていたというネアンデルタール人。

このドイツのデュッセルドルフにいるからこそ、そんな不思議な空間に行くことができました。

感じ方は人それぞれだと思いますが、歴史的な場所を見て回るのが好きなのは、歴史家の親父さんの影響だろうなと思っています。

親父の専門は日本史ですが、是非また機会があったら話をしてみたいですね。

ということで今日はそんな、タイムスリップな話題でした。

それでは、13年半と1日目が、スタート。

「頑張るときはいつも今」